「本筋が迷子」ハリウッド的殺人事件 よしさんの映画レビュー(感想・評価)
本筋が迷子
人気ラッパー虐殺事件を捜査する、ハリウッド市警の刑事二人のバディアクション。
ハリソン・フォードとジョシュ・ハートネットが共演するコメディアクションです。「アクション」を付けるのが憚れるほど、コメディに寄った作品でした。
ハリソン・フォードとしては珍しいコメディ全振りの作品。二人の軽妙な掛け合いが楽しく、気楽に鑑賞出来る作品に仕上がっています。
ただ、物語の本筋はラッパー殺しの捜査。コメディを入れるの執着し過ぎた為か、本筋が目立たなくなってしまいました。
この物語なら、明確に「ボケ」と「突っ込み」にした方が、展開は整理し易かったと思います。
不動産取引にのめり込むベテラン刑事のフォード。父親の意思を継いで立派な刑事を目指す若手刑事のハートネット。
コメディもシンプルになりますし、その分本筋のラッパー殺しの捜査も明示出来るように思いました。
私的評価はやや厳しめです。
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