アバウト・ア・ボーイのレビュー・感想・評価
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家族だからって全部やらなきゃいけないわけじゃない
38歳独身男が鬱状態のシングルマザーを持つ男の子と出会って変わってく話。
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このシングルマザーはたぶん1人で子育てとか家事とか全部やらなきゃいけなくなって1杯いっぱいだったんだろうな。
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でもそれで思い詰めるなら子供の面倒を誰かに見てもらったり、家事とかほかの人に頼むのはありなんだなと思った。
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みんな家族だから面倒みなきゃいけない、家族だから助けてくれるって思いこみすぎなんだなと。
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最終的に1人は寂しいから結婚しろよって押し付けがましく終わるのかと思ったけど、結婚してもしなくても誰か信頼できる人がいれば人生楽しいよねって終わり方なのが良かった。誰も傷つけてない。
2歳の子どもがいると嘘をついてまでして、SPAT(SingleP...
2歳の子どもがいると嘘をついてまでして、SPAT(SingleParentAliveTogether)という集会に参加し、さっそく若いママをナンパしたウィルだった。友人の息子マーカスはウィルのことを下心ミエミエだと見ていた。彼たちの公園でのデートの日、マーカスの母親フィオナ’(トニ・コレット)が自殺未遂を図ってしまい、心配するマーカスは母親とウィルのデートをセッティングする。
いろいろあってレイチェルなんかとも仲良くなろうとするが、男の友情が勝ってしまい、マーカスがママを喜ばせようとコンサートで歌うのを止めようとするのだが・・・道化の役をウィルが買って出るところがとてもいい。
ウィルとマーカスそれぞれの一人称の語り口が面白かった前半で、展開もエンディングも見たことがないくらい斬新だけど、他人同士がずっと一緒に暮らすってのも限界があるんだろうな・・・ヒュー・グラントの性格だからなせる技かも。印税暮らしって、どうなんだろ・・・
歳を重ねて観るほど味が増す
高校生の頃に、パッケージの男の子が可愛いのとヒュー・グランドってなんか聞いたことあるぞ、と思ってなんとなく観た映画。
最初見たときは内容はなんだかよく分からなかったけど、
とにかくスカしたテンポがかっこいいのと、
鴨が死ぬシーンが面白かったのと、
「人は孤島だ。でも海面下では結局みんな繋がっている。」という最後の台詞に高校生ながらしっくりきたのとで、
何度も観ていた。
歳を重ねて観るたびに、
どんどん共感できることが増えて、
味が増していく。
ウィルの空虚感とか、
付き合いに必要な誠実さとか、
母親の朝泣きたくなるほどの孤独とか、
独りでいるには勇気が必要なこととか、
二人だけじゃ足りなくて後援者が必要なこととか。
しかし、こんな湿っぽい教訓も
うまくジョークで覆い隠されているのが
この映画の上手いところ。
大人になって観て一番驚いたのは、
英語で聴いたウィルのセリフ。
日本語字幕の三倍くらい口が悪い。笑
イメージと違った
ヒュー・グラント演じる独身貴族のところに、突如彼の子供だと名乗る少年が現れてのドタバタ、そして最後は絆を築くという感動的ストーリーじゃないかと勝手に想像していた。
でも、実際はそのイメージとは随分なズレがあった。まず、ヒュー・グラントがいくらなんでも軽薄過ぎる。親の遺産で暮らし仕事をしない、後腐れない関係を持とうとシングルマザーと付き合おうとする等々、そのとんでもないダメ男の設定に感情移入する余地がない。全体的にちょっと合わなかったかな。
この少年は、ニコラス・ホルトだったんだあ。当然だけど、今は随分成長したなぁ。
笑えるし、ほっこりする
主人公のウィルはヒュー・グラントこそが適役だと思わせるほどハマっていた。
イケメンなんだけど、ちょっと物足りなくて、親のすねかじりって役もなんとなく納得したり。
ウィルと母子の会話のやり取りはいちいち笑いを誘った。
そして、ビックリしたのが2002年の作品だからこその感動がマーカス役がニコラス・ホルトだということ。俳優として一本立ちしてきたホルトの子役時代の作品とあって、彼にもこんなに可愛らしい時代があったんだと。まぁ今でも面影はあるのだけど、最後のエンドロールまで全然気付かなかった。迂闊。
レイチェル・ワイズも一番脂ののっていた時期(というのは言い方が悪いか)で、やはり絶世の美しさを誇っていた。
ありきたりな親子再生物語に恋愛を絡ませてくるかと思いきや、そんな単純な恋愛ものでなかったのもよかった。ヒューマンドラマですね。
とにかく最後はちょっぴり感動、途中は笑えます。
いいかげんなオッサンの成長
父親の作ったクリスマスソングの印税だけで悠々と生活している独身男。普段は家でテレビばっかり見て、外に出れば女をナンパするため適当に嘘も並べる。そんな最低の男をヒュー グラントが演じるとそれも有りかもと思ってしまう。ヒュー グラント恐ろしや。
この映画は会話の面白さが際立っている。
特にウィルとヒッピー母さんのやりとりが好き。
子ども大人
生まれながらにして金持ちは良いよなぁ。生まれ変わったら地主の息子が良いと思ってたけど、なるほど、金持ちは金持ちで中身空っぽで空っぽの虚しい人生を送る可能性もあるのだなと境遇は全く違うのに共感した。
確かにテレビで観る二世タレントは中身のないように見えるものな。
今まで普通に不自由なく生きてたのに、ふとしたキッカケで「あれ?自分って人と違うのでは?」と気付く事はあるので、自分が空っぽで魅力がないと気付くシーンは説得力があった。
子ども大人と大人子どもの組み合わせ、二人で1人って感じが良かった。
実際こんなおじさんが近くにいたら、ちゃんとしろよ!とムカつくだろうけど、映画で観てるぶんには可愛いかった。
ただのほんわか系だと思ったら…
以外に映像的。部屋が、ギターやらCDがたくさんあって実はミュージシャンを目指してたんだろうというレビューを見てなるほどと思ったし、何度も鏡や反射するものを使って役者を映したり(あれは、どんな意味なんだろか?)。リンゴとか、ボールをぶつけられる主人公。
でもながらで見たから、おもしろ半減…つぎはちゃんと見よー
ヒュー・グラントらしい駄目男っぷり
総合65点 ( ストーリー:65点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )
別にどうということはない話で、ヒュー・グラント演じる駄目男が嘘で塗り固めた軽薄な自分の人生を見つめ直し、人との真剣な関係を築いていくように変わっていくというだけのこと。彼と関わった母子もこのいいかげんな男との出会いで変わっていく。そこでありきたりの恋愛話になるわけではなく、三人が三人以外の人々とも関係を深めていくように良い方向に変わっていく。物語よりもこの駄目男の駄目っぷりと、軽く笑える演出が楽しかった。
微笑ましい気持ちになりつつもかなしい
彼には夢があったはずです。
部屋中を埋め尽くすCDやギター、音楽のポスター、そこにある様々なものが示す事実は
『彼もミュージシャンになりたかった』ということ。
それを忘れたかのように全て趣味だ、と言い除けてしまう。
すべてを諦め、親の印税で暮らす。
仕事はしない、毎日自分が決めたルーチンワークをするばかりの人生。
その人生には経験がなく、空虚でがらんどうであり、
「あなたには何があるの?」
「いいや何も持っていない」
言葉の通りなにもありません。
だけど何もなくても、何も持っていなくても、
これから何かをすることはできる。
そういう気持ちにさせてくれる映画。
久しぶりにいい映画。
ヒュー・グラントの最高作?
自身も好きな作品の一つとしているが、私はこの作品のヒューが最高だと思っている。ラブ・コメのキングとしてこれはラブ・コメではないので不本意かもしれないが、コメディではあるので良しとしてもらおう。この主人公の役をリアリティを持って演じられるのはヒューしかいない。コリン・ファースだと固すぎるし、レイフ・ファインズだと重すぎる。超いい加減な奴で、とても共感を覚えるような人間ではないのだが、悪い奴でもない。人間はひとりでは生きていけないということが文句なく伝わってくる。いくらお金があってもね。結びつきが必要なのさ! 普通だったら男と女の話になるところが、男と男の子の話だというのも変わっていておもしろい。それにヒューの歌も聴けるお得な作品。ギターも弾くぞ! 最高におかしいこと請け合い。ヒュー・ファンのみなさま、一度観てみて!
ある独身男と少年の物語。
親のCDの印税で生活する独身男とシングルマザーの母親の息子の話。
観たのは大学生の時だったかな。
住んでいる部屋がかっこいいなーと。
そして、イギリスの吟遊詩人バッドリードローンボーイの曲がGOOD!
リアルにこんな生活している人いそうです。
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