ゴーストワールドのレビュー・感想・評価
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優柔不断な高校卒業したての二人の女の子
高校卒業したての女の子に惑わされる、女友達(高校卒業後二人で部屋借りる約束有り)や男親(娘が嫌いな女性と再婚予定)そして一番この女の子に振り回され躁鬱病にもなってしまった定職を持ちつつも趣味に没頭する中年男性
正に高校卒業後の僕の女性バージョンを見ているようで…
しかし、バスの止まらないバス停🚏でずっと待っていたおじいさんはどこに…そしてあの女の子もどこに…創造を掻き立てられない僕には、自分が一番納得のいくバス停🚏で降りて欲しい
出会えてよかったいい映画
前日に『エマニエル婦人』を鑑賞し、youtubeでBLACKHOLEの「リバイバル映画特集」を見て復習。その際に取り上げられていたのでなんとなく気にはなっていた。
公開当時から今の今まで、まったく知らなかったが、別件で渋谷の街を歩いている際に旧渋谷TOEI、現Bunkamuraル・シネマ渋谷宮下の前を通りかかった際に発見。時間も丁度良かったので、ふらっと入ってみたら、なんとまぁいい映画に出会えた。
出てくる登場人物がすべていとおしい。そして、すべてのキャラクターに自分自身を重ねることができた。作中「ゴーストワールド」という題名を直接想起させるセリフやシーンはなかったと記憶しているが、「ビッグマックとナイキで満足」な人ばかりの世界で、そこに抗う若者を丁寧に映し取っているように感じた。職業柄若者と接することが多いが、今の若者は自分たちを陽キャ、陰キャと簡単に分別し、陰キャの声は通らないと思い込んでいる節があるように思う。公開から22年がたった今、イーニドのような子たちはクーン・チキンのポスターを作品として提出することすらできなくなっているのかもしれない。そんな若者たちと向き合ってあげたくなる映画だった。
この映画が公開した当時、私は高校1年生だった。その時の僕がこの映画を見たら、どう思ったのだろう。38歳になるこの年でこの映画に出会えたことが、私の人生にとってとても幸せなことだと思っている。おそらくハリウッドでのストの影響か、新作があまり入らなくなった今、リバイバル映画の波にうまく乗って、いい旧作と出会いたいものだ。
最後は何なの
90年代初め量販店の家電・オーディオコーナーでアルバイトしていて、CDの音質について、あんな話を良くしていたなと、懐かしく思い出した。自分は周りと違うという根拠のない思いを持ちながら高校時代を送り、その時代が終わった時、自分が何者でもないと気付く。そんな話。共感はできないが、理解はできる。ただ最後のシーンは理解もできません。
決定的な作品になった
イーニド(ソーラ・バーチ)と出会った。
強烈だった。
直ぐに「バッファロー'66」のレイラ(クリスティーナ・リッチ)を思った。
決定的だった。
ホント理屈なんて何もいらない。
「好きだ〜〜」と叫んで走り出したくなった。
どうも初見だったようで
主人公イーニドのもがきっぷりが面白かった。
オシャレだけど終始どことなくばらばらなファッションセンス
髪を染めたり戻したり、無二の親友(だったはず)もいつの間にか距離ができる
シーモアへの同情か尊敬か恋慕か、ゆらいで定まらない感情
無軌道で周囲を冷めて見ていそうだが内情は七転八倒しているような主人公。
そんな彼女がどんどん孤立していくところが秀逸。
周囲を掻き回しながら自分を見つけようとするイーニドになんだか共感できる。
よくいわれるような自分探し? ってやつに自分もみに覚えはある。
ちゃらけていて冷めたように見える彼女にポイントで現れる赤が印象的で、
そこにそこはかとない熱情が垣間見れる。
自分から出店したはずのガレージセールで何一つ売ろうとしなかったイーニドが
ラストはカバン一つ、赤をまとって街を脱出する。
っていうか、あの足取からして何かが定まりやっと入り口に辿り着いた姿に見えた。
─求めよさらば与えられん。
だから「鈍行」か「特急」かは知らないが、何かを求める者だけに与えられる「バス」、
とゆー解釈に勝手にしとく
全く合わなかった、ごめんなさい。
青春ドラマと言えば聞こえがいいのですが
重度の厨二病映画で
おしゃれでPOPな作品が好きな人には
どはまりするのでしょう。
レビューサイトの評価がのきなみ高くて
正直大変驚きました(苦笑)
実を言うと、まったく興味なかったのに
ある勝負に負けたくなかったのと
まぁ評価高いから観てみるぅ?みたいな感じで
挑んだのが大失敗です。
こんなやつに評価されたら本作に悪い気が
してきましたw
そうです、己の六感をやはり信じなくてはなりません🤣
10代に観ていればもっとイーニドに共感できたのか
否✋
自分はそういうtypeではないので
同世代時に観たとしても共感は出来ず
終始イライラしていただろうと思います。
思っているより人の心は単純で、世界は複雑
ずっと観たいと思いつつ、近所のTSUTAYAには置いていないしBD買うのもなあ…なんて思っていたら原作のコミックが再販!とりあえず購入し積む。映画を観てから読むべきか迷っているうちにまさかのリバイバル上映!?ということで最寄りの単館劇場へ公開初日に足を運んだ。
前情報は雰囲気すらあまり分からない予告くらいしかなかった。
見始めると
兎にも角にも美術、主人公イーニドのビジュアル、ファッションで100点!時代感好みに合致したこともありしょっぱなから心地良く観ていた。
大人になる瞬間とはなんだろうか、どこなのだろうか。「こうありたい!」「こうにはなりたくない…。」そんな迷いと自己肯定に押しつぶされそうになりながら、わずかな自信で"自分"を表明しそれで生きていこうとする。イーニドに感情移入出来る人も出来ない人も不思議と今と昔の自分を見つめ直すきっかけになる良い作品。
これからも何度も見直したくなることを確信した映画。
初めて観たけど懐かしい
ブシェミが若い!
マイフレンドフォーエバー以外のブラット・レンフロ初めてかも!L.I.P
2001年、わたしは二十歳になる年で、大学生だった。ゴーストワールドはもっと後年知った。公開時に知るほどの感度がなかった。なので2023年に初見です。
ソーラ・バーチ演じるイーニドの、不機嫌な顔や、人を小馬鹿にするところや、反抗的なところ、何かを待っているところは、かつてのわたしににも確かにあった部分だなって思った。いや、今もか。なので、イーニドの言動は痛くて懐かしかった。
世間とずれてて寂しい男として描かれるシーモアは、2023年に見るとそんなに悪くない同世代の男だなぁと思った。若い娘であるイーニドとヤッてからの言動はキモいけど。
スカヨハはそんなに内面を描かれるわけではなく、高校時代が終わって自然と道が分かれる幼馴染として描かれてた感じ。
イーニドのお父さん、かわいかったw
美術クラスの先生と、その先生に気に入られようとする生徒もおもしろかった。
シーモアの勤務先と、KKKの関係がよく読み取れなかった。
自室にある電話いいなぁ。あーゆうの憧れたなー。
カセットテープに詰め込んだ自意識が懐かしいなぁ。とかもおもった。
イーニドはラスト街を出たっこと?
いつもいるはずだった老人が、廃線のはずだったバスに乗って旅立った。そのベンチには「not in service」って書かれてる。待てば来ると老人は言ってた。それに倣ったのかな?
若い人もたくさん見にきてて、なかなか盛況だった。
クラッシャー
ああやっていろいろクラッシュするしかない、クラッシュせねばならない時期があるというのは分かる(今もそうかも)。大人になることの難しさ、という点では『レディ・バード』も思い出すんだけど、あちらとは違って、愛情によって飲み込みそうな母はいない世界。/卒業パーティであんなに寄り添ってぴったり一緒に揺れていた主人公二人が、分かれていくのだ。
とても面白い
公開時以来20年以上ぶり。やはりソーラ・バーチがとても良くてスクリーンから目が離せない。そしてぼーっとしたブラッド・レンフロが素晴らしい。とても演技とは思えない。またスティーブ・ブシェーミのスター性により、主要観客であるオタクの男が自分を気持ちよく投影できる仕掛けになっているのだった。女の子から見たアメリカの田舎のつまらなさ、そしてつまらない大人たちが程よく誇張されながら描写されており、父親目線でなんだかしんみりと見てしまった。
何箇所かある、現実から跳躍していくシーンの索漠とした演出トーンが面白く、実写でやったことがどう影響しているのか、漫画の方も見てみたいと思った。
小さいスクリーンでこっそりと。
22年前にも映画館で観てるんだけど…
ふたりが並んだポスターと、ソーラ・バーチの緑の髪と、
スカーレット・ヨハンソン、可愛いなーってのと、
あの情緒成長過渡期な友情のゴタゴタと、
自分の年頃的にも、洋服や装飾品がオシャレだなーと
思ったことぐらいしか覚えてなかったなー。
で、観ながらだんだん思い出してきて…
たぶん、あのトガり具合がイケてるって思ったよなー、とか
こういうミニシアター系を進んで観て、
というかそれがイケてると思ってた、
浅い知識のサブカルよりのイタめの女(イーニドより?)だったなー、
とか思い出に浸りながら楽しみました。
彼女らの2倍以上の歳で改めて観て、
そーだなー、あの年頃に観て感情移入する作品だなー。っていうとの、
今回、大きめのスクリーンだったが、
これは、小さいスクリーンで、こっそり観る方が楽しいなーって思いました。
カッコカワイイ、イーニドに三十代でも憧れる
ポスターに惹かれ、良さそうと思い鑑賞。
序盤はクセの強さにとっつきにくいが、それが突き抜け、とことん貫かれてて、さらに視覚的にも楽しく、ワクワクしてくる。
イーニドの思春期ならでほの、俗世を否定し自分を肯定するとがった姿は大人になった男の自分でも憧れる。大人になったから?
とがりでもあり、強がりでもある、そんな彼女が直面する人間関係のトラブルによって、乙女な部分が垣間見え、微笑ましくなる。印象的なファッションと奇抜な芸術の数々、まるで、別世界にいるような映画体験であった。
最後の展開には正直びっくりしたが、観客の体験、締めとしてはこれしかない、ともおもえてくる。
イーニドのジリリリと鳴るサイバーな電話と、シーモアのレトロな電話の対比がサイコーである。
2023年劇場鑑賞111本目
MGMのライオン久しぶりに見た
多少誇張されてるものの、誰にでも身に覚えありそうな青春時代の自分の様々なイタい言動を思い出してギャっと叫んだりのたうち回ったりしたくなる。
バーチの怪演は言うまでもないが、ヨハンソン激カワ。
なんであんなに不器用なんだろう
高校卒業後の夢もないティーンネイジャー。
斜に構えている感じが腹立つけど憎めない。否定したら過去の自分を否定することになるから。
本心ではないとしてもなんであんな行動、態度をとってしまうんだろう…刺さるシーンがたくさん。大人に逆らいつつも、認められようと努力もするから健気でもある。
ふぞろいな青春
「面倒くさい奴らだ…」主人公達と同世代だったらこう思ったかもな
青春万歳!的なノリを一切感じない
ディープでちょいブラックなヲタク系青春映画もいんじゃな〜い!
オールドジャズにポップな音楽&抜群にキュートなファッション!ひと昔前なら絶対マネしてたなぁ
イーニードの家電は一推し!ありゃ羨ましい⭐️
留守電に出会い系広告と個人情報丸出しの時代も懐かしい…
昔、若者だった私にも好みの作品でございました
心が夢遊病みたいなイーニードを演じたソーラ・パーチも暫くご無沙汰気味ですが
まだまだ良き作品でお目にかかりたいですね!
かたや自立を目指すレベッカ…真面目さが功を成して今じゃブラック・ウィド-ですしね(えっ!?😁)
イーニードとレベッカが2023年の今、どうしてるか知りたいもんですね!
…役者の養成所に通ってる女みたいなタイプが1番友達になりたくないわぁ💦
これ肯定しちゃうとねという気分もある
高校卒業した直後の女の子の話なんだよね。
色んなことがあって難しい時期で、自分でも良く分からない感じで動いて、色んなことが起こってくね。
主人公が冴えない男が好きっていう設定もいいね。
それでかなり年上の冴えない男を追いかけて、追いかけてる間はそれなり楽しいんだけど、寝た瞬間に色んなことが覚めるって、分かる気がした。
はしばしに「わかるー」って感じのエピソードがあって、分かる気もするんだけど、だからってここまで周りを振り回すのはさすがに迷惑だろう。でも、分かってあげる余裕がある振りをしてみたい気もするね。
雰囲気好き
10代の時に観たかった!本当そう思う!
大人になって、自分が確立されてしまった感のある今観るのと、若い時に観たのでは感じ方がだいぶ違ったんだろうなと思う。
雰囲気は良かった。ファッションやインテリア、映像も好き。
なぜかモヤモヤするから、もう一度観てみたいとも思う。
タイトルなし
あっスカーットヨハンソン しかも女子高生役 古い映画と知る そして、描いてる世界も80年前半か さらに古いブルース ラグタイム‥懐古マニアのオッサンと卒業したばかりのサブカルインテリ的JK のお話だ
廃止になったバス停で待ち続けるノーマンの存在‥‥ 映画として 5⭐ではないが 温かみあった 若い頃のスカーットヨハンソンに会えたのもよかった。
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