アメリ

ALLTIME BEST

劇場公開日:

アメリ

解説・あらすじ

パリ・モンマルトルを舞台に空想好きな女性アメリの日常と不器用な恋の行方をポップな映像とブラックユーモアを交えて描き、フランスのみならず日本でも大ヒットを記録したロマンティックコメディ。

幼い頃から空想の世界で過ごしてきたアメリは、そのまま大人になり、モンマルトルの古いアパートに1人で暮らしながらカフェで働いている。他人とのコミュニケーションは苦手だったが、偶然発見した宝箱を持ち主に返したことをきっかけに、誰かを少しだけ幸せにすることに喜びを見出すように。そんなある日、アメリは他人の証明写真を収集する不思議な青年ニノと出会い、恋心を抱く。

オドレイ・トトゥが主人公アメリを魅力たっぷりに演じ、「クリムゾン・リバー」など監督としても活躍するマチュー・カソビッツがニノ役で共演。監督は「デリカテッセン」のジャン=ピエール・ジュネ。2023年、ジュネ監督監修のデジタルリマスター版でリバイバル公開。

2001年製作/121分/フランス
原題または英題:Le fabuleux destin d'Amélie Poulain
配給:アルバトロス・フィルム
劇場公開日:2023年11月17日

その他の公開日:2001年11月17日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第74回 アカデミー賞(2002年)

ノミネート

脚本賞 ジャン=ピエール・ジュネ ギョーム・ローラン
外国語映画賞  
撮影賞 ブリュノ・デルボネル
美術賞  
音響賞  

第59回 ゴールデングローブ賞(2002年)

ノミネート

最優秀外国語映画賞  
詳細情報を表示

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画評論

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6

(C)2001 UGC IMAGES-TAPIOCA FILM-FRANCE 3 CINEMA-MMC INDEPENDENT-Tous droits reserves

映画レビュー

2.5フランス映画を観よう会(^^)

2023年6月22日
スマートフォンから投稿

仲間と『フランス映画を観よう会』をしよう!と、観ていく中で、最後に観た映画。
当時『ハリー・ポッター 賢者の石』が同じ位の時期に公開されており、比べられるものではない作品を比べる羽目になった💦若い時って、こーゆー不毛な事したりしまして💦

私はフランス映画がどうも肌に合わなかったのですが、カラフルなところや、場面展開がオシャレなところは面白いと興味深く観ましたが、やはり自分の中では『ハリー・ポッター』には敵わなず、眠くなってしまいました。

一緒に行った仲間達は『アメリ』を好きな様で、キャッキャッ大盛り上がりでした。
皆で映画を観に行ったのはいい思い出です😊

コメントする 2件)
共感した! 5件)
ホビット

4.0主人公の作り込みがなによりも魅力的。

2022年8月20日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
すっかん

3.0映像と音楽にいつまでも浸っていたい。

2025年3月6日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

寝られる

萌える

≪(この映画で)好きなところ≫
★映像センス1:赤・黄・緑を主とした映像の色使い。何気ない景色までもが、一幅の絵画になる。そこに、一点だけ混じる青のキレイなこと。どうして不調和にならないんだ。
★映像センス2:サクレクール寺院の白。そこで行われる宝物探し・鬼ごっこ。気持ちよい。楽しそう。
★凝りに凝った室内意匠。赤い寝室で寝れるのか?というあり得ない発想なのに、彩度・明度を下げ、深緑と、赤色光の黄を添え、落ち着いた部屋。重みのある布の存在感、シフォン素材のカーテンとか、すべての映像を語りつくしたくなるくらい。宮殿だって、ここまで凝らないのではと思ってしまう。
★エリザベスカラーをつけた犬の絵と、アヒルの絵。豚さんのランプ。欲しい。
★このシーンに、この音楽!濃すぎるこの映画を軽くしてくれ、印象的。心が躍ってしまう。
★回りくどいニノとの距離の詰め方。でも、とってもわかる。(ニノに一目ぼれしていなかったら、アルバムはもっと簡単に返せていただろう。というか、そもそもアルバムを拾わない)
★残念感を表した、アメリが融けるシーン。心の中で共感の嵐が吹き荒れる。
★アメリがつけているのはオーデコロン?日常の嗜みなのか?真似したくなる。
★骨男との会話。まるで、父との関わりを取り戻しているような。
★冒頭の幼いアメリのやっていること全部。
★ウサギとクマの雲も素敵。
★犬との曲芸(白黒映像のシーン)。

ナレーション × 凝りに凝ったインテリア × 凝りに凝った色調 × クレーンで動かしたような流れるカメラワークなどの、これも凝りに凝った映像 × 変な癖・こだわりを持った登場人物 × 変なエピソード。
 『ムーンライズ・キングダム』に似ていて、初めはアンダーソン監督の作品かと勘違いをしてしまった。でも、アンダーソン監督よりも、すべてにおいて、こちらの方が濃い。抜け感までもが濃い…。

コミュ障?なアメリ。
 でも、元々は積極的な行動力のある女の子だったのだろう。
 変に行動力のある意趣返し。やられたら、必ずやり返す。自分が共感している人への嫌がらせにもとんでもない意趣返し。
 青年期になれば、さっさと実家から独立する。引き籠りにはならない。
 そもそも、コミュ障で人と関わりたくなくて壁を作っている人が、接客業を選ぶのか?仕事事情が日本と違うのだろうか?学歴がない人が就けるのは接客業くらいなのだろうか?
 コミュ障といえど、職場の人間関係はそれなりに築いているし、カフェのお客とも、それなりに。
 でも、より親密になろうとすると、回りくどいやり方しかできない。まるで、少女漫画や韓国系恋愛映画・ハーレクイン小説から学んだかのようなやり方しかできない。相手の気持ちを確かめずに、自分の気持ち・やり方を押し付けるだけ。視線も合わせられない。
 幼い頃に関わったのは、アメリよりもコミュ障な父と母。仕事上や町内会的な人間関係は何とかなるのだろうが、情を交わすようなコミュニケーションは取れなかったであろう父と母しか、モデルがいない。それでは、こういうコミュニケーションしか取れないだろうなあ。

 それが、借家の中で見つけた宝箱を持ち主に返すプロセスで、マドを訪問し、骨男と会話を交わすようになり、少しずつ変わっていく…。

≪(この映画の)嫌いなところ≫
★ラストのキス以外の性的描写。
★健康に害がありそうな意趣返し。(『ピーターラビット』でも思ったが、欧米の悪戯表現て、『トムとジェリー』的カトゥーンのノリなのだろうか?)
★家宅侵入。
★のぞき見。
★独りよがりなおせっかい。
★ストーカー。
★アメリのことを心配はしているが、アメリの聴いてほしい話を聞かない父。
★問診だけで、心電図の検査とかをしないで誤診する医師。
★アメリの気持ちを考えないで、アメリにとって大切なクジラを捨ててしまう母。
★幼い子に理不尽な嘘(しかも、たわいのない戯言ではなく、重い責任)を教える隣人。そのことに悩んでいるアメリに気が付かない両親。
DVDについていた、監督のコメントによると、マドを演じられたモローさんを始め、フランスでは名だたるコメディアンや演技派が揃っているらしい。現場では、笑いを堪えて演技するのが大変だったとも(ex.マドがアメリに、元夫とのことを語るシーン)。ジョルジェットを演じられたナンティさんには「もっと、バカっぽく」と演技指導したとか。
 日本では”オシャレ”な映画と認識されているが、元々はブラック・コメディなのだろう。
 でも、困ったことに、私にはそのコメディの部分があまり合わなかった。
 期待していただけに、アメリのように溶けてしまいたい…。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
とみいじょん

3.5異国の独特な娘、アメリになぜか共感できてしまう。

2025年1月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

怖い

現実に対峙すること(相手と向き合うこと)への恐怖から、卑怯な手段で相手と関わりをもつ。空想が癖で起こりもしないことを考えている。そんなアメリの姿は自分に通ずる部分があり、地味にぐさぐさっと後引く余韻。

独特なフランス映画の雰囲気満載なのに、なぜか共感できちゃう不思議な映画でした。

帰りに思わず証明写真機の下を見ちゃった笑。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
んどららら