アバウト・ア・ボーイのレビュー・感想・評価
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良い子は分かるね♥シングルマザーはもっと狡猾だよ。
『雨の日と月曜日は』
カーペンターズ
『killing me softly with his song』
ロバータ・フラック
良いなぁ。こう言ったオフビートだが、アドレナリン垂れ流しな出鱈目話♥どうすんだ!?
きちんと人称分けしているのが良いね♥
孤独は潤いに欠ける
主人公の設定が面白い。親の遺産で生活できて、目標も生きがいもなく淡々と一人で生きているうちにアラフォー。本人曰く、「空っぽ」であるが、気にしなければ同じように生きていける。ひょんなことから、このペースに侵入者、面倒な侵入者であったが、「空っぽ」を脱した主人公に、生活の潤いと彩りが。ラストのパーティの人間関係は何か複雑で、この先が楽しみな予感。ヒュー・グラントはこの主人公に適役。
この面倒くささをどう考えるか? 老いの孤独を想像すると考えさせられる。
シングルマザー
アメリカの子供の3人に一人はシングルマザー(1千万)だそうですから、現実の社会問題。描き方によっては深刻な社会派ドラマになりかねないテーマを軽妙に描いていい味出しています。
妙に前向きだったり情緒不安定だったりとあるあるシングルマザーの生態と、いい加減だけどどこか憎めない遊び人の絡み合った一風変わったホームコメディです。主人公が愛すべきダメ男俳優のヒュー・グラント、はまり役です、彼なしには成立しえない映画と言ったら言い過ぎでしょうか。子役のニコラス・ホルトの眉がスポック博士にそっくりで可笑しかった。見方によってはシングルマザーへの励まし映画かも知れませんね・・。
歳を重ねて観るほど味が増す
高校生の頃に、パッケージの男の子が可愛いのとヒュー・グランドってなんか聞いたことあるぞ、と思ってなんとなく観た映画。
最初見たときは内容はなんだかよく分からなかったけど、
とにかくスカしたテンポがかっこいいのと、
鴨が死ぬシーンが面白かったのと、
「人は孤島だ。でも海面下では結局みんな繋がっている。」という最後の台詞に高校生ながらしっくりきたのとで、
何度も観ていた。
歳を重ねて観るたびに、
どんどん共感できることが増えて、
味が増していく。
ウィルの空虚感とか、
付き合いに必要な誠実さとか、
母親の朝泣きたくなるほどの孤独とか、
独りでいるには勇気が必要なこととか、
二人だけじゃ足りなくて後援者が必要なこととか。
しかし、こんな湿っぽい教訓も
うまくジョークで覆い隠されているのが
この映画の上手いところ。
大人になって観て一番驚いたのは、
英語で聴いたウィルのセリフ。
日本語字幕の三倍くらい口が悪い。笑
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