劇場公開日 1980年12月23日

「邪悪が棲む老舗ホテルの惨劇!」シャイニング しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0邪悪が棲む老舗ホテルの惨劇!

2019年10月24日
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鑑賞方法:DVD/BD

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しゅうへい
しゅうへいさんのコメント
2021年7月23日

なるほど!

そう云う点に注目して、最近購入した"北米公開版"を観てみますね!

ありがとうございます😊

しゅうへい
pipiさんのコメント
2021年7月23日

補足します〜。

原作では「輪廻の呪縛」をしっかりと明言はしていないんです。
作品の裏に流れる設定という感じで、あくまで「暗喩」なんですね。

そこのところは、映画がむしろ大変良い演出をしていると思いました。
ラストの「写真にジャックがいる」とか、鏡を用いて「ジャックのあちらの世界に入り込み度の変化」を表現したりとか、バーテンダーやウェイターとの会話、イマジナリーラインも空間整合性も歪めた異常で異様な演出、、、の中に「輪廻」の示唆が含まれています〜。
キューブリック巨匠、お見事!と言ったところですね♪

pipi
しゅうへいさんのコメント
2021年7月22日

pipiさん

とても詳しくて分かり易い解説を書いて下さり、ありがとうございます。

ようやく"シャイニング"のことが理解出来ました。

映画は完全なホラーに振っていますが、原作では輪廻の呪縛を打ち破るための戦いが展開されるんですねぇ…。

しゅうへい
pipiさんのコメント
2021年7月22日

余談2に^ ^

「シャイニング」というタイトルは、原作者のスティーブン・キングがジョン・レノンの「Instant Karma!(インスタント・カーマ)」という曲の歌詞「we are all shining on」にインスピレーションを受けて考えたものです。

Karmaは東洋(仏教思想)で言うところのカルマ(業)
人間が因果応報によって輪廻転生を繰り返し、悪い事をした人は来世も報いを受ける、ってヤツですね。

つまり、ジャックはチャールズ・グレイディの生まれ変わりでもあり、デルバート・グレイディの生まれ変わりでもある。過去の罪によってホテルの呪いの中で何世代も輪廻転生を繰り返し、同じ悲劇・惨劇を繰り返す運命に囚われている。
ジャックがこのホテルへ来たのは偶然ではない。って暗喩なんです。

で、そんな闇の運命を打ち破る「善なる能力」「光の能力」がダニーの有している「シャイニング能力」なのだけれど・・・。
映画でのジャックはただのアル中DV父さんなので。(原作者のキングが怒る訳です。)

原作ではジャックは最後に正気を(ジャックとしての今生の記憶を)取り戻し、家族を守る為、自らの命を賭けて呪いのホテルと対決します。
ハロランも殺されずにウェンディとダニーを救出します。
「悪しきカルマ」に打ち勝つ人間の希望、光の力が「シャイニング」なんです。

pipi
しゅうへいさんのコメント
2020年10月9日

なるほど!
ありがとうございます!

しゅうへい
NOBUさんのコメント
2020年10月8日

今晩は
 ”ジャック・ニコルソンが閉じ込められた倉庫のドアを開けたのはダニーなのでしょうか? それともホテル自身?”
 私見ですが、妻に倉庫に閉じこめられていたジャックを挑発していたブレイディを代表とするオーヴァー・ルックホテルの魑魅魍魎達が”ジャックが家族に厳しき躾けをさせるために”開けたものと思います。
 では、又。

NOBU