劇場公開日 2003年12月6日

「サムライ魂というよりも商人魂」ラスト サムライ あんゆ~るさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5サムライ魂というよりも商人魂

2008年9月19日

寝られる

周囲がしきりにこの映画で泣いたと行っていたのでDVDで鑑賞。
昔から、どこか嘘くささを感じていたトム・クルーズ主演のサムライスピリットを描いた作品で、今では海外でカルト的映画扱いされてきているように思う。

さて、まずは本作の評価ですが、悪いけど、小雪や渡辺謙が英語ぺらぺらという不自然な展開を見させられて、サムライ魂なんてどうでもよくなりました。映画がつまらないとなると、どうしてハリウッドで日本を描いた作品をわざわざ撮ったのかという疑問が、映画が終わるまでの唯一の関心。

トム・クルーズの日本人気にあやかってつくったマーケティング的要素の強い作品だと思います。というか、この人の俳優としてたどってきた路線には、どこかビジネス戦略のしたたかさを感じる。そしてそれが狡猾であればあるほど、嘘くささがまとわりつくのだと思いました。

あんゆ~る