アンブレイカブルのレビュー・感想・評価
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特異体質者の錯誤と葛藤
アメコミも寓話なら、あながち全てが空想の産物ではなく昔の人の体験談が埋め込まれているというシャマランの仮説は面白い、精神性を重んじるインド人らしい発想ですね。
シックス・センスが当たったので趣向を変えてブルース自身が特殊能力をもつ立場に転身、子供を絡めるのもシャマラン流のフォーマットかしら。自身の特異体質に疑心暗鬼、葛藤するシーンが9割方だらだら続くからかったるくて飽きてくる。
エンディング近くなってからやっと面白くなる、ブレイカブルとアンブレイカブルの特異体質の両者はまるで反物質、握手のとたんに画面フラッシュ、列車事故の謎が明かされる。
ヒーローものとして描かず只管地味で陰気な演出はある種病的な怖さを感じさせる、障害者は心も病んでいると言うプロットは如何なものか、某カルト教団の教祖を連想させるからあながち的外れではないところが始末に悪い。これは新手のホラー映画に近いかもしれない。
「私はミスター・ガラスと呼ばれた」
実は『シックス・センス』を当時からずっと観てなくて(笑)、オチは家族から聞いて知っていて、「あ~なるほどね~!」なんて思ったんですがそれでも観ないままで(笑)、この映画はなぜかタイトルの響きや物語の設定に興味がわき、初のシャマラン映画となりました、オチは『シックス・センス』に比べると衝撃はないのでしょうが、映画全体は何か好きです(^-^) 自分と対極の人間を見つけるためイライジャが起こしたたくさんの事故の1つが今回の脱線事故だった・・・確かに地味なオチだ(笑) でも何か好きです(笑) まさか10年以上あとに『スプリット』に繋げるとは・・・
三部作を危うく後ろ向きに見るところだった
知人の勧めで観出したが、危うく後ろ向きに『ミスター・ガラス』から観そうになった。三部作って言って欲しかった…
内容はヒーロー映画にしては終始暗いが、コミックではなく、リアルヒーローはこうなのか?的な不思議な感覚と共に最後は驚きの展開が…
続編ありきだけど映画の質は高く感じるし、サミュエルの不気味さは流石だ。
影のあるヒーロー
分類はダークヒーローもの…になるのでしょうか。ストーリーとしてはプロローグが終了したようなところで終わりを迎えます。正直本作だけでは盛り上がりには欠ける印象を受けました。とはいえ、ラストの展開は私の好きな感じで、面白かったです。互いが互いの存在意義になる…熱いですね!
ナイトシャマラン監督作ということで、暗めの色調や部屋の中の撮り方がなんとなく『シックス・センス』を思い出させますね。格好いいなと思うカメラワークも見られました。
展開がゆっくりでかつ暗いので、ヒーローと聞いて想像する、快活で派手なヒーロー映画を期待して観ると失敗するかもしれません。そういう意味では、新鮮さを感じる作品でした。
あとは心理描写がなんとなく分かりづらく、ぼんやりした感じを受けました。父子とか夫婦の描写があるにはあるけどはっきりしないというか。ちょっともったいなく思いました。
力に目覚めてから人を救うけど、 大した事件じゃないなぁ〜と思ってた...
力に目覚めてから人を救うけど、
大した事件じゃないなぁ〜と思ってたら
ラストにそう来たか❗️
でもそこまでの布線が長すぎてちょっと飽きたな。
スーパー地味なヒーロー
ヒーローものをどこまで地味に出来るか?ってテーマなんではないだろうか?
実験的で面白かった。
ミスターガラスがちょっと頭のおかしいオタクみたいな設定は好きじゃいけど。。
ブルース・ウィリスがヒーローになる動機がもうちょっと強いものだとよかったかな〜。
Mr.ガラスが見たくて前作を観賞
なんつーか、スーパーマンかXメンの前日譚みたいな感じ?
一人の超人が目覚めるまでの物語って感じ。
正直Mr.ガラスってヤバくね?かなりイタイしある種の狂気を感じる。
こいつが続編でどうなるか楽しみ。
面白い
しっかりエンタメしているが
少し地味かと思う。
ただ、この映画はいま2019年に観ると
色々と意味を持ちさらに面白く観られる。
シャマランは先見に飛んだ
天才だと知らせてくれる。
怪演っぷりが笑えるのも良い。
あと強い女性のイメージのロビンライトが
可愛いのも良い。
静かなはじまり。
シャマラン・ユニバースの一作目と聞いて鑑賞。
静かだけど、ヒーローの始まりってリアルに描いたらこんな感じでしょうね。目からビームとか出ない限り。
更にダンの普通のおっさん感と、イライジャの現実離れした風貌の対比がたまらない。
三部作として前情報ありで観てるから良いけど、公開当時これ単体で、情報なし初見だったら、作品の方向性がイメージとかけ離れて、肩透かし感大だったかも。
とにかく次はスプリット見ます。
アンブレイカブルマン
本作を公開時見た時と今見るとでは、感想も印象もだいぶ変わる。
公開時はやはり、『シックス・センス』に続くM・ナイト・シャマランの新作という事で、誰もが再び期待した。
賛否分かれたが、個人的には公開時からそう嫌いではない。
今見ると、そう、本作はズバリ、昨今映画界を席巻してるあのジャンルなのだ。
公開時はサスペンスにばかり気を取られていたが、改めて久し振りに見ると、しっかり“コミック”や“ヒーロー”などのワードが散りばめられている。
大規模な列車脱線事故が発生。
全員死亡かと思われたが、ただ一人の生存者が。
しかし、その男デヴィッドは、かすり傷一つ無い全くの無傷で…。
一体、何故…?
これまでにも思い当たる奇妙な事はあった。
デヴィッドは怪我をした事も病気になった事も一度も無い。
自分は何者…?
そんなデヴィッドの元に、あるメッセージが届けられる。
送り主は、漫画コレクターのイライジャ。
彼は、些細な転倒でさえ骨折してしまう体質であった。
彼は言う。
この世には、自分と対極の者が居る。特別な存在が…。
いわゆる“スーパーヒーロー”。
スーパーヒーローがこの世に実在していたら…?
それをヒーロー・アクション物としてではなく、サスペンス・ドラマとして描いたのがユニーク。
デヴィッドは平凡を画に描いたような男だ。
妻子あり。少々家庭関係は停滞。
物静かで真面目な性格。
そんな自分が特別な存在(=スーパーヒーロー)と言われても…。
全く自覚すら無い。
自覚したとしても、自分はどうしたらいいのか…?
苦悩/葛藤がじっくり描かれる。
とは言え、デヴィッドには特殊な能力が無きにしも有らず。
スタジアムの警備員をしているが、不審者をいち早く察知出来る。
重量挙げでオリンピック選手以上の筋力を発揮。
また、犯罪者や犯罪を犯そうとする者に触れると、それが分かり、被害者や助けを求める声が聞こえる。
デヴィッドは遂に意を決する。
昨今流行りのヒーロー映画のような迫力の大活躍ではとてもとても無いが、人知れず、苦しんでる人たちを助け始める。
ヒーロー映画のあるある、ヒーローとしての目覚めは異色の描かれ方ながらそつなく。
リアル・ヒーロー物だが、根底はヒーロー物をしっかり踏襲している。
ブルース・ウィリスが抑えた演技で、ヒーローである平凡な男を好演。こうして見ると、彼も単なるタフガイ・スターではなく、実力派である事を魅せてくれる。
サミュエル・L・ジャクソンはさすがの巧演。実は彼こそ…。
ヒーローには相棒が付き物。デヴィッドの息子も好助演。
淡々と静かな作風ではあるが、謎とサスペンスの引き込ませる語り口。
決して期待外れ作ではない。『シックス・センス』とは全くの別物なのだから。
この後不調になるが、寧ろシャマランが最も脂の乗っていた時期。
この頃から“ユニバース”を想定していたとしたら、改めて遂にのその実現に頭が垂れる。
ヒーローには相棒と、そしてヴィランが必須。
本作に於けるヴィランは…?
ヒーローを探す為、凄惨な事件を起こした哀れで愚かなヴィラン“ミスター・ガラス”、それは…。
本作を見るのは随分と久し振り。
所々覚えていたり、忘れていたり。
『スプリット』も併せて再見予定で、これで『ミスター・ガラス』を面白く見れそうだ。
祭り上げられた厨二ヒーロー
生まれてこの方怪我も病気もしたことがないデヴィッドと骨形成不全症により脆弱な骨を持って生まれた車椅子のイライジャ。
ヒーローを信じる者と信じない者、それぞれの葛藤の末に生まれる物語を描いた作品。
観る前はタイムトラベル系のサスペンス映画かと勝手に思っていたが、蓋を開けてみたら1時間くらいオレはヒーローじゃないと謙遜し続けるハゲといや君はヒーローだと絶賛し続けるアフロのナンダコレのやりとりが続く展開だった(面白かった故の表現です笑)
乗客131人が死亡する凄惨な列車事故を生き延びたことから始まり、そういえば生涯で怪我や病気をしたことがないという、いやそれ根拠として弱くね??的な出来事を並べていくデヴィッドをブルースウィルスが演じ、人生で94回の骨折を経験し、脆弱すぎる自身と対極に位置する強靭な肉体を持った人物の存在を信じるアメコミオタクのイライジャをサミュエルLジャクソンが演じる。
160kgオーバーのウエイトを持ち上げたり、触れただけで対象の悪意を読み取ったりと次第にガチっぽい特殊能力を開花させ、見事少女暴行犯を取り押さえたデヴィッド。
割とありがちな展開で進む暗い展開の作品かと思い、退屈し切ったラストに待ち構える衝撃の展開。
これはすごかった。まさに大どんでん返し。シックスセンス超え笑。
というわけでラストだけの映画でしたが面白かったし、13年の時を経てまさかのユニバース化するとのニュースにユニバースバカの自分は今作に手を出しました笑。
シャマランユニバース楽しみですね。
破壊不可能?
アメコミ好きだけど、そこはあまり刺激されなかった
この映画をタイムリーで観てないので公開当時からのタイムラグもあると思う
現時点で「スプリット」「ミスターガラス」未視聴
アメコミ支持の一つにヒーロー待望論があると思うけど、この映画ではそれが意図的にやや歪曲されて描写されてる感がある
生まれつき骨が弱い男が、自分と対極の人物がこの世のどこかで存在していてしかもヒーローである、と盲信している
そしてその人物を探し当てる為に三大テロを起こす
子供の頃からヒーローが好きなのは本当だと思うけど、ヒーロー好きな子供がヒーローを好きなまま大人になってテロリストになった
そういう話だとすればしっくりくる
子供がお父さんを撃ちたがるシーンが一番面白かったわけですが、終盤、急転直下でヒーローに目覚めて?困ってる人達を助けてそれが新聞に載り、それを息子に見せる事で映画としての着地が出来た感じですね
ヒーローものとして観ると、ベンチプレスの重さは超人的とまではいかなくてやはり息子による父親へのヒーロー願望のあらわれだと思えるし、怪我によるアメフト引退はウソだとしても結婚の為と思えばわからなくもない
パワーだけ見ると既存のアメコミヒーローに見劣りするけど、特筆すべきは「身体の一部が接触した他人」の「過去の犯罪の記憶」が鮮明に流れ込んでくる能力
このチート能力で普通にサスペンス推理映画とかやってほしかった(^_^;)
肉体的に対極にいる2人は考え方も対極だった これから面白くなるのか...
肉体的に対極にいる2人は考え方も対極だった
これから面白くなるのかというところで終わってしまった
ミスターガラスを鑑賞後に観た
ミスターガラスを鑑賞後にこの作品のDVDを借りて観た、ただどこかで1度鑑賞していました、観て行くうちに内容が全て蘇ってきた。
この作品の事はすっかり忘れてミスターガラスを鑑賞したので良かったのかもしれない
デビィットとイライジャ、デビィットの息子の葛藤 面白かったね そして息子の期待通りのヒーローとしての父親、それぞれの思いが交錯して互いに関わりながら生きて行く、そしてこの作品の登場人物がそのままリアルに歳を重ね同じ役でミスターガラスに繋がっていく、なかなか見応えのある作品でした。
最新作が前作に惹きつけるとは、、、、。
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