劇場公開日 2022年8月19日

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花様年華のレビュー・感想・評価

全77件中、21~40件目を表示

3.0チャイナドレスとタイドアップ

2024年5月25日
iPhoneアプリから投稿

絡みあって、ほどけていく。後に引かない関係が心の穴を浮き上がらせる。傷と共に生きるのも人生。

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Kj

4.5不実か潔白か

2024年5月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

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sankou

5.0叙情詩的恋愛映画

2024年4月27日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

萌える

1960年代の香港。
偶然にアパートの隣人になった2組の夫婦。それぞれの配偶者同士が不倫関係になっていることを知る主人公の男女。ところが主人公の男女もお互い徐々に惹かれ合ってしまうというちょっとスリリングな展開に。

妻に浮気される男チャウをトニー・レオンが、夫に浮気される女チャン夫人(スー)をマギー・チャンが演じる。出色なのは、この2人の佇まい。不安、憂い、切なさ、儚さ、もどかしさ。そういった雰囲気を2人が醸し出す。大きな動きも台詞の数も少ないこの映画で、全身から漂う色気、官能。表情で、目でそれらを表現する2人。

そして2人の秘密の逢瀬とそれぞれの心の内を暗示するような薄暗い光の廊下、路地、階段。2人はじっと互いの目を見つめ合うことはしない。2人の恋の行き着く先がないことを暗示するかのように。2人の心の叫びのように何度も繰り返し流れる「夢二のテーマ」、「キサス・キサス・キサス」。切ない。気だるい雰囲気の中で食事をする2人。色っぽい。視線を合わせずに佇む2人。格好いい。

2人は、お互いの伴侶がどうやって不倫関係になったのか、自分たちで演じて探る。そして不倫を問い詰める練習をする。いつもの路地裏で別れの練習をする。女は感情を抑えきれずに泣く。男は感情を押し殺して慰める。切ない。とてつもなく切ない。

チャウを追うスーはシンガポールへ。スーが気になるチャウは香港へ。しかし2人はニアミス。出会うことも言葉を交わすこともなくすれ違う。
チャウと妻はどうなったのか、スーと夫はどうなったのかもわからない。そして、スーの子供は一体誰の子か?
曖昧な関係は、曖昧なまま(キサス・キサス・キサスなまま)終焉を迎える。

2人は強く惹かれ合っていたのは間違いない。しかしそれぞれの伴侶の不貞という事態が起こしたいっときのロマンスだったのか、真実の愛だったのかは謎。全てはアンコールワットの木の中に永遠に封じ込められた。

寡黙で物憂げなトニー・レオンの佇まい。チャイナドレス姿が美しいマギー・チャンのしなやかさ。仄暗い照明、赤いカーテン・絨毯・ドレス。ラテンの音楽。これらが織りなす空間は、観る者を引き込む魔力のようなものを持っている。

じっくりと雰囲気に酔いしれたい珠玉の恋愛映画。

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TS

5.0大人の時間

2023年11月16日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

萌える

香港の1960年代の空気感と、美しい映像、チャイナドレスのマギーチャンが堪らない。
大人の駆け引き、ずっと考えさせられてしまう謎のラスト。
いつまでも残るBGMが印象的な大人のエンターテイメントでした。

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つむり

4.0チャイナドレスがセクシー

2023年8月8日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

様々な色柄、布地のチャイナドレスが、何とも言えず美しい。体にぴったりした曲線が、女性らしさを引き立てる。姿勢が良くないとかっこ悪いから、こんな服を着てたら、常にビシっとしてなくちゃいけないな。つらそう…。

俳優の美しさ、画面の美しさ、ムードを味わう映画。

BS松竹東急の放送を録画で鑑賞。

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ぷにゃぷにゃ

4.5大人の、美しいラブストーリー

2023年7月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

楽しい

あらすじから受ける印象とは真逆で、ラストで一種の清々しさのようなものを感じる不思議な映画です。
断じて、「W不倫による修羅場」や「道ならぬ恋を礼賛する描写」がメインの映画ではありません。

ありふれた日常と、徐々に同情から恋に変わっていく主役二人の関係を淡々と描いて行きます。

派手な描写はありませんが、所々にクスリと笑える箇所があります。
決して退屈ではありません。

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えん

2.5マギーチャンを楽しむ映画

2023年7月23日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

トニーレオン扮する新聞記者チャウモーワンは妻とともに部屋を間借りしたが、たまたま同じ日にマギーチャン扮する夫が日本人で社長秘書のスーリーチェン夫人も引っ越して来た。しかしお互いの相方がそれぞれ浮気している事に気づいた。そして惹かれ合っていく。
ちよっとまどろっこしい展開だったね。
マギーチャンってなかなか色っぽい素敵な女優さんだね。チャイナドレスが良く似合っていたな。マギーチャンを楽しむ映画だったかな。

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重

3.5ひょんなきっかけで観たいなと思っていた作品 それぞれの相手がきちん...

2023年7月2日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

ひょんなきっかけで観たいなと思っていた作品

それぞれの相手がきちんと出てこないのがすごいなと思った。それでも、存在しているし、存在感がある。

そして、あからさまな不倫ではなく、確実にお互いに惹かれていくのに、一線は越えないなんとも切なくもどかしい関係が、この作品を記憶に残る作品にしてるのだなと思った。
冒頭に出たように、男がタイミングを逃した、のか、うつむく程度では逃さざるを得なかったのか、、
これは恋愛が主題ではないとウォンカーウァイ監督がこたえていた気がしたけれど、恋愛はだいぶ中心だったけれども。

最後のシーンは、そう終えるのかと印象的だった。

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yukarin

5.0マギー・チャンのチャイナドレス

2023年5月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

1960年代の香港、主人公たち(トニー・レオン、マギー・チャン)は同じ日に、同じアパートに引っ越してくる。
それぞれの相手方同士が不倫していることに気づき、急速に距離を詰めていく二人だったが、とてもストイック。
マギー・チャンのチャイナドレス姿がとても美しく、気品と誇り、隠せない色気などたまらない。
何回見てもうっとりしてしまう。

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いやよセブン

5.0見せない美学

2023年2月14日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会、VOD

女は男にチャンスを与えたが
男には勇気がなかった。

1960年代の香港を舞台に
ウォン・カーウァイ監督が
大人に捧げた物語。

迷いまくるトニー・レオン!
魅力的なマギー・チャンの存在!

セリフのない視線、
意味のある台詞・構図・音楽・色彩、
観客に想像させる見せない美学を
独特な表現で作っています。

いい映画は非常にシンプルで
それでいて奥が深いもの
そう感じさせる映画です。

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星組

2.5劇伴、衣装、美術、どれもが画になるウォン・カーウァイ。 精神的な繋...

2023年2月5日
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ゆき

5.0最後のこどもは誰の子なんだ。マジでわからん。

2023年1月31日
iPhoneアプリから投稿

最後のこどもは誰の子なんだ。マジでわからん。

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collectible

4.0メロドラマとして正しい美しさ

2022年11月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

アジア版

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mikyo

2.5鞄とネクタイ

2022年11月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

寝られる

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いぱねま

4.060年代の香港 チャイナドレス 哀愁 真紅 余韻

2022年11月1日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館、VOD

良かったです♪

『欲望の翼』と同様、余韻が残ります…

途中までは、ロマンス色が強いな…と、困惑気味でしたが、

最後まで観たら、コッチの方がいいなと、コッチの方が好みです。

英BBCが選んだ “21世紀 最高の映画100本” で2位に選ばれてるらしいです。

タンゴ調の悲しげな曲、寂れた裏路地、壁に伸びる影、チャイナドレス…

フィルムノワールっぽさも感じる、ハードボイルドなロマンス。

イメージが真紅な作品です。

配信で観て良かったので、映画館でも観ました(笑)

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RAIN DOG

3.0映像を味わう

2022年10月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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奥嶋ひろまさ

4.0ケータイの無い

2022年10月16日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

寝られる

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トミー

4.5物語と作家の様式が一致した、ウォンカーワイの到達点

2022年10月12日
PCから投稿

恋する惑星や、天使の涙等、ウォンカーワイの作品はストーリーをリニアに語るのではなく、ある一時期の恋人同士の関係、その時のエピソードを断片的、散文的に、時にはオムニバスで詰め込んだような作品が多い。

彼の映画製作は、恐らく現場では即興芝居を積み上げて、その場で脚本もどんどん変わっていき、編集の段階で切り張りしていくようなイメージだろうか。もちろん、あくまで推測だが、事実Youtubeでは様々な、花様年華の使われなかったダンスシーンや、エンディングなどの映像を見つける事ができる。とにかく、そのような即興的作風を人によっては脚本が弱いとみなすこともあるだろうし、人によっては初期ゴダールの作品のような「軽やかさ」と感じる人もいると思う。

で、花様年華なのだが、この映画が彼の作品の中でも突出して素晴らしいのは、彼のそういった作風がものすごく吉と出ているからだ。なぜなら、この映画は「過去の記憶」だから。その断片的な物語のスタイル、説明のないムードたっぷりの音楽と映像の羅列が、記憶の持つあいまいさのようで、ノスタルジックな物語に非常にマッチしている。

記憶、というのは映画ととても親和性があるテーマである。羅生門、去年マリエンバートで、めまい、81/2、鏡等、様々な映画の中で記憶、夢がテーマとされてきた。前々から多くの人が指摘している事だが、映画館の暗闇に光と影で映し出された映像を見るという行為自体がそもそも記憶や夢に近い体験なのだ。

ウォンカーワイの脚本ではいつも男女は人生のひと時の間だけ重なり合ったり、すれちがう。永遠に同じものなどなく、全ては移り変わっていく。もちろんそれは香港という街の運命も予感させる。(今見ると、恋する惑星でさえ、その予感を感じ取ることができる。)そして、もう二度と戻らないからこそ、この夢のように美しい1960年代の香港がより輝く。

もっと言えば、この香港は歴史的に正しく再現されている必要さえない。(実際、この映画に出てくる街角は実はタイで撮影されている)。なぜなら、これは人々の記憶の中にある夢の香港の姿だから。

大切なのは、私たちがこの場所に永遠に行くことができない、そしてこの映画を見ている時にだけ、暗闇にその夢の世界が立ち現れるということだ。その感覚こそ映画というメディアならではの体験だと思う。

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moviebuff

3.0良くわからんかった

2022年9月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ブエノスアイレス4K版にえらく感激し、翌日に鑑賞。
不倫モノとしては、何か煮え切らない展開で、つまらなかった。
映像を楽しむ映画なのかな。

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hanataro2

4.0(原題) 花様年華

2022年9月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ウォン・カーウァイは天才!
全ての見せ方が天才すぎます。
ノスタルジックな映像が美しいし、主演2人に品があって艶やか。
台詞なくとも見入ってしまいそうな間と憂ある表情と物語。
それぞれの伴侶の姿を出さないで声しか出てこない演出は、主演2人を際立たせる感がしてとても納得で余韻すごい作品でした。
毎シーン美しすぎて、ため息出た。

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AYK68