ディボース・ショウ
劇場公開日 2004年4月10日
解説
離婚訴訟専門の腕利き弁護士マイルズ。彼が次に手掛ける依頼人は、妻に浮気の証拠を握られた夫レックスロス氏。離婚の条件を少しでも有利にするため、依頼人の美しい妻マリリンに会ったマイルズは、彼女が一筋縄ではいかない女性だと知りつつ、彼女に惹かれていく。コーエン兄弟映画にジョージ・クルーニーとキャサリン・ゼタ=ジョーンズが新たに顔合わせ。カメラはコーエン作品の常連、名手ロジャー・ディーキンスが担当。
2003年製作/102分/アメリカ
原題:Intolerable Cruelty
配給:UIP映画
スタッフ・キャスト
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アメリカの婚前協約という法律概念を知らないのでイマイチ話についていけません。
いずれにしても、弁護士と悪女の知恵比べのストーリーでいつものブラックでシニカルなコーエンくささは希薄です。
2020年6月15日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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敏腕離婚弁護士とリベンジに燃えるしたたか美女の織り成すスクリューボール・コメディ。
コーエン兄弟とジョージ・クルーニー&キャサリン・ゼタ・ジョーンズと聞いただけで観たくなる。
不倫や離婚騒動など日常茶飯事、離婚訴訟をネタにしたまるでアメリカの縮図のような映画だからアメリカ人には受けるのだろう、劇中の浮気現場をTVリポーターが直撃するエピソードは実際のアメリカで人気の番組だ(日テレの「世界まる見えテレビ」で観た方もおいででしょう)。
感想としては微妙、ジョージ・クルーニーにオーバー・アクションのコメディアン演出は似合わないし、ゼタ・ジョーンズは天性の美人なんだから玉の輿など狙わなくとも男なんてより取り見取りでしょう、後妻業の女ほど悪質でないのは救いだがクール過ぎてミステリアスなだけに考えすぎて観てしまう。
そもそも結婚に幻想を抱く歳でもないが幻滅もしていないのでストーリーに関心が薄いのは仕方ない。気楽に観る分には面白いのだろう、オープニングのキューピッドのアニメは面白かった。
2012年5月12日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
まぁコメディで、録画しといたので鑑賞。 ストーリーが進むにつれて、豪華な顔触れに 小さな驚きがはじけます。
主演は言わずと知れた ジョージ・クルーニーと キャサリン・ゼダ=ジョーンズの濃い二人。 得意分野だと思う 三枚目色男とモテモテの人妻を好演。 どことなく初々しさを感じるのは 9年の歳月で演技力が上がった証拠でしょう。 そんな二人を盛り立てる脇役に 長髪で挑発、オスカーノミネート俳優 ジェフリー・ラッシュ(『英国王のスピーチ(2010)』)、真面目に面白い・オスカー受賞済み リチャード・ジェンキンス(『扉をたたく人(2007)』)、アンジー元夫、脚本でオスカー受賞経験あり ビリー・ボブ・ソーントン(『アルマゲドン(1998)』、すでに毛 キテたんだね ポール・アデルステイン(『プライベート・プラクティス(TVシリーズ)』)など。 そして この独特の間と、ストーリー展開と、点と点のつなげ方、『バーン・アフター・リーディング(2008)』を彷彿とさせる…と思ったら やっぱりオスカー総なめ コーエン兄弟の製作・監督でした。
これだけアカデミー賞受賞者を集めて、監督もアカデミー常連で たっぷり付加価値がついた作品は そうないと思います。 個人的にお気に入りなのが トラブルに気づき顔を見合わせて絶叫する『グーニーズ(1985)』を思わせるシーン。 これも 取って付けたようで ある意味 “付加価値”(笑)。
人間 誰しもダークな部分とピュアでいたいと思う部分があって、人生では 駆け引きが繰り返されて…という 目で見て・頭で考えて笑える作品です。
P.S. 主演の二人も オスカー俳優でした、と“付け加えて”おきます。
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