トンマッコルへようこそのレビュー・感想・評価
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やっぱりそうはいかない
朝鮮戦争。米軍の戦闘機が墜落し、パイロットはトンマッコル村の人々に助けられる。そんなとき北朝鮮軍兵3人と、韓国軍兵2人が村に行きつく。そこで両陣営はにらみ合いとなるが、村人は武器も戦争も知らなかった。
徐々に緊張が解け、このまま終わってほしいと思いました。でも、やっぱりそうはいかない。統一されればいいのにな、と願ってしまう韓国映画は多いですね。
敵対する兵士同士が山奥の村で一緒に過ごし、友情が芽生えていく。 「...
敵対する兵士同士が山奥の村で一緒に過ごし、友情が芽生えていく。
「未来少年コナン」を連想した。
イノシシという共通の敵を連携プレーで倒し、一気に仲良くなるわけだが、本当の敵はアメリカ軍だった。
単なる友情物語ではなく、村を守るために犠牲になることを選ぶ物悲しいラストが秀逸。
偽善♥ 反戦映画じゃ無い。日本人は冷静に鑑賞せよ!熱くなるな
韓国映画は自己破滅型映画だらけだからなぁ。
大体は結末がわかって来る。
あと、1時間40分話が進まない。
見る前から終わりが分かる
偽善的な映画
まだ、この国たちは戦争中。
それは分かっていたが『村を助けるために、俺たちは戦う』って、やっぱり戦争中の国の考えるお話だね。
普通は出ていくだろう。日本ならね。
日本の風の谷のナウシカの音楽家はこんな映画の音楽を担当したと言うが、ベクトルが全く逆って分からなかったのかなぁ?
内戦ゆえに日本人としては何を語っても内政干渉になるけどね。
あと、20分。早く終われ!!
やっとこさ終わりけり。
この程度の映画を作っているなら、日本映画もまだ、復活できるな♥
美しく哀しい戦争映画
今まで観た戦争映画の中で一番美しかった。戦争映画は苦手だけどコメディ寄りのアプローチが涙を誘い、観やすくとても面白かった。
久石譲さんの音楽も親しみを感じられてトンマッコルの魅力を引き出していたと思う。
戦争の中の一時の幸せと迫り来る脅威、周りはトンマッコルに溶け込んで行ってるのに、連合軍の一人だけ過去に囚われていたり対比が上手くて、この先どうなるのかドキドキしながら観れた。
日本人にはあまり朝鮮戦争は馴染みがないと思うのだけど(僕が無知なだけか?)トンマッコルの中でわだかまりがなくなって、一つになって行く様にグッと来た。
トンマッコルの住人の無邪気さも、これが平和の答えなんじゃないか?と幸せな気分になった。
トンマッコルと言う空想の村で戦争の悲惨さを誤魔化すのでなく戦争の悲惨さも描かれていてとても良い映画だと思う。
トンマッコル行きたい。
良かった。
本当に、世界中がトンマッコルのような場所だったら、平和でいいのに。
一体何が違ってしまったんだろう。
銃を向けられたときに、村人達が怯えもせずに普通に過ごしていたシーンが大好きです。
確かに銃を初めて見る人は、あれが正しい反応かも笑
青い空や緑や花、映像もとても綺麗でした。
悪くはない
トンマッコルへ迷い混んだことで争うことの馬鹿らしさを感じた3人。ただ、自分達だけでは防ぎ、守りようのない平和が何とも切ない映画でした。ノリが安っぽいところもあったのですが、悪くなかったです。
今だからこそ観るべき永遠の理想郷
当時、韓国映画は大の苦手な私だったが、初めて真正面から楽しめた作品である。
国の事情なぞ関係無く、村を守るために一致団結する兵士達の生き様に心打たれた。
お互いを分かち合う事の大切さ、戦争の愚かさを改めて実感する。
同じ民族同士の戦争だからこそ、成立する絆であり、悲劇でもあるだろう。
公開当時、「単なる太陽政策のPRに過ぎない」と、批判的な批評が多かったが、そういうヤツらは根本的に映画の見方を間違えている思う。
朝鮮半島は元々緊張感漂う場所だが、特に韓国とは竹島問題で再びいがみ合う仲となっちまった。
だからこそ、今作を観る機会が、和解のきっかけになってほしいなと映キチに思う今日この頃である。
では、平和を願いながら最後に短歌を一首
『来客を 招く温もり 笑みの村 戦争なんて 馬鹿な事だと』
by全竜
心温まる、ヒューマンドラマ。世界は一つ
戦争の無残さ、人間の残酷性、国家間のいがみ合いといった社会的概念を否定する心温まる、ヒューマンドラマが展開されていきます。いろんな意味でこの作品は観れば見るほど路に心に残り、ホロっとしたなかで、明日への希望を与えてくれます。
腹いっぱい喰わせることだ
映画「トンマッコルへようこそ」(パク・クァンヒョン監督)から。
朝鮮戦争を舞台に、南北朝鮮軍兵士や国連軍のアメリカ人兵士が
山奥の「トンマッコル」という平和な村で友情を育んでいく物語。
「トンマッコル」とは、(映画の中で説明しているが)
「子どものように気ままな村」という意味らしい。
「気まま」というより、韓国映画独特の「純粋」の方がいいかも。
さて、気になる一言は、兵士の1人が、高齢の村長に訊ねる。
「怒鳴りつけることもなく、よく村民をまとめられますね。秘訣は?」
その答えが「腹いっぱい喰わせることだ」だった。
暴力や恐怖では、民をまとめられないことを、彼に伝えたのだろう。
「お腹いっぱいに食べることが出来る環境」イコール
「戦争のことなど知らないのんびりした生活」
そして、それが「平和」へと繋がることを、村長は知っている。
そう言えば「ケンカをやめて飯でも喰ったらどうだ」とか
「何をそういきりたってる?」と、穏やかに話しかけるシーンが続く。
戦いシーンが続くのに、なぜか観終わって爽快感が込み上げてきた。
韓国映画の魅力にハマってしまう人たちの気持ちがわかる気がする。
ほんわかとした、でも上質の反戦映画
たまたま読んだレビューで評価が低かったため、みないでいた作品。
気まぐれでみたのだけれど、すごーくよかった。いいたいことをきっちりとエンターティメントにしている。反戦映画に感じがちなアレルギー反応もまったく起きなかった。
ファンタジックな戦争映画
争いを知らない秘境の里。個人が迷い込んだら珍客だ。だが、組織で入ってきたら、それは侵略になる。
武器を持つのは個人だが、武器を持たせ、軍服を押し付けるのは国家だ。軍服は、個人の意思を無視して人を色分けする。
外界を知らない村人の生活を通してほんのりさせながらも、訴えるところは的をはずさない異色の戦争映画だ。作品をファンタジックに彩るカン・ヘジョンの無邪気さと久石譲の音楽がいい。
人民軍の兵士が村の長に「力を使わずに村を治めるコツは?」と尋ねると、長が「腹いっぱい食べさせること」と答えるのが可笑しい。
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