「エンドロールで流れる文字が全部小文字:i am sam のひっそり端っこの広大さ」I am Sam アイ・アム・サム talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
エンドロールで流れる文字が全部小文字:i am sam のひっそり端っこの広大さ
ショーン・ペンを辿る旅の最初にこの映画を選んだ。「ドライブ・イン・マンハッタン」でなんて嫌なタクシー運転手と思い、「ワン・バトル・・・」での変態ペンにあまりに感動したのでショーン・ペン巡りを始めることにした。
多分皆さんも思ったろうと思いますが、何も知らない自分ですら「レインマン」のダスティ・ホフマンを強烈に思い出しました。ホフマンよりペンはお喋りで明るくて友達がいて素敵な言葉をたくさん知っている。生まれてきた女の子の名前はルーシー!lucy in the sky with diamondsがすぐ頭に浮かぶサムはビートルズが大好き。スターバックスで働いているときはお客さんの選択にa wonderful choice! と言う。何より気に入ったのは、冒頭と最後のシーン:容器の中の砂糖小袋を色に合わせてきちんと並べ直すところ。冒頭ではスタバ。最後はピザ・ハットだから砂糖でないかもしれないけれど。私も並べ直しが大好きなのでとても共感できた、気持ちがいい!
サムの行動・言動は周囲の女性達になにかを気づかせるきっかけになっている、サム本人はわかっていなくても。負けたことがない優秀な弁護士リタ(ミシェル・プファイファー適役!)はゆっくり食べることができるようになり、何よりルーシーと同じ位の年齢の自分の息子と向かい合えるようになった。サムに子育てアドバイスをしてきた隣人で、ジュリアード音楽院を首席で卒業したアニーはサムの為に法廷に出て、20年間こもっていた家から初めて出ることができた。賢く可愛らしいルーシーに最もふさわしい里親候補は自分達と信じていたランディは、サムとルーシーの繋がりの強さに圧倒された。
キャスティング、セリフ、カメラ、映像、音楽、セットに小道具、素晴らしかった。こういう映画の主役にペン!ペンのことをいかに知らなかったかわかりました!
talismanさん
「マルティネス」のレビューがまだですね!
Bacchusさんと交わされていた「ボローニャの映画館」のお話、楽しく横から読ませて頂きましたよ🎶
「マルティネス」は、映画館の駐車場で知らないおじちゃんとお互い上気して長い立ち話をしてしまいました。
「良かったねー」って。
talismanさん 共感ありがとうございました。
ショーン・ペンを辿る旅にぜひ、「俺たちは天使じゃない」を推薦させてください。
ロバート・デニーロとの共演で何度も見たくなる大好きな映画です。あくまで私にとってはですが・・・
ロバート・デニーロが好きなので観たんですけれどこのときにショーン・ペンを知りました。


