劇場公開日 2005年11月12日

親切なクムジャさんのレビュー・感想・評価

全35件中、1~20件目を表示

3.5高校生ぶりに視聴

2025年2月22日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

単純

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タヌキ

4.0伝道師の吉幾三はどうなったんだ?!そして、ビー玉もいいけど、ガッちゃんは?!

2025年2月9日
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鑑賞方法:映画館

 13年もの間、無実の罪で服役したイ・クムジャ。刑務所内では顔が光っていたり、北の囚人に優しくしたり、魔女に復讐したり、腎臓移植したり・・・これはもう「親切」という言葉で表現できるものではない!わけがわからないほどの慈愛の精神に満ちた聖女のような女性だ。ということで、囚人仲間たちからも尊敬され、出所後に復讐しやすくなったクムジャさん。仲間は泊めてくれたり、拳銃を作ってくれたり、皆彼女を応援してくれる。

 パク・チャヌク監督の復讐三部作最終章であるこの作品。イ・ヨンエが可憐で内に秘めた復讐心を静かに燃えさせる女性を演じるために、『復讐者に憐れみを』『オールドボーイ』とはかなり印象が違っていました。特に刑務所内の落ちつきのある色彩と、出所後泊まることになる部屋の赤と黒の不安定な色彩の対比。そして、女性らしくケーキ屋で働くという明るさと復讐シーンの暗さの対比が面白いのです。それでも、主人公の痛いエピソード、痛い映像によって重い空気が漂ってきました。さすがパク・チャヌク。その辺りは三部作として一貫性を保ってます。

 最も凄いのは終盤の復讐シーン。こんなパターンは見たことがない。全く想像できませんでしたよ。あのシチュエーションで人間の心理がどう動くものか、殺したって死んだ人間が戻ってくるわけではないといった葛藤もあり、とんでもないことに巻きこまれた人間でも特殊な状況に置かれると・・・しかし、ちょっと笑えるところで救われる。

 イ・ヨンエの衣装の変化、特にラストの黒レザーで顔を半分隠す彼女は魅力爆発。チェ・ミンシクは脇ながらも怪演。ソン・ガンホやシン・ハギュンの友情出演もある(見逃してる)。今後人気が出そうなキム・シフや、ちょっと可哀想なイ・スンシン。最強の怪演だったのは魔女役のコ・スヒだ!(と、これだけカタカナで書くとわけわかりませんね)

【2005年11月映画館にて】

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kossy

3.0復讐の果てに得たものは?

2025年1月21日
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める

4.0天使

2025年1月19日
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なつ

3.0やっと観ました。

2025年1月13日
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題名からして、こんな話とは?
刑務所のシーンが印象的だな。
復讐が、クムジャさんのモチベーションなんだ。
皆んなを集めて
そうなりますね。
爽快感はありません。

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大阪ぶたまん

4.5真っ赤なアイシャドウとシスターフッド

2024年12月19日
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悲しい

怖い

興奮

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ミカ

1.5復讐を果たした先に…

2024年12月10日
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寝られる

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KEI

3.0面白くなるまでに時間がかかるスロースタートな映画

2024年10月4日
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鑑賞方法:VOD

怖い

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かちかち映画速報

2.0「親切」の衣を着せた強(したた)かさ。

2024年8月10日
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鑑賞方法:DVD/BD

服役中も、他人(他の服役囚)に親切にできるほどの余裕を持つことができたということは、それだけ、クムジャが心の奥底に秘めた英会話講師・ペクへの復讐の念が固かったからということなのでしょう。
出所後の他の服役囚たちの協力が得られるようにとの計算も、彼女にはあったのかも知れませんけれども。

それでも、彼女の親切が、結果として他の服役囚たちの協力を呼び起こしていったと見るのが妥当なように思われます。
評論子としては。

結果として、被害児童の親たちにも、復讐のチャンスを作ってあげるほどの、彼女の「親切」も、その決意の固さの成せる業(わざ)とでもいうべきでしょう。

彼女の「決心の硬さ」から来る彼女の所為の「恐ろしさ」のほか、少しく「捻(ひね)りの利いたサスペンス」としては、そこそこの良作の範囲には置くことのできた一本だったと思いました。
評論子は。

(追記)
服役中から復讐の決意を固めてきたクムジャでしたけれども。
しかし、復讐からは本当の心の(魂の?)救済は得られなかったというのは、彼女にしてみれば割り切れない矛盾だったことだとは思いますけれども。

復讐からは何も生まれないという監督からのメッセージが、そこに含意されていたとみるのは、評論子の穿(うが)ち過ぎというものでしょうか。

(追記)
韓国では、子供の行方不明(誘拐)少なくないらしいですけれども。
「かつて」か「現在でも」かは、決して韓国の国内事情に明るくはない評論子には分かりかねますけれども。

しかし、身代金目的にしろ、労働力としてにしろ、そのことをテーマとした作品は、数多く製作されて公開されているとは承知しています。

評論子がいま住んでいる街でも女子高校生の行方不明事件が発生しており、事件の発生は2001年なのですけれど、彼女が最後に目撃された大型ショッピングセンター近くのバス停には、彼女の(当時の)写真入りで、情報提供を呼びかける立て看板が設置されていたりもしています。

それでも、比較的には治安のよい国に生まれ育って、いまも生活していられることの僥倖を、評論子は思わずにはいられません。

(追記)
極限状態にある人たちの精神状態を活写することに長けている監督さんなのでしょうか。
本作のパク・チャヌク監督は。

そういう中でも、ある種のユーモアを交えながら。
そんな作風の監督さんとお見受けしました。
評論子には。

本作は、評論子が観てきた作品でいえば『別れる決心』『JSA』などを手懸けた同監督の手になる、『復讐者に憐れみを』『オールド・ボーイ』と並ぶ、いわゆる「復讐三部作」の一本となる作品だそうです。

そういう雰囲気を感じさせないタイトルとは裏腹に、本当に怖い、怖い一本でした。
これからご覧になる方は、タイトルのニュアンスには騙されることなく、相応の覚悟を決めて鑑賞することを、いちおうお勧めしておきます。

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talkie

4.0後半のあのシーンをあえて見せない演出は凄っ

2024年7月23日
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復讐させる場面で直接的なシーンが無くて持って行った凶器と返り血のみでこちらに想像させる演出って凄いです!
後半そうなるとは思って無くてビックリでした!
 なんとなくクリスマスに見たくなるんだよなあ笑笑

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お主ナトゥはご存じか2.1ver.

5.0パク・チャヌクの到達点

2024年4月4日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

 刑期を終えて出所したクムジャに、出迎えた司祭が盆に載せた豆腐を差し出す。真っ白になって出直せという、出所者へのはなむけだ。しかしクムジャはそれを撥ね退ける。これから始まる彼女の壮絶な戦いへの決意を新たにするように。

「復讐者に憐れみを」「オールド・ボーイ」に続くパク・チャヌク復讐3部作の最終章だ。その卓越した映像表現と衝撃的な復讐劇の展開は前2作に勝るとも劣らない。復讐する者の怨念と哀しみ、そしてそれを見つめる作者の慈愛に満ちた眼差しは、むしろ、本作においてより深いものになったと言ってよい。

 復讐にこだわりながらもこの作者が描くものは、それによって得ることが出来る壮快感や溜飲が下がる思いといったものではなく、復讐心にとらわれた人間の心の暗闇、苦しみや悲しみである。パク・チャヌクの描く主人公たちは復讐に突き進むことに躊躇しない。そのつのりつのった怨念が噴出する時、常人には思いもよらない残忍な方法で、その思いを晴らすのである。だがそのあとに来るものは何か。本作が前2作を凌ぐ秀作だと確信するのは実はここにある。

 復讐を遂げはしたもののクムジャの心は晴れない。彼女はその復讐に巻き込んだ人々に自分の作ったケーキをとり分ける。その黒いケーキが彼女の心の暗闇を象徴している。それを他者に分け与えることで自身の暗闇を少しでも晴らそうとするかのようだ。そしてクムジャは娘のために真っ白なケーキを作る。その真っ白なクリームを娘は指で掬いその指を舐め、今度は母のためにクリームを指で掬う。しかしクムジャはそれを舐めることが出来ない。そんな母を許すように、娘は母の代わりにそれを舐める。たまらずクムジャは真っ白なケーキに顔を埋めてしまうのだ。

 真っ白になれなかった自分を真っ白なケーキに埋め尽くしてしまおうとするその母を、娘が優しく抱きしめる。そんなふたりの上に真っ白な雪が降りそそぐ。荒んだ心も何もかも、真っ白になれと祈るように雪がふたりを包んでゆく。

 復讐にこだわり続けたパク・チャヌクが第三作にしてようやく辿り着いた心の救済。映画史上稀に見る美しいラストシーンである。

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inosan009

3.0綺麗なお姉さんと汚いおじさん

2023年10月28日
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鑑賞方法:映画館

劇場公開時鑑賞。『オールドボーイ』に衝撃を受けたパク・チャヌク監督の新作だったのと、清純派まっしぐらという印象のイ・ヨンエ(チャングムはチラチラ観てた)が復讐する人物ということだったのだが。
頭をカチ割られた後では、感覚が麻痺したせいか、生ぬるく感じた。ガンホさんが出番は少ないながらも印象に残る。

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なお

4.0【美しきイ・ヨンエが演じる”クムジャさん”の”チャングム”とのギャップが凄き作品。イ・ヨンエさんと言えば、「チャングム」じゃなかったのかい!。美しき人の壮絶な復讐物語である。】

2023年10月11日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

幸せ

■ある男に娘を人質に取られたイ・クムジャ(イ・ヨンエ)は、誘拐殺人犯の身代わりとして13年を刑務所で過ごす。
 優しく美しい彼女は「親切なクムジャさん」と慕われていたが、全ては復讐のためだった。
 やがて刑期を終えたクムジャは、仲間の協力を得て男、ペク先生(チェ・ミンシク)を拉致する。

◆感想

・いつも通り、パク・チャヌク監督作品は、とっつきにくい。
― 分かり易いのは初期の「JSA」だろう。-

・だが、パク・チャヌク監督作品は近作の「別れる決心」を含め、キチンと見ないと分かりにくいが、今作は可なり分かり易い。

・イ・ヨンエ演じるクムジャさんは、誘拐した子殺しとして長年獄に繋がれるのであるが、真犯人は別にいた。
ー この辺りの描き方が粗いので、評価は低いのであろう。-

<イ・ヨンエさんと言えば、小学生時代に観ていた「チャングムの誓い」である。子供心ながらに、こんなに美しい人がいるんだ!と思った事を思いだす。
 だが、今作でのイ・ヨンエさんは非情なる人である。吃驚である。
 けれど、彼女の復讐する姿は、美しく、且つ非情なるのである。>

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NOBU

4.0好きだよ!

2022年9月1日
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映像がとにかく好きだ。話は残虐だが綺麗な終わり方で品がある作品に思えた。好き

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てぃーじぇー

4.0パクチャヌク、えげつない。

2022年4月23日
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JYARI

3.0元囚人

2022年3月25日
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恩があるから、元パートナーのとこにわざわざ結婚するてそんなやつおるかな。ラストも一般人が人殺して直後にゆっくりケーキ食べられるかな。
贖罪のためには、自分の子供育てるのが道理のような気もする。

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filmpelonpa

4.0切ない復讐劇

2020年9月20日
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クムジャさんが13年服役していた時に誰にでも親切にしていた理由が出所した後にわかりますが後半からビックリするほどバイオレンスでぶっ飛びます。
しかし、チェ・ミンシクはゲス男を演じさせたら韓国一ですね(笑)
「オールドボーイ」「悪魔を見た」と一度見たら忘れられない俳優さんで今回の映画もゲスっぷり炸裂です。

映画の題名とは想像つかないほど刺激が強い作品なので覚悟して見たほうが良いですよ。

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チアゴまておチロ

2.5主人公の考えた計画は面白かった

2020年5月27日
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そこまでのストーリーの組み立てはとても上手だった.相当複雑で訳分からなくて腹たってきたけどまぁ中盤までくるとよくわかって,あ,なるほどと思った.しかしそれがわかってきた後から急につまんなくなった.時間で言ったら一時間半ぐらいだったとこらへんかな. 物語というものは主人公の気持ちを、その意欲を、流れを、変化をきちっと持ってかないと持たないと思った.途中から主人公と違う人たちに主役をバトンタッチしてしまったようになったのが失敗だった.しかもその方々はそれまで全然出てこないので。途中から突然でてこられても感情移入できなかった.急にそこら辺から退屈になって見るのやめた.

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タンバラライ

4.0イ・ヨンエの印象が激変

2020年2月23日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

パク・チャヌク特集の一つ。例によって思わぬ展開とグロ表現で救いよう無い感を醸し出してくれる。JSAで見た完璧に清楚なイ・ヨンエとの落差が激しい。

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あっきゃん

3.5設定は良いですし、お話としても悪くないのですが、もうひとつ強烈な印...

2020年1月10日
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設定は良いですし、お話としても悪くないのですが、もうひとつ強烈な印象が欲しかった感じです。

他の2作に比べると全体的に生温く、クムジャさんの悲哀を強調する演出が長い上に多い印象で、これが効果的になっていれば良いのですが、自分の心には響かず、残念。

その反面、結構好きなシーンもあったのですが、しかし、細かい設定が結局分からずじまいで説明不足でもありますし、こちらが観たいと思うシーンがなかったりと、期待していた分だけ“これじゃない感”も強かったです。

全く面白くなかったわけではないので、やりようによってはもっと面白くなっただろうだけに惜しく思える作品でした。

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刺繍屋