シンデレラマン

劇場公開日:

解説・あらすじ

「ビューティフル・マインド」のロン・ハワード監督とラッセル・クロウが再び組んで実在したボクサーを描く感動ドラマ。1930年代の大不況下のアメリカ。負傷のためプロボクシングの世界から引退して肉体労働者となっていたジムは、愛する妻と子供のため、勝ち目のない新進ボクサーとの試合を引き受ける。ジムを見守る妻役でレニー・ゼルウィガー、マネージャー役で「サイドウェイ」に主演したポール・ジアマッティが共演。

2005年製作/144分/アメリカ
原題または英題:Cinderella Man
配給:ブエナビスタ
劇場公開日:2005年9月17日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第29回 日本アカデミー賞(2006年)

ノミネート

外国作品賞  

第63回 ゴールデングローブ賞(2006年)

ノミネート

最優秀主演男優賞(ドラマ) ラッセル・クロウ
最優秀助演男優賞 ポール・ジアマッティ
詳細情報を表示

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画評論

フォトギャラリー

  • 画像1

(c)Universal Pictures-Miramax Films-Imagine Entertainment

映画レビュー

4.0歯を落としちゃった・・・今度はマウスピースも落としちゃったよ・・・タイトル戦まで落としちゃったらどうしよう・・・

2025年2月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

 「アカデミー賞最有力候補!」などというキャッチフレーズが付いてしまうと、ちょっと引いてしまうものだ。しかも実話である。一昨年の『シービスケット』を思い出してしまうし、オスカー俳優を揃えているところも賞を狙っている感が強い(注:馬じゃなくて亀人間ドラマです)。さらに、1930年代の世界恐慌によって、失業者が増大した時代設定。その上、『ミリオンダラー・ベイビー』と同じくボクシングの映画だし、主人公ジェームズ・ブラドックはアイリッシュなのです。しかし、映画はそういった先入観をもって観てはいけない・・・

 失業者が1500万人を超えたアメリカ。映画『シービスケット』では25%の失業率と言っていたほど酷い経済状態。鬱憤を晴らそうにも禁酒法によって、貧乏人には酒が飲めない時代だったのだ。ライセンスを奪われ、ボクサー生命を絶たれたジミー(ラッセル・クロウ)の一家も辛酸をなめる生活を強いられ、やがて電気も止められる。こうした大恐慌時代や失業者増大を描く映画が多くなってきているのは、歴史が繰り返すのじゃないかという不安、そして現代社会への警鐘の意味も含んでいるのではないでしょうか。「痛みに耐えろ」といった意味の台詞もあったように、似たような時代にならないかと心配になってきました。

 そして、アイルランド系のジミーのように移民が真っ先に職を失う。マイク(パディ・コンシダイン)もアイリッシュだったのだろうか、『イン・アメリカ/三つの小さな願いごと』と同じような役だった。ボクサーとして再びチャンスを掴んだジミーとは対照的に、マイクは労働組合を作ろうとして災難に巻きこまれてしまった。実は、シンデレラ・ストーリー、サクセス・ストーリーよりもこうした脇のストーリーに泣けてしまいまったのです。

 もうひとつは、マネージャーでもあるジョー・グルード(ポール・ジアマッティ)。ジミーの妻メイ(レネー・ゼルウィガー)が彼の豪華なアパートを訪ねたエピソードで涙してしまい、終盤まで涙が残らなくなってしまいました(実際はそんなに流してない)。力だけが全てではなく、彼のように親友を信じる男意気のような行動も未来を支えているのでしょうね。

 満点評価したかったのですけど、マイクのやろうとしていた労働組合の夢を崩されてしまったところに共感できずに減点。弱い人間にも生き残るチャンスを与えてほしい・・・

【2005年9月映画館にて】

コメントする (0件)
共感した! 1件)
kossy

3.5タイトルなし

2024年11月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

結末の予想はついてしまうが、それでも、いい映画見たなと思えるひととき。

妻メイ、マネージャーのジョーのキャラクターが素晴らしい。演じたレニー・ゼルウィガー、ポール・ジアマッティーもGood。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
hato

4.5苦しい愛の物語

2024年7月22日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

ラッセルクロウ扮するジェームズJ ブラドッグは10戦連続勝ちを納めていた。しかし レニーゼルウィガー扮する妻は試合を見たがらなかった。さらには息子が肉屋で万引きするほど貧乏であった。ピークが終わり手を骨折していてもジェームズはリングに上がったが無効試合でライセンスを剥奪されてしまった。電気も止められる様な苦しい愛の物語かな。
以前観た事があるのを思い出したよ。妻役のレニーゼルウィガーが良かったね。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
重

5.0ステイハングリー

2024年6月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

ハングリーこそが力の源。普通の生活では得られない力をどん底を見たからこそ湧き上がる力があるのだろう。忘れていたものを蘇らせてくれる映画でした。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
まさ