アンブレイカブルのレビュー・感想・評価
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静かなはじまり。
シャマラン・ユニバースの一作目と聞いて鑑賞。
静かだけど、ヒーローの始まりってリアルに描いたらこんな感じでしょうね。目からビームとか出ない限り。
更にダンの普通のおっさん感と、イライジャの現実離れした風貌の対比がたまらない。
三部作として前情報ありで観てるから良いけど、公開当時これ単体で、情報なし初見だったら、作品の方向性がイメージとかけ離れて、肩透かし感大だったかも。
とにかく次はスプリット見ます。
アンブレイカブルマン
本作を公開時見た時と今見るとでは、感想も印象もだいぶ変わる。
公開時はやはり、『シックス・センス』に続くM・ナイト・シャマランの新作という事で、誰もが再び期待した。
賛否分かれたが、個人的には公開時からそう嫌いではない。
今見ると、そう、本作はズバリ、昨今映画界を席巻してるあのジャンルなのだ。
公開時はサスペンスにばかり気を取られていたが、改めて久し振りに見ると、しっかり“コミック”や“ヒーロー”などのワードが散りばめられている。
大規模な列車脱線事故が発生。
全員死亡かと思われたが、ただ一人の生存者が。
しかし、その男デヴィッドは、かすり傷一つ無い全くの無傷で…。
一体、何故…?
これまでにも思い当たる奇妙な事はあった。
デヴィッドは怪我をした事も病気になった事も一度も無い。
自分は何者…?
そんなデヴィッドの元に、あるメッセージが届けられる。
送り主は、漫画コレクターのイライジャ。
彼は、些細な転倒でさえ骨折してしまう体質であった。
彼は言う。
この世には、自分と対極の者が居る。特別な存在が…。
いわゆる“スーパーヒーロー”。
スーパーヒーローがこの世に実在していたら…?
それをヒーロー・アクション物としてではなく、サスペンス・ドラマとして描いたのがユニーク。
デヴィッドは平凡を画に描いたような男だ。
妻子あり。少々家庭関係は停滞。
物静かで真面目な性格。
そんな自分が特別な存在(=スーパーヒーロー)と言われても…。
全く自覚すら無い。
自覚したとしても、自分はどうしたらいいのか…?
苦悩/葛藤がじっくり描かれる。
とは言え、デヴィッドには特殊な能力が無きにしも有らず。
スタジアムの警備員をしているが、不審者をいち早く察知出来る。
重量挙げでオリンピック選手以上の筋力を発揮。
また、犯罪者や犯罪を犯そうとする者に触れると、それが分かり、被害者や助けを求める声が聞こえる。
デヴィッドは遂に意を決する。
昨今流行りのヒーロー映画のような迫力の大活躍ではとてもとても無いが、人知れず、苦しんでる人たちを助け始める。
ヒーロー映画のあるある、ヒーローとしての目覚めは異色の描かれ方ながらそつなく。
リアル・ヒーロー物だが、根底はヒーロー物をしっかり踏襲している。
ブルース・ウィリスが抑えた演技で、ヒーローである平凡な男を好演。こうして見ると、彼も単なるタフガイ・スターではなく、実力派である事を魅せてくれる。
サミュエル・L・ジャクソンはさすがの巧演。実は彼こそ…。
ヒーローには相棒が付き物。デヴィッドの息子も好助演。
淡々と静かな作風ではあるが、謎とサスペンスの引き込ませる語り口。
決して期待外れ作ではない。『シックス・センス』とは全くの別物なのだから。
この後不調になるが、寧ろシャマランが最も脂の乗っていた時期。
この頃から“ユニバース”を想定していたとしたら、改めて遂にのその実現に頭が垂れる。
ヒーローには相棒と、そしてヴィランが必須。
本作に於けるヴィランは…?
ヒーローを探す為、凄惨な事件を起こした哀れで愚かなヴィラン“ミスター・ガラス”、それは…。
本作を見るのは随分と久し振り。
所々覚えていたり、忘れていたり。
『スプリット』も併せて再見予定で、これで『ミスター・ガラス』を面白く見れそうだ。
祭り上げられた厨二ヒーロー
生まれてこの方怪我も病気もしたことがないデヴィッドと骨形成不全症により脆弱な骨を持って生まれた車椅子のイライジャ。
ヒーローを信じる者と信じない者、それぞれの葛藤の末に生まれる物語を描いた作品。
観る前はタイムトラベル系のサスペンス映画かと勝手に思っていたが、蓋を開けてみたら1時間くらいオレはヒーローじゃないと謙遜し続けるハゲといや君はヒーローだと絶賛し続けるアフロのナンダコレのやりとりが続く展開だった(面白かった故の表現です笑)
乗客131人が死亡する凄惨な列車事故を生き延びたことから始まり、そういえば生涯で怪我や病気をしたことがないという、いやそれ根拠として弱くね??的な出来事を並べていくデヴィッドをブルースウィルスが演じ、人生で94回の骨折を経験し、脆弱すぎる自身と対極に位置する強靭な肉体を持った人物の存在を信じるアメコミオタクのイライジャをサミュエルLジャクソンが演じる。
160kgオーバーのウエイトを持ち上げたり、触れただけで対象の悪意を読み取ったりと次第にガチっぽい特殊能力を開花させ、見事少女暴行犯を取り押さえたデヴィッド。
割とありがちな展開で進む暗い展開の作品かと思い、退屈し切ったラストに待ち構える衝撃の展開。
これはすごかった。まさに大どんでん返し。シックスセンス超え笑。
というわけでラストだけの映画でしたが面白かったし、13年の時を経てまさかのユニバース化するとのニュースにユニバースバカの自分は今作に手を出しました笑。
シャマランユニバース楽しみですね。
破壊不可能?
アメコミ好きだけど、そこはあまり刺激されなかった
この映画をタイムリーで観てないので公開当時からのタイムラグもあると思う
現時点で「スプリット」「ミスターガラス」未視聴
アメコミ支持の一つにヒーロー待望論があると思うけど、この映画ではそれが意図的にやや歪曲されて描写されてる感がある
生まれつき骨が弱い男が、自分と対極の人物がこの世のどこかで存在していてしかもヒーローである、と盲信している
そしてその人物を探し当てる為に三大テロを起こす
子供の頃からヒーローが好きなのは本当だと思うけど、ヒーロー好きな子供がヒーローを好きなまま大人になってテロリストになった
そういう話だとすればしっくりくる
子供がお父さんを撃ちたがるシーンが一番面白かったわけですが、終盤、急転直下でヒーローに目覚めて?困ってる人達を助けてそれが新聞に載り、それを息子に見せる事で映画としての着地が出来た感じですね
ヒーローものとして観ると、ベンチプレスの重さは超人的とまではいかなくてやはり息子による父親へのヒーロー願望のあらわれだと思えるし、怪我によるアメフト引退はウソだとしても結婚の為と思えばわからなくもない
パワーだけ見ると既存のアメコミヒーローに見劣りするけど、特筆すべきは「身体の一部が接触した他人」の「過去の犯罪の記憶」が鮮明に流れ込んでくる能力
このチート能力で普通にサスペンス推理映画とかやってほしかった(^_^;)
肉体的に対極にいる2人は考え方も対極だった これから面白くなるのか...
肉体的に対極にいる2人は考え方も対極だった
これから面白くなるのかというところで終わってしまった
ミスターガラスを鑑賞後に観た
ミスターガラスを鑑賞後にこの作品のDVDを借りて観た、ただどこかで1度鑑賞していました、観て行くうちに内容が全て蘇ってきた。
この作品の事はすっかり忘れてミスターガラスを鑑賞したので良かったのかもしれない
デビィットとイライジャ、デビィットの息子の葛藤 面白かったね そして息子の期待通りのヒーローとしての父親、それぞれの思いが交錯して互いに関わりながら生きて行く、そしてこの作品の登場人物がそのままリアルに歳を重ね同じ役でミスターガラスに繋がっていく、なかなか見応えのある作品でした。
最新作が前作に惹きつけるとは、、、、。
アメコミヒーロー作品へのアンチテーゼ
とも言える作品。
アクション要素は"ほぼ"無い。
「ミスターガラス」鑑賞前に、と思い鑑賞。
M・ナイト・シャマラン監督らしく、伏線を積み重ねてラスト近くで一気に回収って感じ。
なので何を書いてもネタバレに繋がりそう。
サミュエルL・ジャクソンは某ジェダイマスターとかよりも、こっちの役の方が合ってると思う。
ミスターガラスを見てからの鑑賞。
コミックコレクターであり骨形成不全症のイライジャ。
悲惨な列車事故から無傷で生き延びたデヴィッド。
2人の邂逅から物語は始まる。
自らの脆弱な体を憎みコミックヒーローを望んだイライジャ。
不滅の体でありながら、ヒーローであることを拒み続けたデヴィッド。
ふたりは表裏一体の正に映し鏡の存在だった。
彼らの出会いとその後の数奇な運命は全て必然であり。
ミスターガラスまでの19年間、2人の確執は続くことになる。
父がヒーローである事を疑わなかった息子とのドラマにも泣かされた。
本作を観たことで、改めてミスターガラスが完璧な続編であったこと。
そしてシャマランの考える真のヒーローが浮き彫りになったように思えた。
今こそ見るべきシャマラン映画だろう。
アメコミの絵の考察が面白い
列車事故で唯一生き残った男の話。
スプリットを観る。
ラストがハテナ。
ミスターガラスの公開を知る。
アンブレイカブルを観なければ、、、
という運びで観たので、
だいたいの設定は分かった上での感想ですが、
お、これだけか???と思ってしまった。
リブート版ファンタスティックフォーみたいに
リアルなアメコミみたいで
人間味のあるドラマだった。
物足りなさを感じる人が多いと思うけど
アメコミの描写の考察が興味深くて面白かったです。
あとイライジャの紫を基調にした服装とか
キャラ作りも素敵でした。
モダンエイジ風シャマラン映画
シャマランの新作に関係する作品ということで、観ることに。
シャマランはこの映画で、ヒーローコミックの要素であるヒーローとヴィランの役割や関係性を解体・再構築することで、社会と人間の関係性のようなものを寓話化しようとしてるんだと思う。
その辺はフランク・ミラーやアラン・ムーア的作品の作品にに近く、アメコミのモダンエイジ期の作風といった感じ。
まぁ、結果的にはいつものシャマラン映画だったんだけどw
若かりしころのシャマラン
三部作の一作目にあたるということで鑑賞しました。
シャマラン監督の作品はどれも、ミステリーの定石的な展開なため、最後に、必ずといっていいほど、どんでん返しが盛り込まれています。監督としての初期作にあたる今作は、とくにそれが顕著に表れていました。ミステリー的な解決の後がかなりあっさりしていたあたりに、当時の監督の若々しさを感じられました。
ストーリー自体も、リアルなヒーロー像を描いているため、結果、絵的にかなり地味な展開ばかりで、すこし退屈さを感じることもありました。
映画よりも、小説として読んだほうがおもしろいと感じられそうな作品でした。
映画を漫画にするこだわり
映像の作り込みが素晴らしい。基本的に登場人物の周りには枠があり、漫画のコマとして表現している。画面ごと振り返るというような映像がない、おそらく漫画を読んでいる状態を意識したものだろう。イメージとしてはハリーポッターの動く写真に近いだろうか。漫画をコンセプトとした映画としてストーリーもさることながら、映像哲学に感銘を受けた。漫画原作の映画化が多い邦画でも参考になる部分があるのではと思う。
この映画を再度検証してみる
3部作となったこのシリーズの原点を再検証のため鑑賞。
いや~ハッキリ言ってまじめに語る映画じゃないよこれww
重苦しい音楽に重苦しい演出。やたらとタメがある演技。してその内容は「実はお前はヒーローだ」というもの。ブルース・ウィルスとサミュエル・L・ジャクソンの顔がまたヘヴィだねぇ。
リアリズムある画作りに、まじめな映画かと勘違いさせるというシャマランテクニック。アメコミヒーロー誕生【エピソードゼロ】を重厚に描いたらこうなりました的な。
こんなヘンテコな映画を大真面目に撮ろうなんて考えるのはナイト・シャマラン監督ぐらいしかいませんね 笑
昨今のアメコミ実写のシリアス化とはまったくベクトルの方向が違って、奇妙さが味わいと言えなくもない映画です。
死なない男と傷つきやすい男
ヒーローが活躍する世界では必ず悪がいる
悪がいなければヒーローは必要ないから
本屋でアベンジャーズやソー、スパイダーマンの漫画が出てきたのはMCUファンとして嬉しかった
最後ドタバタと子供達を救ったのはかっこよかった
反対にヒーローを見つける為に事故だと思っていた事は全て彼がした事だとは思わなかった びっくりした
これから「ミスター・ガラス」を観る 楽しみ
ミスターガラスがやると聞いて
今話題のアメコミ系が日本でも浸透しつつあるし、自分もアメコミ系が好きなので本国の人間の気持ちになって共感できたので個人的に評価は高かったが、
公開当時の日本では評価が散々だったというのは、アメコミがまだまだ知られていなかったというのもあるのでそこは仕方ないかなと思う。
シャマラン監督に関してはシックスセンスの衝撃が大きすぎたせいか、今回はあまりひねりが無かったような気がした。
アメコミ実写化がブームなこの時代にノっかるいい機会だし、近々続編も公開されるという良いタイミングである。
要は、1度観た人もそうではない人も、とりあえず観てみようということ。
ミスターガラスを観る前に
個人的には2作目の方が好みですね。
すっかり内容忘れていたので観ておいて良かった。
相変わらずラストが秀逸。
1作目と2作目をつなげているのが2作目のラストだけなので、3作目ミスターガラスで明らかになるかと思うとゾクゾクします。
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