美しい人のレビュー・感想・評価
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私には苦手なタイプの作品
題名でピンとこなくて2回目。
9人の生活の一部を切取りノーカットで10分くらいの撮影の短編集。
前振りもなく、何か起こりそうな所で終わるので、見る人の想像にお任せするような作品。好きな人にはハマる作品だと思うけど、私にはそんなに想像力豊かではないので苦手(*>_<*)ノ
なぜそんなに突っかかる?
出てくる女性の大半がとにかくイライラしていて、相手構わず突っかかる印象ばかり残ってしまった。
両親の間に挟まれて健気に気遣いを見せる「サマンサ」と、喪失に対する静謐な悲しみを描いた最終話の「マリア」だけが、ゆったりとした気持ちで浸ることができた。
それ以外はなんだか不快感が伝播してくる感じで最後まで観るのが辛かった。誰もがそれぞれに悲しみを抱えていることはわかるが、もう少し思いやりを持った接し方はできるはず。その方がより強く悲しみが伝わってくるというものではないか。
民族性の違いなのか、年齢のせいなのか、あのような人と人との関係性には見ていて疲れを覚える。
9 lives
9人の女性の短編集のようなつくりで、同監督の『愛する人』を先に観ていたのですが、同じ女性視点のテーマでも、こちらの方がより広義で、生や死といったものを根底に人間関係の中で佇む女性達の心の内を描いているように思われました。人の数だけ人生があるように、決して美しく輝く時間だけではなく、実は混沌とした辛く息詰まる思いも抱えて生きている女たちの一コマ一コマが多様に描かれています。
こちら側も集中して観ることによって気持ちが入り込める感じ。最終章9話ではこのお話全体の総括的役割も果たしていて、安堵感も覚え、印象深かったですね。
要領よく過ごすには「透明」になることよ
映画「美しい人」(ロドリゴ・ガルシア監督)から。
原題「Nine Lives」のとおり、9人の女性達の9つの人生。
オムニバス形式に語られる女性の心の内部?なのかな、
そんな思いで観終えた。
正直、あまりよく分からなかった。(汗)
それが私が男だからなのか、感性が繊細じゃないのか、
それさえもわからない。
9人が、どこがでクロスするのかと期待したが、
それもあまり見られず、消化不良のままだった。
一人ひとりの場面でメモをしたから、記録に残したい。
□サンドラ「要領よく過ごすには「透明」になることよ」
□ダイアナ「傷ついても怒ってもいない、悲しいだけ」
□ホリー「あの時のパパの笑顔を今でも覚えてる」
□ソニア「君は愛しているけど、決めたことは守れ」
□サマンサ「人生をみつめることは、いつでも出来る」
□ローナ「近頃の女は、男の世話で手いっぱいね」
□ルース「蜃気楼ほど、真実味のあるものはない」
□カミール「眠りには、過去、現在のすべてが存在する」
□マギー「厄介な荷物を背負い生きてきた」
ワンシーン、ワンショットだから、映画らしくないのかな。
邦題も「美しい人」だから、
余計にわからなくなってしまったのかも・・とほほ
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