17歳のカルテのレビュー・感想・評価
全9件を表示
タイトルなし(ネタバレ)
結末が父がコックのその父が調理したチキンしか食べない、その精神病院に入院しているその娘がベッド下に隠していたその父が調理した、何日間かたったそのチキンが見つかり、またその部屋がそれで匂って、また肉ばかり食べてると便秘になると思いますが、それをそのアンジョリーナジョリーに指摘され、別の部屋へ逃げて首を吊り、その娘が自殺ですが、その父とその娘ができていたと思いますが、それが近親相姦というのですが、現在の皇室が以前の天皇が生前退位で、海外の来賓が来日してましたが、昭和天皇の崩御の際ほどに著名な来賓がいなく、またタイでは以前に首相をしたタクシン元首相が逮捕やそのタイ王室の王が駐タイドイツ大使館で暮らしているそうで、また東南アジアにブルネイという国があり、そのブルネイ王室がそのブルネイから原油が出て、儲けてるそうで、石油で儲けてるひとを石油王と一般的にいいますが、日本が50年ほど前に米国に戦争で敗けて、裕仁天皇が人間宣言をしましたが
悩める若者に見てほしい映画
周囲に馴染めない辛さ
体型コンプレックス
襲ってくる寂しさ
親からの性被害
自身のなさ
この映画は少女達と同じ気持ちになった経験があるかないか、そして今まさにその時かどうかで感想が変動する作品です。
「どうして皆無視するの!」リサの苦しみが爆発したシーン。
原作ではリサの親は面会に来ない。そして誰も自分を恐れて本音を言ってくれない。
スザンナとリサの本音の喧嘩のシーンはいつも涙が溢れます。
ウィック先生がとても良いですね。スザンナの心のズルさ、甘えを見事に言い当てる。
そしてその後はあたたかく見守る。
「ライ麦畑でつかまえて」は悩める少年向けなら、こちらは悩める少女達へのエールです。
『ここはナチスの拷問場よ』 『ここはまだ五つ星ホテルの様な所よ』
『ここはナチスの拷問場よ』
『ここはまだ五つ星ホテルの様な所よ』
正にその通り。ここに居られる事に文句は言えない。楽しそうじゃん。こんな話で本が書けて、ついでに映画化されて、印税が入ってくる。最高に幸せ。五つ星以下で苦労している有色人種の方々やこういった施設にも入れない貧困層はどうしているのだろうか。
カッコウの巣の上でを大いに意識して作った映画。但し、こちらの方がノンフィクションらしきの原作があるゆえ、現実的だろうが。
心理カウンセリングは受けた事ないが、なんだかんだ言わずに医者の言う事を聞く以外にないと思う。医療ミスの事を指摘する人もいるだろが、その場合、セカンド・オピニオンを利用して、医者を替えれば良い。どちらにしても、医者の言う事を聞く以外ないと理解する他ない。
恵比寿ガーデンシネマで当時観ました
もう、20年以上前に妹と恵比寿ガーデンシネマで
観て衝撃的で見終わった後余韻に浸って
考えさせられたのを覚えています
何回も観ました。音楽が昔のオールディーズで
名曲ばかり 映画の雰囲気が重いですが
入り込みやすいので 精神的にきますが…
アンジの演技力は凄かった!
眉前の前髪がとても良い 笑
スキーター・デイヴィスのこの世の果てまで
大好きな音楽ですが シーン的に印象深いので
聞く度に思い出されます。
シネマで見終わった後、無性にタバコが吸いたくなり
ガーデンプレイスの喫茶店で余韻に浸りながら
妹と話しながらお茶したのを覚えてます☺️
たまに見たくなる映画の1つです⭐
開き直ると出られない。
エリート社交界的な中に身を置いていたから、異質に見えるのかな?と最初はウィノナライダー演じるスザンナを見て感じる。幻覚や不安、自殺未遂や同級生の父親と関係をもったりと確かに不安定な面は感じられるが、精神病棟に入れられるほど?と。妙に引っかかる、タクシードライバーの、「馴染むなよ」の言葉。
着いた精神病棟には明らかに言動が病んでいる女子がたくさん。馴染めるはずもない。劇中最も存在感があり展開を引っ張っていくリサも初めて見るとその言動の荒さに驚く。
ところが1人1人をよく見てみると、それぞれにそうなった背景があり理解もできるもので、病院側の監視・管理する見方は患者に寄り添ってはいないのかもと思い始める。どこからが精神病という境界線ってなんなのだろうかと考えさせられる。
スザンナも初日には違和感を覚えたリサが、実は仲間思いで情に厚い面があると知り、2人の距離はどんどん近付いていく。自然と他の患者達とも仲良くなり、薬を飲んだフリしてみんなで連れ立って管理された空間から夜中に抜け出して、息抜きしたり、自分のカルテを読んだり、自由を味わう。
過去に関係を持った同級生の兄が出征間近で、逃げるついでにスザンナを病院から連れ出そうと迎えに来てくれても、ここに友達がいるから、と残るほど。ただ、みんなが容易にお見通しの場でも、部屋にその男性を連れ込んだりする。
それでも病棟内ではかなり正常者に見えるのだが、スザンナには境界性人格障害という病名がはっきりついている。大きなトラウマやトラブルというきっかけを持っていないスザンナの病は登場人物の中でもっとも理解するのが難しい。極端な思考の現れとして、反政府象徴のフランスたばこを持っていたくらい?
劇中のウーピーゴールドバーグに言わせれば「あなたはまともな方。殻を破ろうともがいてる子供。」との事。
それって病気なの?!と感じるけれど、作家になりたいスザンナには、この病棟での経験は素晴らしい題材になる!と思う。実際この作品を作ったのもスザンナ本人で、立派に作品として昇華させている。
でもある日、リサと共に脱走し、退院した患者デイジーを訪ねたところから話は変わっていく。洞察力に富んで機転がきくリサだが、相手が最も言われたくない事に気付き追い詰める習性がある。治癒していないが退院し、父親から囲われ性暴力を受け、自傷行為や過食、下剤依存のデイジーはリサの発言が引き金を引き翌朝自殺。
それでも心が傷まず逃亡するリサ。「誰もが死の瀬戸際にいて、自分ではなかなかできないから背中を押してほしいだけ」とのこと。
理解に苦しんだスザンナだけは病棟に戻り、リサと離れてみると刺激やスリルはないけれど落ち着くと気付く。
そして、デイジーの死をきっかけに、もしも正常な人ならなんとかできていたのではないかと思い始め、自己と向き合い始める。
「自分のどこが異常かわからない病気が回復すると思う?」とウーピーゴールドバーグ演じる婦長に相談したところ、
「理解できている。今はっきりと口にした。それをドクターに話しなさい。書き留めなさい。」
と告げられる。
そこから他の患者の事も客観的に観察し始めると、皆、さまざまな背景やきっかけを持つが、いつまでもその事柄にすがりついて変わることから目を逸らしていると感じる。
「あなたはここでしか生きられないの。哀れね。」とリサに物申すシーンもある。
リサも、周りと同様そんな自分が嫌で死にたいけど、誰かの死への背中を押すばかりで、「なぜ誰も私の背中は押してくれないの」と泣き崩れて本音を吐露。
病院のカリキュラムに真面目に取り組み退院を決めるスザンナ。そのあと、1970年台にはリサ含め他の患者達も殆どは退院したとのこと。
60年台のアメリカ、外にいてもキング牧師暗殺などただでさえ多感な年齢なうえ普通より心の揺らぎの大きい患者達にとって、バランスを崩しやすい環境下だったのかもしれない。そう思うと、入院環境は、その時はいるべき最善の場所だったのかもしれない。
ただし、正常か異常かの境界線がかなり曖昧な精神病において、境界の基準は、「自分を根本から好きで愛せているか」なのだと思う。それは精神病ではないとされていても同じ。おかしいと言われてしまうのなら、話に耳を傾けてみる、誰かのせいで傷つけられてそうなっていたとしても、再び自分を愛するには、傷を癒さないといけない。周りの環境で、傷ついた自分を認めて受け入れられるようになったりと変化はあっても、傷そのものを癒すのは、心の傷であっても自らから出す自然治癒力。目を背けたり、他責にしていては治らない。
でも、いきなり逃げずに向き合うなんて誰しもできなくて、まず馴染んで受け入れる過程も必要なんだろうと思う。ただ、そのぬるま湯に安住していては次のステップに行かれないよと言うことなのだろう。
異常と正常の違いってなんだろう?
正常ってどういうこと?
様々考えさせられ、他人事と思いがちな病名達を自分事として近しく感じさせてくれる作品。
それぞれ傷を抱えそれがえぐられたりしながらも、ある意味不完全な患者達同士で癒しあったり、ウーピーゴールドバーグが適度な距離感で真実を温かく優しく指摘してくれたり、楽しさやあたたかみもある作品だった。
I'm not dead. けっこうガチ。
ある朝目が覚めた時にフと頭の中でペトゥラ・クラークの「ダウンタウン」が流れていて、何かの映画に使われていて好きだったという記憶を必死こいて思い出して、あ!「17歳のカルテ」だ!!っという事に行き着いて久しぶりに鑑賞しました。(ちなみに「ダウンタウン」の方はAmazonプライム musicに上がっておりました。)
この作品って自ら境界性人格傷害のウィノナ・ライダーが原作を気に入って映画権を買い取って映画化したんですね。アカデミー賞取ったアンジェリーナ・ジョリーばかり注目されてますが、ウィノナもいい演技しています。特にウーピー・ゴールドバーグにバスタブに投げ込まれて言い争うシーンとか、それまで表に出さなかった感情が一気に噴き出して怒ってる所が印象的でした。
作中でスザンナがカウンセリング受けてる時に「女は何人からが淫乱?それじゃ男は」と問答しているのが面白い考えだなっと思いました。確かに男は経験が多くても淫乱なんて言われないですよね。
しっかし、00年代に思いっきり低迷したウィノナ・ライダーが今じゃnetflixで復活して、逆にアンジーがあまり観られなくなるなんて人生とはわからんもんですなぁ。
ちなみに邦題の「17歳のカルテ」は当時キレる17歳が流行っていたから付けられた模様です。もちろん原題は全く別物ですし、劇中でスザンナは18歳以上って言ってましたし、17歳何も関係ないという・・・。でも17歳前後の人は邦題に17歳ってあると気になるでしょうし、これは映画配給会社が上手い事やったと取るべきでしょうか??
Girl, Interrupted
主人公のスザンナは初め、どこにでもいるような普通の女の子に映った。
私自身にもこんなことがあるような。
ストーリーの途中まで、スザンナやリサを隔離している大人たち、世間が彼女たちを普通じゃないと決めつけているんじゃないの?と思えてくる。
じつは彼女たちは普通の考え方、感覚、精神を持っているのに、精神的にその他大勢のみんなと違うからと世間から隔離されてしまった彼女たちのストーリーなのではないかとさえ感じた。
しかし、ストーリー中盤からはスザンナが前向きに自分と向き合う姿が描かれていて、病院を退院していく。
観ている私からも、彼女の“境界性人格障害”という診断が正か否かはわからない。
ながらもスザンナが退院する際、一緒に施設にいた友人たちが"普通ではない"ように見えるよう描かれていたのがすごいと思った。
瞳に輝きがあった頃のリサ、まるで別人のように暗い瞳に映るリサ。
アンジーの演技もまた見応えが有り!
スザンナの視点からく描かれているように感じた。
この映画の内容とは関係ないが、この映画の舞台の年代、アメリカの徴兵制は志願の他に、抽選(誕生日)であったことを劇中で学んだ。
静かにことことと描かれていながらも、エキセントリック。
良かった!
突然のどんでん返し
総合:70点
ストーリー: 70
キャスト: 75
演出: 75
ビジュアル: 65
音楽: 65
映画は中盤過ぎまでは殆どを病院の中だけでたいして特筆する出来事もなく平凡に描かれていて、正直それほど面白くもなくちょっと退屈気味といってもいいほどであった。ウィノナ・ライダー演じるスザンナはたまたま親との関係からくるストレスなどでアスピリンを一気飲みしてしまって精神病院入りしたが、それほど精神を病んでいるとも思えず普通に生活をしている。周囲にはスザンナよりもっと精神を病んでいる人がいるが、スザンナ程度の人ならば社会にいくらでもいるだろうといった感じ。この病院内での日常がいったいどれほど重要なんでしょう。
だがスザンナがアンジェリーナ・ジョリー演じるリサと共に外に逃亡してから急展開が起きる。本音で喋り自分の思いを相手に伝え追い込まなければ気がすまない攻撃性の強いリサの姿を、元患者の自殺という形で嫌と言うほどに見せ付けられる。最初はとまどいながらも比較的簡単に病院にあまり違和感もなくそれまで溶け込んでいたスザンナ。だが逃亡後にリサと別れスザンナ一人が病院に戻ってきてから、だんだん彼女にも視聴者にもこの病院内が実は異常だったという風に見えてくるのだ。
それはリサが数週間後に連れ戻されてきたときからはっきりする。突然帰ってきた彼女は疲労しやつれ、目は麻薬患者のようにうつろで危険な雰囲気でまるで別人のよう。病院内で強さを持って自由に正直に生きるリサに少し憧れや尊敬を持っていたスザンナだったはずなのに、今では彼女に対して失望を感じ異常さを感じている。リサはその攻撃性ゆえに所詮社会的に不適格な破綻者なのだと気がつき、だからこそリサはここに8年もいるのだと理解する。それは他の患者たちについても同様で、友情を感じつつも一歩引いた位置から冷静に彼女たちの異常さを分析していけるようになる。
そう、それまで普通に溶け込んでいたここの世界は、実は異常なのだとわかってしまった。大半を占めた途中までのやや退屈な日常が、そのいきなりのどんでん返しへの伏線だった。その描き方が面白い。
アンジェリーナ・ジョリーの演技だけが注目を浴びているようだが、ウイノナ・ライダーも負けていないと思った。しかし実年齢が役柄とかなり離れていてタイトル通りの年齢には見えないのは残念。
ドロシー、何を学んだの?
映画「17歳のカルテ」(ジェームズ・マンゴールド監督)から。
舞台は女性のみの精神病院。
当然いろいろな出来事が起こるが、
そんな中、なぜかテレビで「オズの魔法使い」が流れている。
「ドロシー、何を学んだの?」という問いに
主人公ドロシーは「夢は見るだけではダメということ」と答える。
ストーリーには関係ない台詞なのかも知れないが、
どうも私の心に引っかかりメモをした。
「夢はしっかり掴みなさい」ということか。
「夢を目標に変える努力をしなさい」ということなのだろう。
頑張ってみたい・・・。
なんだか、映画「クワイエットルームへようこそ」(内田有紀さん主演)と、
似た感じの作品だったな。
「オーストラリア」にも「オズの魔法使い」が挿入されているし、
影響力が強い物語だということを実感した。
全9件を表示