「感動の名作ですが・・」I am Sam アイ・アム・サム odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
感動の名作ですが・・
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知的障害者の父と娘、仕事にかまけて息子との関係は冷えつつある女弁護士の、親としての生きざまを対比して親とは、人とは、どうあるべきかを観客に問うヒューマンドラマ。俳優陣の熱演もあって感動の名作に仕上がっています。
劇中で頻繁に登場するビートルズの楽曲エピソード、世の中は「愛こそ全て」と言えるほど単純でないことは分かりますし、それ故の人生の応援歌、映画の裏テーマなのでしょう。
残念ながら自覚のない親たちの悲劇報道も時々耳にします。また、望んでも子宝に恵まれない人たちもいますから答えの難しいテーマです。
優生保護法などはもってのほかですが、新自由主義の台頭など社会的弱者が家庭を持つことが難しいとも報じられており、少子高齢化が進む日本の将来が危ぶまれます。
十分、考えさせられましたが、ダコタ・ファニングちゃんが健気なだけに観ているのが辛い一面も・・・。
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