インソムニアのレビュー・感想・評価
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ヒューマンドラマ
ミステリーとサスペンス要素はオマケ。
中盤まではっきり言ってダルいんですが(でもアル・パチーノが好きなら画面が幸せ)中盤からの、しっとりとしていて、それでいて怒濤の心理展開が凄い。
不眠症というか、連続徹夜をした経験がある方には、きつい状況にも関わらず自分の首を絞めに眠気を押して行動するという使命感や焦燥感が理解出来るかどうかで設定の納得具合が変わってくるかも。
最終的には一人の警部の正義についての話になるので、どこまで主人公に寄り添えるかが楽しめるかどうかの鍵。
アル
アラスカ感はあまりない気が。眠れず狂っていく感じも薄め。ロビンが嫌いな自分としては、ロビンが心優しい医師とかじゃなくて、ファックなマーダー役でそこは納得。ロビンにはピエロ繋がりで、JWゲーシー演じて欲しかった。
良質なクライムサスペンス映画
最後までよくできてると思います。見ていて楽しい映画ではないですが、サスペンスと刑事物がすきなかたにはいいんじゃないでしょうか。
アルパチーノとロビンの演技力はほんとうにすばらしかったです!
脚本が残念
僕の大好きな映画監督クリストファー・ノーランの作品です。とある出来事がきっかけで、"不眠症(insomnia)"になってしまった刑事と犯人との間で起こる頭脳戦が、とても緊張感があります。やはりノーランはサスペンスが似合いますね。フラッシュバックが効果的に使われているのはもちろん、血が滲むイメージショットが挿入されることで、"作品の心理描写"をとてもスタイリッシュに表現しています。
さて、ノーラン映画最大の醍醐味である脚本ですが、残念ながらイマイチ盛り上がりに欠けます。それが原因で、魅せる演出が際立たなくて全体としては微妙な仕上がりです。
まぁ、ノーランの世界観(特に本作は"白夜"の設定がとても斬新)が好きな人にとっては面白い作品ですが、内容がパッとしないのは確かですね。
物足りない
総合:60点
ストーリー: 60
キャスト: 75
演出: 60
ビジュアル: 75
音楽: 65
明確な殺意があったわけではない。偶発的・突発的に起きてしまった殺人。予想していなかった自分の行動に自分自身が一番動揺し、いつばれるかとびくびくしながらなんとかそれを取り繕おうとしてもがいてしまう心の弱さ。アラスカの荒涼とした風景が孤独感を強調している。
まあそれはわかるのだが、どうも演出が弱いのか物語が今ひとつなのか、見ていて退屈でしたし見終わってもあまりすっきりしない。豪華実力派俳優三人が出演していて、彼らの演技は悪くなくて、それでも面白い映画とは思えなかった。
お天道様には嘘はつけません。
24時間太陽が沈まない「白夜」の町。
その町で、髪を洗われ爪を切られた少女の死体が発見されます。
ロス市警殺人課の刑事、ウィルとハップは助っ人として
この町にやってくるんですが・・・。
白夜と「良心の呵責」がウィルを不眠症(インソムニア)にさせ、
犯人の巧妙な罠に翻弄され、そして、追いつめられていきます。
主人公ウィルを演じるアル・パチーノが、とにかく凄いです。
今までにない冷静で冷酷な犯人役を演じたロビン・ウィリアムズも
印象に残りました。
ストーリーの最初から、フラッシュバックのように挿入される映像が
この映画全体の鍵を握っています。
派手さはあまり無いですけど、良質なサスペンスを堪能できると思います。
ちなみに、この映画は、
1997年に発表されたノルウェー作品のリメイクだそうです。
オリジナルの方も機会があれば見てみたいですね。
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