夜になるまえに

劇場公開日:

解説

アレナスは現代ラテン文学の代表的作家のひとり。1943年、キューバに生まれ、20歳で作家デビューするが、独裁政権下で同性愛ゆえに投獄され、80年にアメリカへ亡命。ニューヨークで執筆活動を続けるが、エイズを発病し、90年に自殺した。監督のシュナーベルは、80年代にニューペインティングの人気画家としてNYで活動していた。音楽は、コーエン兄弟監督作全作の音楽を担当しているカーター・バーウェル。

2000年製作/133分/アメリカ
原題または英題:Before Night Falls
配給:アスミック・エース
劇場公開日:2001年9月22日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第58回 ゴールデングローブ賞(2001年)

ノミネート

最優秀主演男優賞(ドラマ) ハビエル・バルデム

第57回 ベネチア国際映画祭(2000年)

受賞

審査員特別グランプリ ジュリアン・シュナーベル
ボルピ杯(最優秀男優賞) ハビエル・バルデム
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映画評論

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映画レビュー

5.0夜明け前のセレスティーノ

2021年3月21日
スマートフォンから投稿

レイナルド・アレナスの自伝をもとに1990年に47歳で死ぬまでを描いた作品。 1959年のキューバ革命とその後のカストロ政権あたりがおもなところ。迫害、逃亡、獄中生活。芸術家や作家は独裁者の敵。なんてことない作品でも体制批判にみなされる。 ゲイで文筆家のレイナルドは目をつけられる。ターゲットを罠に嵌める集団を用意して冤罪で閉じ込めるみたいなやり口。海で凧持ってた子供たちもグル。警察に助けを求めるように仕向けて同性愛で逮捕。刑務所というよりは反体制者用の強制収容所みたいな。 囚人の間でレイナルドが作家であるという事が広まって手紙の代筆を頼まれるようになり、その見返りでもらったタバコを貯めてペンや原稿用紙を調達しまた作家活動を始める。もちろん出版できない。書いた原稿を運び屋ボンボンというオカマに刑務所外に出してもらうのだけど、これがジョニーデップ。尻の穴から入れて直腸に隠した原稿が大量でありえない量だった。2役演じていて、次の登場シーンが政府の役人ピクトル中尉で、自分の股間さわさわしながらレイナルドに反省文を書かせようとする。レイナルドも妄想で股間に顔をあてて幸せそうな表情するのとかか、ジョニーデップのとこだけ妙におかしい。 シュナーベル監督の映像とバビエルバルデムの最高の演技。傑作。

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collectible

3.5好き嫌いありそう

2012年9月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

知的

難しい

私はキューバ革命やゲイものが嫌いじゃないので、それなりに観入れましたが ジョニデが目当てで見ようと思ってる人にはきつい内容かもしれません。 バルデム氏好きな方なら、彼の演技の凄さを再確認できると思います。 主人公の妄想(詩的なナレーションと映像)と現実(実写もある)が ごっちゃになるシーンもあるので、見てて混乱するかもしれません。 ラストは切ないというか辛い。

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chochopo

2.0うぅーん、入り込めなかった

2009年12月1日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

知的

ジョニーデップが出てるし、前評判の高さから楽しみにしてDVDを見ましたが…ちょっと入り込めませんでした。キューバ革命のを違う側面から捉えているとは思いましたが、、弾圧、亡命など緊張感がいまいち伝わってきませんでした。残念ながら、このスコアをつけています。きっと、キューバの革命史を深く理解されている方などは、興味深く楽しめられるのかなと思いました。

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kumaneko