シャイニングのレビュー・感想・評価
全255件中、121~140件目を表示
ジャックを狂わせたのは一体なんなのか
ホラーとしては充分すぎるほどスリリング。
キューブリックの長いカットと低視点カメラがこれでもかというほどホラーというジャンルとマッチしている。
この作品がホラー映画のカメラワークと音楽の革命を起こしたことは、明らかだ。
さて、作品にはホテルの孤立感によって狂っていくという設定になっているが実は違うと思う。
以下考察
ジャックを狂わせたのは小説をいつまでも書けない「自分への自己嫌悪」と、そんな自分をいつまでも優しくしてくれる妻への苛立ち(実は鞭を打って欲しかったと思う)。なによりジャックがサイコパスであることは確実だ。サイコパスが子育てできるのか?子育てのストレス。そして閉塞感。これが原因なのかな?と感じた。
もっともホテルに1番問題あると思うけど
シャイニング
久しぶりに鑑賞。
冬の間ホテルの管理人を任された小説家志望の主人公。
家族三人が様々な怪奇現象に遭遇し精神が蝕まれ、
主人公の男が家族を惨殺しようとする恐怖を描いたスリルホラー映画。
独特なカメラワーク。
左右対称の描写。
心拍音や不協和音のBGM。
鏡。
何とも言えない不気味さ。
徐々に、ではなく割りと早々と蝕まれていく主人公。
どうやらトイレのシーンの会話や最後の写真を見るに、
生まれ変わって何度も管理人をしているらしい。
原作とは大分改変されてるけど、
見る人によっていろんな解釈が出来そうで面白い。
監督は同じシーンを何十テイクも重ねて撮影していたらしい。
気が狂っているような演技は演技ではないのかも…笑
1980年公開の映画だけど今見ても充分楽しめる。
顔挟まる男
顔挟まるシーンが印象的な作品なのかな?と思っておりましたが一瞬の出来事なんですね。
ホラー映画なのにホラーな気持ちにならず、怖がらせ方があまりうまくないので、怖いの苦手な方でも見やすい作品かな?と思います。
どんどん呪われたホテルのせいでおかしくなっていく父親を描いた作品でした。
最後ホテルの外にある迷路の遊び場の中で凍死して白目向いて死んでいるシーンは、間違えて笑ってしまいました。
そんなラストあるかい!ってなりました。
面白いというより、有名な作品なので見といて良かったかな?くらいのきもちになりました。
40年経っても溶けない冷たい個性が印象的な名作かつ問題作
冬の間閉鎖されるオーバールックホテルで閉鎖中のメンテナンスを行う管理人の職を得た小説家志望のジャックは妻ウェンディと息子ダニーを連れてホテルにやってくる。支配人からは過去に管理人が一家惨殺を起こしたことを知らされるも、誰も訪問者がない静かな環境は執筆活動に好都合と意に介さないジャック、ジャックの傍若無人さに逆らえない従順なウェンディ、そして不思議な霊能力を持つ内気な少年ダニーは広々としたホテルでの生活を楽しんでいたが、やがてじわじわと忍び寄る怪奇現象に翻弄されることになる。
上映当時はホラー映画が苦手だったので40年も未見のままでしたが、今の感覚で観るといわゆるホラー映画とは一味も二味も違う特殊な作品。冒頭のゆらゆら漂うような空撮から漂う禍々しい雰囲気、不吉さを増幅する夥しいシンメトリー。『2001年宇宙の旅』のように一切のナラティブな表現を排しているので特殊能力シャイニングもぼんやりとしていてとにかく薄気味悪い。様々な映画でオマージュが捧げられているのを浴びるほど観てきたので残念ながら大きなサプライズは感じませんでしたが、それでもジャックが一心不乱にタイプライターで打った文字には背筋がぞっとする狂気がくっきりと浮かび上がっていて、さすがは映画史上に残る傑作だと実感するとともに、原作者のキングが本作を毛嫌いした理由もなんとなく腑に落ちました。これで準備が整ったので早く『ドクター・スリープ』が観たいです。
王道中の王道作品
久しぶりにTVにて観賞。いやあ、ホラーは原作ももちろんだが、音楽から雰囲気、演技、メイク、セットや全ての環境が大事だなあ。まあ、キング+キューブリックの化学反応をご覧くださいって感じでしょう。とても30年前の作品とは思えない、なんとも言えない味わい、ひたひたと迫り来る恐怖の迫力がありました。エレベーターからの大量の血だとか不気味な双子の少女や腐った死体等この作品は後の全てのホラー作品に多大な影響を与えたと言える。ジャック・ニコルソンのとりつかれた表情やドアから顔を出すシーンは余りにも有名過ぎて、特に言及する必要はないだろう。個人的に好きなシーンは迷路の模型上で動く親子。ラストシーンの暗示と斬新なカットです。キングの原作と少し違っていて作者が大激怒したとか、いろいろ逸話が有りますがキングの長編作品を忠実に映像化するなんてドラマ化されないと無理だし、今でもキングの映像化No1はこの作品でしょう。個人的にはペットセメタリーのリブートやトータルリコール(これもリブートされたなあ)なんかは好きなんだけどもやはりあまーりヒットせず製作者泣かせの原作者なんでしょうね。
有名な作品だが…
ホラーではかなり有名な作品となっているが、何がそこまで有名にさせたか正直分からなかったです。
ジャックが徐々に精神的に異常になり、妻と子を殺害しようと追いかけ回す。ただそれだけと言えばそれだけのような気がします。深くみれば監督の意図などを汲めると思われるが、そこまで知ろうとは思わなかったです。
良かった点としては、カメラワークやBGMなど、恐怖を掻き立てる演出となっており、ホラー映画の礎になったと思われる。
じわじわ来るホラー
ホラー映画は滅多に見ないが、名作の名高いこちらは見ておくべきかと鑑賞。
振り返ったら後ろに殺人鬼が!
といった単純な驚かせ方ではなく、絶妙なカメラワークと音楽でじわじわキリキリと恐怖を感じさせる演出は流石の一言。
ただし、ストーリーに対する説明不足は否めず、エンドロールに入ってすぐに「は?」となってしまった。
いくつか解説記事を読んだが、皆もわかっていないようで何故これがホラーの金字塔と称されるのかは終ぞわからず。無念。
ホラーは雰囲気だわ
謎が多すぎて合点が行く話ではありませんが、一つ一つのシーンがセンスありすぎで見とれます。
亡霊が一々怖いです。双子も老婆も犬男も。
理屈抜きにして、ホラーは雰囲気を掴んでれば勝ちなのでしょう!
ポスターが気になっていた映画
双子の姉妹やホテルの廊下等のシンメトリーな映像が不気味さ増幅させる。
三輪車で廊下を走っているカット、廊下から血の海が迫ってくるカット、ジャック・ニコルソンが扉を破り顔を覗かせるカットなんか、パッとイメージ出来るほどインパクト絶大で映像作品として楽しめる。歴史に残る名作だと思う。原作は知らんけど。
どんどん引き込まれる異常な世界
スタンリー・キューブリック監督の名作の一つと聞いて、普段はホラーを見ないのですが鑑賞。手に汗握る感じで最後までドキドキしながら鑑賞できました。
カメラワークがいい。ダニーが三輪車でホテルを走り回るシーンとか、きちんと子供の目線で撮影しているから、曰く付きの237号室の雰囲気とか、余計に怖く感じる。
そして登場人物の服装も、可愛らしくてよかった。ダニーやウェンディーの服装が素敵。それと現実の差がまた怖いというか。
ダニーの特殊能力は、もし2人の両親がきちんとわかっていたら、こんな悲劇にはならなかったかもしれないし、ホテルに行かなかったかもしれない。だから、余計に悲しい。
ジャックの狂っていく過程も怖い。理性と洗脳の間でどんどん顔が怖くなっていくし、次どうなるんだ?と引き込まれていく。どこが現実でどこが向こうの世界なのかもはっきりしなかったり、ジャックはどっちのモードにいるのかも段々わからなくなってくる。
またRedrumの下りが、鏡に写るとmurderになるあたりは、マジで怖かったなあ。何の意味だろうと思っていたけれど、そういうことか…。
エンドロールの前に、管理人たちの写真が映り、それを見て、ああ、だからジャックはこうなってしまったのか…と、そんなオチもまた面白かった。
正直、彼の作品の、時計じかけのオレンジは、後味も悪すぎて全然好きになれなかったけど、この映画は良かったかな。
原作と大きくストーリーが違うらしいので、次は原作読んでみたいです。怖いから夏がいいな…笑。
ホテルを丸ごと使って鬼ごっこ
ホラーとか怖いとわかってるものは見ないようにしてるけど
「これは違う」と言われ続けてて ジャケットもネタになってるし
見ないと何も言えないな~キューブリックだしな~とやっと見る
ぜんぜん怖くなかった…
というより、ところどころ吹いちゃったww 顔芸??ww
最初から、主人公の奥さんにしてはブサイクな女優使ってるな、と不思議に思ってたんだけど
ジャックが自分の嫁をディスってたもんね、なるほどね、そういうことなんだ(^-^;
だけどおののいた顔は絶品だったね!
ホテルを丸ごと使って鬼ごっこ、正しい迷路の使い方
そりゃ撮り甲斐のある映画だったでしょうよ!!
BGM終始怖すぎ。心臓に悪い。 ホラー映画の金字塔と言われています...
BGM終始怖すぎ。心臓に悪い。
ホラー映画の金字塔と言われていますが、幽霊的な怖さではなく(幽霊?も出てきますが)、人間が精神的におかしくなっていく怖さ。
演技力も半端なくてあの有名な斧で破壊したドアから覗くシーンは恐怖の最高潮。もうやめて。
最後のシーンの解釈が難しかったのでネタバレを見てしまったが、ジャックはずっとこのホテルの管理人をし続けている。ずっと輪廻転生をしている。という考察があった。なるほど。つらい。
文字と映像とは別物
229.キングがなんと言おうと、映像作品として傑作。シンメトリーな構図、鮮やかな色合い、不安を煽る音楽。家族3人の立ち位置が、過去、現在、未来と時間軸上に明確に描かれる。この偉大な作品と向き合ったドクター・スリープの健闘に敬意を表する
面白い
ドクタースリープを今週観るので改めて見返した。
効果音がまた絶妙で観てて良い具合に恐怖を煽ってくる。
後半のウェンディがジャックの今までのタイピングを見る所が一番好き。というかウェンディの顔が怖い。
ジャックがジワジワと洗脳というか変わっていく様子が見どころでは、と思う。ダニーとジャックの迷路での鬼ごっこはダニーすげえ、て感じ。自分だったら出来ん。
キューブリック監督の作品はこれとフルメタルジャケットしか観たことが無かったが他の作品も見てみたいと思った。
父が息子を追う理由
ダニー
たしかにダニーのその後は気になる。
ウェンディ
ジャック
ハロラン
グレイディ
コロラドのロッキー山上のオーバールックホテル。
冬休み中の完全に雪に閉ざされたホテル。
昔なにか事件があった??
管理人が妻子を殺して自殺した。
ルーム237。
全255件中、121~140件目を表示