劇場公開日 2004年2月21日

「なんかいい」グッバイ、レーニン! gunsさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5なんかいい

2015年11月13日
iPhoneアプリから投稿

共産圏の崩壊、貧困、親の死、一つの時代の終焉など、マイナスで暗い要素がたくさんあるはずなのにそれを感じさせない設定だった。すべてのキャラクターがどこか憎めなくて、それぞれがいい味を出していた。親を思って一見馬鹿らしいことを必死に続けながらも、嘘をつき続けることで疲弊していくところもあって、揺れ動きながらも最後まで母親への愛を貫き通したところに胸が熱くなった。当時まだ生まれてなかったけども、激動の時代の一部を観て本当に現実離れしたとんでもないことが起こっていたんだなと感じた。

guns