回路

劇場公開日:

解説・あらすじ

一人暮しの平凡なOLだったミチ。しかし最近、彼女の周囲では同僚の自殺、勤め先の社長の失踪など無気味な事件が相次いでいた。友達が、恋人が、そして家族までが次々と消えていく。時を同じくして、大学生亮介の自宅のパソコンには、インターネットにアクセスしてもいないのに「幽霊に会いたいですか」という奇妙なメッセージが浮かび上がり、黒い袋に覆われた異常な人の姿が現れた。次第に廃虚となる町で、ミチと亮介は出会い、迫り来る恐怖に挑むのだが……。

2001年製作/118分/日本
配給:東宝
劇場公開日:2001年2月10日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第54回 カンヌ国際映画祭(2001年)

出品

ある視点部門
出品作品 黒沢清
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映画評論

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映画レビュー

4.0黒沢清のクリシェを愉しむ作品

2025年2月27日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

知的

久しぶりに観た。昔、映画館で観たときとは異なる印象でした。
初めて観たときは、黒沢清にしては稚拙な画作りではないか?という疑問があったが、いま観ると全くそんな事は気にならない。なにより「幽霊」がそこに居るのだ。この存在感は傑作「降霊」に匹敵する。また、植物関連の会社の様相はこれもカルト的な快作「カリスマ」を彷彿とさせる。どうやら黒沢清にとって、植物、幽霊、廃工場、さらに挙げるならビニールカーテンは、切り離せないクリシェのようなものかもしれない。
いま観ると全てが新しい。ラストの「世界の終わり」は最近作「Cloud」と通じるまさに回路のようなものだ。

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たけはち

3.0ガラスの瓶

2024年9月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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なつ

3.0雰囲気は最高

2024年9月1日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

知的

難しい

2回目の視聴でスピーカーのイコライザをいじって台詞を聞き取りやすくしてようやくちょっと内容が理解出来ました。
黒沢清監督作品は降霊が1番好きです。

幽霊の不気味さの表現はこの監督が世界で1番だと思っていて、この作品もその点は最高だと思います。
でも主人公を2人にしてるところもあってかちょっと間延びした感じがあります。
一緒に観ていた高校生の娘は途中からウトウトしていました。

話のテーマも良いのですがやっぱりストーリーのわかりにくさと台詞の聞き取りづらさがネック。
もう少し語っていれば傑作だったと思うんですが。
好き嫌いの分かれそうな作品です。

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グレーてる

2.0今見ると…

2024年7月22日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

パソコンが普及し始めた当時に見ていたら怖かったかもしれない。
仕方がないことだが今見ると違和感が強い。
ストーリーも怖いというより切なさを感じる作品だと思った。

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cure0101