「愛情表現の大切さを思い知る」スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐 MAPLEさんの映画レビュー(感想・評価)
愛情表現の大切さを思い知る
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ジェダイになるため小さい頃に生き別れた母親を失い、パドメまで失うことに脅えて心が安定しないアナキン。オビワンはアナキンをとても心配しているあまり、アナキンが暗黒面に落ちたら大変、とあくまで師匠として接していて、伝え方が不器用というか会話不足というかなんというかすれ違い。アナキンは精神面での修行が足りずなかなか認めて貰えないのだが、オビワンに迫る勢いで力をつけているのに信用して貰えない、ということでもむしゃくしゃ。
みーんなアナキンを愛し心配していたのに。誰かがぎゅっと抱きしめて安心させてあげていたら。アナキンが不安を1人で抱え込まずにいれたら。もどかしくて哀しくてぼろ泣きしました。弟のように育ててきたオビワンも、どんなに哀しかっただろうか。オビワンは最後まで誠実で、警告したし、とどめも刺しませんでした。
認められたい、パドメを守りたいアナキンの心の隙間に、自分の欲のために漬け込んでくるパルパティーンが憎くてたまりません。瀕死のアナキンに駆け付けるのも遅い!あんな姿にならずに済んだのに!
堕ちるしかなかったと知って4〜6を見ると、表情のないダースベーダーのマスクから気持ちを感じる気がして、見方ががらりと変わりました。
ジェダイの登場人物はみんなまっすぐで、正論で、本当はあったかい。正論より北風と太陽の太陽を全面に出すことも大切なんだなと考えさせられました。
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