タイムライン(2003)のレビュー・感想・評価
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フレンチの恨み
中々マニアックな映画ですが、個人的には結構好きですね。筋の通らない部分もあるが、しっかりと伏線を回収して終了します。現代と過去それぞれで枝分かれしたストーリーが進み、最後は1つに交わりハッピーエンド(かな?)。ジェラルドバトラー&ポールウォーカー目当てだったが、当時の戦争具合や洗練されてない戦闘シーンは、良く再現されてると思います。特に好きなのは、フランソワが翻訳させられて→「私はスパイです」→刺殺、の流れですね。こんなお洒落な誘導尋問があるなんて参考になりましたよ
巨匠の後半のキャリアで2番
リチャード・ドナー。 「リーサル・ウェポン」「スーパーマン」「オーメン」など、映画史に残るエンターテイメント巨編を世に放ち続けた巨匠で、人気と作品性のバランスに優れた映画監督でしょう。 その後半のキャリアで、「16ブロック」に次いで好きな作品がこれ。 むしろお金は、こっちのほうがかかっている感じで、SFタイムマシンものに、うまく最新の科学をからめた斬新な設定のマイケル・クライトン原作、今は亡きポール・ウォーカーの新鮮な演技、ジェラルド・バトラーのマッチョ感を抑えた好演など、見どころはたくさんあります。 ただ、過去の歴史を変えないように奮闘する主人公たちの行動が中心に描かれるので、どちらかというと時代劇のようなお話になってしまい、アクションやSFの描写が控えめになってしまったのが残念なポイントです。
耳の謎
何年も前に見て感動した覚えがあったがほとんど忘れていたので2回目の視聴。それでも新鮮だった。 日本人にとっては百年戦争はあまり知られていないと思うが西洋では大きな出来事なのだろう。 年代的には百年戦争の中盤にさしかかる頃のよう。 現在の遺跡の状態を先に見ているだけに、中世での姿に感激。雰囲気も良く出ていた。 主人公はクリスとケイトだろうけれど自分の中ではアンドレとクレアで二人にどんどん引き込まれていった。 耳を切られたアンドレが喜び、そのときに残る決心をしたのだろう。 おかしいかもしれないが泣いた。 ラストで墓石が解明されてまたまた泣いた。 評価が高くないけれど私は大好きな映画だ。 他の人もいっているけれど何年もかかって作ったであろう精密機械(タイムライン?)が爆発の目に遭ったのに直すのがあんな短時間でできてしまうなんて、そこが興ざめだったのだろう。 でもこの映画はアンドレとクレアが、「その後幸せに暮しましたとさ」と想像させてくれるところに愛があり十分に目的を達していると思う。 そういえば前回も同じところで号泣したこと、思い出したわ。
塩野七生さんの西洋歴史の著作が好きで何冊も読んでますという方なら是非本作をご覧下さい あなたの為の映画です
時間旅行物のSF映画は古くは1960年の」タイムマシン」か有名です テレビでも1966年の「タイムトンネル」の人気が高く有名です 日本だと「時をかける少女」とか「戦国自衛隊」とかありますね これ以外にも無数にあります 自分は1999年のテレビ映画の「タイム・シーカー(タイムクラッシュ・超時空カタストロフ)」という作品が好きです おっと超人気映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズを忘れてはいけません とまあ、このようにSF 映画の人気ジャンルであります 時間旅行物と一口に言っても、タイムパラドックスを扱う、物事のやり直しなど見所は作品によってそれぞれ では本作の見所は? タイムパラドックスでも、物事のやり直しでも有りません 歴史のスペクタクルを目撃する系 と勝手に分類するとこれにあたります 「タイムトンネル」がこれの始祖に当たります 第一回はタイタニック号に時間移動してしまう回でした 後は、アラモの砦とか、トロイ戦争とかありました 自分の好きな「タイムシーカー」では近代から現代の大事故、大惨事が多数扱われます 歴史のスペクタクルを目撃する! といういう系統の映画のわりに、本作で扱うのは600年前の英仏間の100年戦争と地味すぎです これでは観客の食指が動きません 誰もが知る歴史の大事件の現場でなければ! でもそれ予算がかかりそうです 「タイムトンネル」は過去の歴史物映画のスペクタクルシーンを切り貼りしてしのいでいますが、流石にこの手はテレビでしか通用しません 巨大な予算をかけて歴史のスペクタクルシーンを再現するなら、時間旅行のSF映画じゃなくて、はじめから歴史物の大作映画で撮るわい!なんて身も蓋もない話になります なのでよくまあこんな地味な題材を選んだものかと思います 正直よく企画が通ったなあと思います そんな地味な時代に時間旅行してなにが面白いの?と普通なります 当時2001年公開の「グラディエーター」の冒頭のローマ軍団の戦闘シーンが歴史物好きに大変に評判となっていたのです きっとこの路線でぼちぼちの予算でそういう映画撮れないの?という話が映画会社ででたのだと思います 1999年の本作の原作本がベストセラーになっていましたから、よしこれだ!となったものか そのように勝手に邪推しています それになんと言っても原作者のマイケル・クライトンは、「アンドロメダ病原菌」、「ウエストワールド」、「ジュラシック・パーク」などなどと映画の原作者として絶大な実績と信用があります なので原作のなかなかにハードな量子科学とか、時代考証なんかは脇に置かれ、中世世界の映像化がメインとなっています 巨大な投石器の実物を使っての攻城戦、夜間の弓部隊の統制射撃の号令の光景、火矢の応酬をCGなしで実物でやるのはスペクタクルです! このシーンはたまりせん このシーンにカタルシスを感じる歴史物好きでないと、結局のところ科学的な時間移動のハードな講釈や映像表現も、タイムパラドックスのドタバタもない なんとも、もの足らない映画だと感じてしまうのは致し方ないのかも知れません 塩野七生さんの西洋歴史の著作が好きで何冊も読んでますという方なら是非本作をご覧下さい あなたの為の映画です 日本でリメイクして欲しいです 600年前の南北朝時代に時間旅行 吉野での発掘現場とか あーやっぱり地味だなあ 趣味的過ぎですね
前段に出てくるいくつもの伏線を、綺麗に回収していく展開が、見ていて気持ちいい!
物語の前段には、後半からクライマックスへかけての伏線がいくつも張られています。 何でこんな説明をしているんだろう? 最初はそう思うのですが、話が進んでいくにつれて 「あっ!あの時の説明はここにつながっていたのかっ!」と驚かされます。 特に私は、中世の歴史について話しているシーンが印象に残っています。 フランスとイタリアの間で戦争が起き、その時に起きた悲劇について説明しているんです。 その後、過去へタイムスリップし、その歴史を辿っていきます。 タイムスリップした主人公たちは、当然その日に何が起きるのかを把握しています。 現代にいる時は「そなことが起きたのか〜」くらいにしか感じません。 しかし実際に中世の時代を過ごし、当事者たちと出会うと 「頼むからそんなことは起きないでくれー!」って気持ちになるんです。 これから起こる凄惨な出来事を信じたくないんです。 変えることのできない歴史の中で、一体どんな結末を迎えるのか?奇跡は起きるのか? ことの顛末を気にしながら見ると、より映画を楽しめるのではないかと思います。
豪華な若い頃の俳優陣にビビる
今は大体売れているがこの当時はどうだっのか?話の内容もオリジナリティ溢れていて面白かった。 ポールウォーカー見れて嬉しかった。あとゲラルド・バトラーって昔くそイケメンだったんだな…。エンド・オブ・キングダムでおじさんなイメージしかなかった。
これで、いいのか!
ラストでアレクが残って、過去に亡くなった事になるが、その場合って未来ではアレクは生まれ無いことになるはず。 と言うことは、アレクは生まれ無いから存在しないと言うことになる。 他にもギリシャ化薬等の武器を教えたりして、歴史に干渉しすぎている。 これじゃあ、バックトゥザフューチャーのマーティとドクが苦労した事が報われない(笑)
ハラハラした
タイムスリップもの好き(^ω^) 主役クラスは絶対助かるんでしょって気を抜いたら大間違い…スリル満点で面白かった! 戦闘シーン多くて途中ちょっと疲れたけど。 100年戦争って??後でWikipediaで調べてみよう(笑)
歴史好きなら面白いんじゃないかな?
ストーリーはありがちなタイムトラベルものなんだけど、歴史が好きなら、当時の生活にタイムスリップするワクワク感だけでも楽しめると思う。 残酷な殺戮が当たり前の中世で、仲間たちが容赦なくバンバン殺されて、現代人の生きぬく力って弱いな〜と考えさせられる。自分の命を守るためとはいえ、人を殺して苦しむ主人公たちの苦悩が描かれるものの、さらっと流されるところがいかにもアメリカンかも。
Timeline
タイムトラベルが題材やしありえない設定やったから全然期待してなかったけどこれが意外によかった☆金髪のPaul WalkerもステキやったしGerard Butlerもかっこよかった♡話もハッピーエンドですんなり入ってくる作品♪
時を超えたラブストーリー
偶然に発見された、ワームホールを利用し、タイムマシーンで中世の百年戦争時代へ。発見したのは、マイクロソフトみたいな会社。単純なSF作品として、普通に楽しんだ。まあ、みた方はわかると思います。パラドックスストーリーなんですが意外にもブストーリーです。全体的にアクションあり、特撮あり、脚本、キャスティングも良かったけど、いつも2枚目ポール・ウォーカーがあまり目立ってませんでした。むしろ意外な活躍するキャストが、います。見てのお楽しみ。
タイムトラベルの必要性はともかく、中世の描写がいい
総合:70点 ストーリー: 60 キャスト: 75 演出: 85 ビジュアル: 75 音楽: 65 原作がマイケル・クライトンということで期待したのだが、正直あまり物語は素晴らしいとは思わなかった。そもそもタイムトラベルして過去に行くという必然性がこの映画にはあったのかと疑う。現代人が登場しなくても、中世の地域戦争だけで十分完結している話であった。わざわざ現在と過去の2つの世界両方を登場させる意味がわからない。 原作を読んでいないのでよくわからないが、映画とは設定や物語が違うのかもしれない。少なくともこの映画を見て、あまりマイケル・クライトンらしい物語だとは思わなかった。 しかしそれ以外はなかなか楽しめた。荒くれ者で理屈の通じない当時の兵士が出てきて簡単に暴力に訴えたり殺したりするところなどは、いかにもその時代らしい背景描写。また何かあるとCGで映像を作る時代にあって、この映画では恐らくCGは全く使われていないか殆ど使われていないと思う。例えばCGの映画でよく見られるような、空を覆うほどのあまりたくさんの数の矢がこの映画では飛んでいかない戦闘場面は、人によっては迫力がないと思うかもしれない。しかし逆に私には、不器用な曲線を描きながら飛んで行き兵士に突き刺さる弓矢が生々しく、そのような描写だからこそ真に迫っていて痛々しいほど迫力があると感じた。
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