キャラバン

劇場公開日:2000年11月15日

解説・あらすじ

北ネパールのドルポ地方。長年食料を得るためのキャラバンを率いてきた長老ティンレは、息子を事故で失った。幼い孫が指導者に相応しい年齢になるまで隊を率いると言う彼に対し、村の若者の間では有能な青年カルマを長老に推す声が高まっていた。そして次のキャラバンに発つ吉日が神託により決まるが、カルマは「嵐が来る」と吉日より前に多数の若者とヤクを連れて出発してしまう。

1999年製作/108分/フランス・ネパール・イギリス・スイス合作
原題または英題:Himalaya - l'enfance d'un chef
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
劇場公開日:2000年11月15日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第72回 アカデミー賞(2000年)

ノミネート

外国語映画賞  
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映画評論

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(C) Debra Kellner

映画レビュー

4.5 「冒険」体験で体感する、貴重なネパール山岳民族の文化・習俗

2026年4月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

「キャラバン」(1999年)

北ネパールのドルポ地方。長年食料を得るためのキャラバンを率いてきた長老ティンレは、息子を事故で失った。幼い孫が指導者に相応しい年齢になるまで隊を率いると言う彼に対し、村の若者の間では有能な青年カルマを長老に推す声が高まっていた。そして次のキャラバンに発つ吉日が神託により決まるが、カルマは「嵐が来る」と吉日より前に多数の若者とヤクを連れて出発してしまう。(映画COMより)

フランスの山岳写真家のエリック・ヴァリが、ネパールの秘境ドルポ地方を訪れ、そこで暮らす人達の生活に深い感銘を受け製作した作品。ドキュメンタリーではなく、起承転結あり冒険ありのフィクションですが、撮影開始前に、監督が現地で数ヶ月生活をともにした人達を含め、出演者のほとんどが演技経験のない素人で固められ、撮影で記録されている村や習俗も全てほんもの。特殊効果は一切使用せず、ストーリーも監督が現地の友人から聞いたエピソードにインスパイアされたものなのだそうで、ドキュメンタリーとフィクションの境界線上にあるような作品でした。

雄大な風景が美しい。出演者が美しい。近代化の影響を受けずにそのまま残っている習俗が美しい。音楽が美しい。その圧倒的な映像美と文化的な価値によって世界的に高い評価を受け、公開当時のアカデミー賞で外国語映画賞ノミネート、セザール賞で最優秀作品賞と音楽賞を受賞しています。

ドルポパは厳しい山岳地帯で生活しているので、主食の麦の農業だけでは生計を確保できず、急峻なヒマラヤの山岳地帯を越え、チベットとの間で塩と麦を交換することで生計をたてています。監督自身数千頭のヤクを伴った大規模なキャラバンを目撃したことがあるそうです。

その祖先が暮らすチベットは、1951年に中国に併合され、「中国化」プロセスが強力に推し進められている一方で、彼らが生活する、ネパールは、そもそも古代から多様性が染みついている多民族国家であり、そのおかげで、その豊かな文化性が、本作の製作年度である1999年当時もそのまま残っていたということなのだと思いました。AIによると、現在でもドルポ地区へ入ることはネパ-ル政府による許可制となっていて、年間の訪問者が1000人程度になるようコントロールされていて、映画で記録された習俗は今なお多く残っているそうです。

監督 エリック・ヴァリ
出演 ティンレ・ロンドゥップ、グルゴン・キャップ、ラプカ・ツァムチョエ:

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pen

3.0 終盤の雪山の中の撮影がすごい。

2019年8月16日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ジャック・ペランのドキュメンタリー風映画。観てるだけでネパールを旅している気分にさせてくれる。カルマという長老候補がもっと活躍すると思ってたけど、やはり村人全員が一つになって懸命に生きる姿に感動する。

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kossy