七人の侍のレビュー・感想・評価
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シンプルに楽しい!
まさに娯楽超大作!
ストーリーはシンプルなので、何も知らずにフラッと見ても全然大丈夫。
日本映画界最高の〜とかあの映画に影響を与えた〜とか全部取っ払って、大きいスクリーンでドキドキワクワク楽しむのがいいと思う。
個人的には、クライマックスの野武士とのアクションシーンより、前半の侍集め、中盤の戦いに向けた準備が面白かった。
どこが面白いってうまく説明できないけど、なーんか面白くて、たいして何も起こってなくてもずーっと見れちゃう感じ。
今の映画みたいに仲間が死ぬ時に過剰にウェットにならず、敵と同じようにただ死んでいく感じもよかった。
他の黒澤映画も、映画館で観る機会があればぜひ観てみたいです。
王道。 カメラでどれくらいアップにするか、ひいて撮るかみたいなのが...
素晴らしい。人生で何度かあるかのお祭りである
何度か七人の侍は劇場で観たことがある。今回は4k上映ということで、半信半疑で観に行ったが、映像の鮮明さに驚いた!今までと違う発見に満ちていた!モノクロのボヤけた映像に目を凝らして疲れてしまうことなく 、本来黒澤の見せたかった、画の美しさを堪能できた気がして嬉しかった。技術の進歩する時代まで生きててよかったと本当に思う。農民が侍を探す大好きなシーン、街の雑踏の音がクリアに聴こえて、こんな音だったんだと改めて感動していた。黒澤があえて音楽を流さず、臨場感の為に音を聴かせたかったというエピセードは知っていたけれど、それを実感しているんだと思っていちいち感動しきりだった。自分に息子がいたら、この映画を見せてやりたい。昔の映画なんて言わせない、音と映像のクオリティだった。おかげで所有の七人の侍のDVDはもう観ないんだろうなあと思う(T0T)
さすが映画の教科書
余韻が残る映画
3時間28分で途中で休憩もあり非常に長かったが映画館で見たので集中できて最後まで見ることができた。前半部分が長くて少しかったるいが後半へ続く重要な導入部分なので仕方ないかなと思った。後半はアクション映画になっていて1954年当時は斬新だったんだろうなと思った。はじめはセリフが聞き取りにくくて字幕がほしいなと思ったがだんだん慣れていき聞き取れるようになっていった。時代劇なのに現代の言葉とあまり変わらなくてわかりやすかった。主役は志村喬だが三船敏郎の演技がぶっ飛んでいて完全に主役を食ってかかっていた。そしてラストシーンが非常に印象的でいつまでも耳に残る名台詞だった。最後にこの作品を見て本当の良さがわからなかったので、年を取って時代劇がもっと好きになったらまたこの映画を見たいと思う。
侍の生き様
志村喬率いる七人の侍のかっこよさたるや
カッコつけてない感じがまたかっこいい
名前は分からなかったけど寡黙な感じの人が好きだった
ずっとコメディチックで進んでたのにラストで負け戦だったとか言うところ、何故か感慨深かった
勝ったのは百姓、我々ではない
そして4人の墓が写される
侍というものがどういうものかを認識した瞬間だった
☆評価は今さらしたくなかった。
世界よ、これが映画だ!
国宝級ですね
最高
2020/2/17 T・ジョイ新潟万代で3度目(スクリーンで2度目)
・前回見たのが2年半前だったようなので、所々丁度よく忘れてて、とても楽しめた。前回の印象として、セリフが聞き取れないのと志村喬が坊さんに扮するのと、侍のスカウトで入り口に棒を持たせるドッキリ試験、クライマックスの一騎ずつ袋叩き、三船敏郎めちゃ元気。だった。けど、今回も三船敏郎、めちゃ元気だなぁっていうのが上書きされた感覚だった。特に、宿で集まった時に三船敏郎をみんなでワイワイからかうとこと、百姓の村に着いて誰も歓迎しないので野武士が来たと思わせて全員を外に出させた後の百姓たちへを揶揄する姿が面白かった。あとは、薪割りの苦しい時には頼りになる男のような存在を前見たときにはあんまり印象に残ってなかったけど、今回観ててああいう人も必要だよね、と何となく自分と重なって見えた。
・前回、野武士のアジトが岩をくりぬいたようなトルコだったかにある世界遺産のようなものだと思い込んでたら普通に大掛かりな小屋で驚いた。
・志村喬みたいな人と出会いたいなぁと思った。あんな悪条件の仕事?でも、あんたの頼みならと初対面なのにやってやろうってなるような人ってすごいなぁと。まぁ現実にはいなそうだけど。
・役者全員の顔がとても良かった。
・前見たときはわからなかったフリとオチがテンポよく展開していて、だから感情がぐぐっと入るのかなと思った。妻を野武士にさらわれたリキチが娘を侍に抱かれた父親を一喝するシーンとかよく出来てるなぁと偉そうに感心した。
久蔵が好きだった
デジカメリマスター?
町山さん付きの映試写会!
ノーベル文学賞を黒澤明に!
ディランがノーベル文学賞なら
当然、黒澤明にも贈るべき!
世界に与えた影響、その内容に驚愕です!
もはや時代劇ではなく戦国時代を舞台にした
現代劇と言えるのではないでしょうか。
もし黒澤明が作家だったなら
ドストエフスキー、トルストイと並び
称されていることは間違いない気がします。
今作の内容に関しては、
このように生き抜いてきたご先祖の方々が居て
今、自分たちが生まれることができたのだ
ということを強く感じました。
日本人は皆、一見しておくべき作品でしょう。
ただし、本当の凄さが分かるには40代以降に
ならないと難しいかもしれません。
自分も20代で見た時はアクション・役者の迫力
の凄さしか感じませんでした。
細かなセリフの意味は今回、見て初めて
気付くことが出来たものです。
生涯において何度も見返すほど深みがあり、
だからこそ世界中の映画人が称賛している
ということでしょう。
黒澤明、万歳!!感謝です!m(_ _)m
よかった
昔リバイバル上映で見て以来で、その時はどこか別の世界に連れて行かれるようなくらい鷲掴みにされて大興奮した記憶があるのだが、不思議なくらいあまり感動しなかった。ストーリーを知っていたのと眠かったせいかもしれない。そんな感じが寂しかった。
その分冷静に見れたようにも思う。戦況や戦略をとても丁寧に描いているところがいい。菊千代がすごく魅力的に人間臭くてエネルギッシュで元気が出る。
7人のうち3人がぽっちゃりおじさんでキャラが被っており、見分けがつかない。
若侍の彼女はみんなが見ている中、大声で泣きわめいて、アピール臭さを感じる。父子家庭だから愛着障害があるのかもしれない。菊千代も戦乱孤児だったようで、感情の起伏が激しいのは愛着障害があるのかなと思った。
農民が一筋縄ではいかないしたたか者であるというのもすごくいい。生き残った侍たちによくして上げて欲しい。それにしても農民に竹やりでリンチみたいに刺殺されるのはすごく嫌だ。野武士に同情してしまうほど嫌だ。
野武士が最後の一人になるまで闘い続けたのがすごい。戦力が三分の一、もしくは砦を襲撃された時点で戦意を失っていてもおかしくないのではと思った。それしか生きる術がなかったのかもしれない。だとしたら気の毒だ。
デジタルリマスターでセリフが聞き取りやすくなったとのことだったがさっぱり聞き取れなかった。BSの字幕放送で見返したい。
菊千代の涙のうったえに涙
映画館では初鑑賞。 長さを感じさせない傑作ですね。 4kじゃなくて...
やっぱりおもしろい。
映画館で観るのは2回目である。
黒澤明の、いや世界の最高傑作とされている作品である。
あらためて観ると。
これは前から思っていたことだが、勝四郎(木村功)としの(津島恵子)のエピソードはいらないのでは。
このエピソードのせいでいろいろと手間がかかっている。菊千代(三船敏郎)が必要な人材であると勘兵衛(志村喬)が納得するエピソードにつながっているとはいえ、他のトーンと明らかに違う勝四郎 しののシーンは他のシーンで代用がきいたのでは。
これはいまの映画では真似できないと思われるのは、みんな足が速い。速く見せている。特に侍たちは気持ちのいい走り方をする。体型や年齢に関係ない。この走りっぷりを観るだけでも元はとれる。
本作で生き残ったものから、現実には亡くなっていく、しかも劇中最初に亡くなる千秋実が現実には7人でもっとも後に亡くなる。これは実に不思議なことである。
でもやっぱり黒澤明のマイベストは、「天国と地獄」かな。
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