エリザベスタウンのレビュー・感想・評価
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雰囲気を感じ取る作品
総合65点 ( ストーリー:60点|キャスト:75点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:75点 )
自殺を考えるほど追い込まれた状況なのに、こんなにものんびりした雰囲気で物語は進む。というよりもたいした物語らしいものはなくて、日常ののんびりとしてちょっと滑稽な雰囲気をとにかく感じ取る作品。
殆ど台詞もないままに音楽が効果的に多用されていたりして、それも主人公の感情を表す小道具として挿入されている。「スパイダーマン」に出ていたキルステン・ダンストは当時はそれほど印象に残らなかったけれど、ここではとらえどころのない変人役で登場していてこの雰囲気作りに大きく貢献していて好感が持てた。
現実は本当は厳しいはずだけど、こんなふうな生活に浸ることが出来ればちょっと幸せだし、観終わったときの気分も点数以上にいい感じでした。
人生に躓いたときに観たい映画
自分の《エリザベスタウン》を探す
絶望した時
悲しい時
逃げ出したい時
ちっぽけな自分に泣きたくなった時
長い人生 イロイロある中で 困難な高い壁に出くわしたら
迷わずこの映画を観ることをオススメします
そしてぼんやりと《地球儀》を想像してみる
世界は広い 自分の行動範囲など地球儀上では数㍉にも満たない
世界は広い 自分で見た景色など地球儀上では数%にも満たない
向かい風に向かって無理に進めば 視界を奪われて前に進めない時もある
追い風になる方向へ軌道修正して身を任せる時があっても良い
そう そんな時は思いつめる前に《ちっぽけな世界》を出れば良い
大人になって《世界は狭い》と思い込んでしまっているけど
世界には 新たな景色が山のように用意されている
世界には 新たな出会いを待っている人が沢山いる
みんな自分の《エリザベスタウン》を探す旅をしている
そんな旅路の中でみんなに出会えた事にも感謝したくなる
こんな想いが詰まった映画《エリザベスタウン》にも感謝
そんな事に改めて気付かせてくれる映画は宝物です
人生楽ありゃ、苦もあるさ…。
『そ~か、オーランド・ブルームって、こんな顔してたんや…(笑)』と。まじまじと観てしまったオープニング。そ、今回はいつもの“コスプレ”ではなく、“素”のオーランドが見られます。でも、あんまり…かっこよくない(笑)?!
1人の人間が味わう栄光と挫折、そしてその先に待っている、“希望”。こういったものが、描かれていると観ていて思ったのですが、挫折(=どん底)の期間が短かすぎやしませんか?そりゃ、殆んどすべてを失ったとは言え、そんな最中でもキルスティン演じるクレアからアプローチされ、父の親族からは暖かく迎えられ…って、恵まれすぎてるよな~。吾輩なんかが、挫折しようモンなら、こんな程度では済まんやろうし、どん底の更にまだ下まで落ちてってしまうんじゃないか?と観ていて考えてしまいました。
予告編やTVスポット等を観てると、亡き父との思い出にもっともっと涙するような映画(例えばコレみたいな)かと思っていたのですが、少々アテ外れだったようでして…。キャメロン・クロウ監督といえば、「ザ・エージェント」が大好きな吾輩ですが、何か今回は…。悪くはないのですが、登場人物に素直に共感できないままに終ってしまいました。
ところでオーリーって、イマイチ印象に残らないですね。主役なのに“華”がないっていうのか…。キルスティンの方が余程“華(毒もありそうですが…笑)”を感じさせてくれます。線が細いっていうのは、主役をはる俳優としては少々致命的かもしれませんね
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