ゴーストワールドのレビュー・感想・評価
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ハマらなかった、残念
絶賛反抗期の青春真っ盛りのオタク気質女子のセンシティブな何ヶ月間を描いた作品。
主人公の巨乳がだらしない体に見せてしまっているけど、洋服は攻めてる。
このダサさを全肯定しているハートの強さがザ・反抗期なんだろうなぁ。
周りを振り回して自分を顧みない主人公に終始イライラしてしまった…。
自律型の人は見ない方がいいかと。
最後は、来るはずのないバスに老人が乗っていった…
で終わるかと思いきや、シーモアが実はセラピーに通っていたり、主人公にもそのバスが来てどこかに行ってしまうという最後から、実は主人公は大人で、ちゃんと社会的生活を全うしているけど、社会に抑圧されていて、今までの話がゴーストワールド(夢、もしくは妄想)で最後現実の世界に帰っていく、ということなのかなーなんて思いました。
タイトルなし(ネタバレ)
超名作。ラストの来ないはずのバスに乗るのはGhost Worldに行ってしまった。のではなく、Ghost World(上手くつながることが出来なかった世界)から抜け出したんだと思う。新しい現実世界へ向かう為に。
子供から大人に、、、
周りが進路を決めていってそれを
バカバカしい
といっしょに笑っていた親友も仕事を始めて、、、、
焦る気持ちと自分に素直になれない感じが『青春』なのかな〜って思った。
ラストシーンと『ゴーストワールド』の解釈はちょっと難しいしいろんな意見があっていいのかなっておもった。
私的にはイーニドがみたこの世界は
センスのないつまらない世界
=死んでる(価値のない)世界
=ゴーストワールドかな??
って思った。
ラストはイーニドが『おたく』の自分を捨てた描写なのかな〜と思ってる。
みんな大人になっていって自分だけ取り残されていく悲しい感じとか、美術の補修で優等生に対抗してみたりとか高校生っぽいな〜笑
どこをみてもかわいくてとりあえずイーニドのブーツを買いに行こう🔥
悩ましい
立川シネマシティで12月2日
新潟シネウインドで12月30日に改めて鑑賞
初見の記憶を辿ると、バスでどこに向かっていったのだろう、だった。その記憶が強くて、内容がこんなに短かったっけ?と思った。もっと長かった気がした。
改めて思ったのは、イーニド、イーニドのような人の生きづらさだった。自分らしく振る舞っていけばいくほど社会から外れていく寂しさ、合わせなけばいけないというマイナスなのかプラスなのか悩ましくなる努力を要求されてるイーニドの痛々しさが自分と重なって辛くなる時と、いきすぎてて笑える時とが振り子のようにいったりきたりする。親友のレベッカが、ラスト近くにアイロン台を自慢する姿が、マジョリティの象徴に見えて、それを肯定しなければならなくなっているイーニドの苦しさが辛い。
イーニドはあの世界に居場所を見出せなかったのか、見出しかけた世界の虚無感に耐えられなかったのか。自分を変える、というと肯定的なイメージがあるけど、ゴーストワールドをみると、変えられない人もいていいはずなのにな、とか思う。
シーモアは、イーニドにとって、結局なんだったんだろう。気まぐれだったのだろうか。
ラストにバスに乗ってどこかへと向かっていく。初見の際、年一とかの特別便があったんだろうと解釈してて、新たな居場所を探しに行ったのだろうか、と思ったけど、解釈によってはあの世へのバスらしく、そう思ってみると、とても寂しく見えた。と、もしかしたら、どこかで幽霊バスが走っているのかもしれないな、と思った。
エネルギーの放出先
ラストの解釈は、観る人によって様々
大分前に見た作品だけど、また改めて鑑賞した。
周りに対して冷めた感情を持つ、イーニド(ソーラ・バーチ)とレベッカ(スカーレット・ヨハンソン)。
高校を卒業して、周りは大人になっていくけど
イーニドは、相変わらず大人になりきれず 悪態ばかりついて
バイトもすぐにクビになる始末。
広告がきっかけで知り合ったシーモア(スティーブ・ブシェミ)のことも、なんだかんだ振り回して
でも、自分が何をしたいのか良くわからないまま過ごしている。
最後は、廃線になったバス停で バスを待つ老人が
来るはずのないバスに乗りどこかへ行ってしまう。
それを見たイーニドは、荷物をまとめバス停に行く。
すると、バスがやってきてイーニドを乗せどこかへ行ってしまう。
このラストは、観る人によって解釈が違うけど
それでいいんだと思う。正解がないのかなと。
私的には、この個性的なイーニドが、社会で生きるために
自分を殺さなければいけないことに気づいて
今までの自分を葬ったのかな?って思いましたね。
自分らしさを失うことによって、人はゴーストみたいになってしまう・・・
この世はまさに「ゴーストワールド」なのかな。
今は亡き、ブラッド・レンフロも女子にいじめられる男子役で出演してます。
痛々しくて…でも共感でした
周囲との違和感に果敢に立ち向かうイーニドが、どうにも痛々しくて、でも共感でした。
故郷と折り合いのいい人が本当は羨ましい、でも、どうしようもない。ラストがとても印象的でした。
グラフィカルな映像が素敵、テリー・ツワイゴフ監督、2001年の作品です。
ソーラ・バーチとスカーレット・ヨハンソンが演じるシニカル娘コンビはおしゃれ。学校を卒業して社会に向き合う複雑な心がリアルでした。
スティーブ・ブシェミが情けなくもオトナの魅力で演じるのは、古いブルース・レコードの取集家の中年男。彼が紹介するブルースはじめ、音楽がとても良かったです。
携帯電話のない時代のお話、それぞれのキャラクターが、"らしい"電話機使ってるなぁと思いました。イーニドのスケルトンの電話機が可愛いです。
高校生の時と大学3年生の時と社会人3年目の三回みて欲しい。
といいつつも、大学の時にみたっきりでしたが。でも、ずっと頭の片隅にソーラバーチはいた。あれから13年も経つんだね。
DVDを購入しました。Blu-rayは出てないのね。
あのムチムチ巨乳感はたまらないです。相棒のスカヨハは当時15歳でも巨乳の頭角を表している。素晴らしいコンビだと思う。
それは置いておいて、ブシェミ最高!監督もあの役はブシェミ以外は考えられなかったとメイキングにあるが、適役です。
僕が何より気に入ってるのはソーラバーチのスタイリング。あの時代というのもあるのかもしれないが、今でも特にオシャレ。個性的ではあるが、イーニドを外側から作っていた。内面も思春期特有の焦燥感は何倍にも膨れ上がっていたけど、シンパできます。
端役のみんなも個性的で大好きです。
ラストは大好きだな。
知らなかったー
最高傑作
主人公のイーニドは他人のはしゃいだり、わざとらしく振る舞っている様子を嘲るような性格の悪いタイプで、常に世間を批判的に見ている。しかしだからと言って自分に何ができるわけでも、褒められるような何かがあるわけでもなく、そのギャップに苦しんでいる。感情を押し殺したような無表情はそういった思いの表れなのだろう。
彼女はおしゃれでメガネや洋服に気合を入れ、奇抜な装いをする一方、可愛らしい顔の割にだらしない体型で、そういったところも面白くないと感じているのではないだろうか。
高校を卒業し、最後の休みが終わろうとしていた。現実と向き合わねばならないタイムリミットが迫ってくる。結局彼女は周囲をかき回し、何をすることも選ばず幽霊バスで旅立ってしまう。どこかの町で暮らしているのだろうか。それとも死んでしまったのだろうか。
イーニドは処女ではないようだったのだが、描いている精神は童貞そのもので、女版の童貞映画だ。童貞漫画家の大家と言われるオレがそう思うのだからそう認定したい。
孤独な心に寄り添うような素晴らしい映画だった。公開当時シネウィンドで見たのかDVDかビデオのレンタルで見たのか、記憶があやふやなのだが、何度か見ている。こうしてイオンシネマのシネパスで改めてスクリーンで見れて嬉しかった。
(追記)
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