スパイダーマン2のレビュー・感想・評価
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これこそ親愛なる隣人
Amazonで久々に鑑賞。 前作から2年が経ち、ピーターはヒーロー活動と日常生活の両立に苦戦します。そんな中、新たなる敵ドックオクが出現し、街が大混乱に発展していきます。 ピーターはMJやハリーとの関係に悩み続けた結果、ヒーロー活動を続けられなくなった姿には共感しました。何かしらの悩みで活動を続けるのが困難になり、日常生活を目一杯過ごしているシーンは、現代人にたまには無理せずに自分なりに生活してみたらどうかというメッセージ性があると思いました。 そういった経験は誰にでもあるけど、それでも立ち上がろうとするスパイダーマンにはとても感動しました。 それと、ラストが最新作のノーウェイホームにも繋がるみたいなので、とても楽しみです!
大いなる力には、大いなる責任が伴う2 苦悩の日々・・・
サム・ライミ版の三部作で、1番好きな作品なんだけど、ホンッと切ない作品です。まさに悩めるヒーローが描かれている。 ヒーローたるもの、無償の奉仕、ボランティアの精神が当然のように考えられている。でも、ヒーローであっても、人間としての生活があるわけで、それが如実に描かれている。 人を助けるために自分の生活を削っていく。学校の授業に出られず、成績は落ちていく。バイトも休みがちになり、クビにされる。愛する人との時間も取れない。 ストレスから蜘蛛の糸を発射することもできなくなって、結局スーツを捨てて、ヒーロー稼業を廃業してしまった。 そう言えば「スーパーマン2」でも、人間として生きていこうとする場面があったっけ。 まぁ、最終的には立ち直っていくところが、見処の一つではあるんだけど。 本作品では、ブレーキの壊れた列車を止めるために全力を尽くし、人々に素顔をさらす場面がある。 乗客みんなが暖かい目で見守るんだけど、今だったらこんなことないだろうな。 ここぞとばかりにスマホで撮られまくって、あっという間に拡散しちゃうと思うんだけど。 それにしても、今回の敵ドック・オク。金属製アームを使う攻撃といい、かなりの強敵。戦闘シーンも迫力満点で楽しませてもらったのですが、この人もまた切なかった。 自らの実験の失敗により、愛する人を失ってしまった。ICを制御するシステムが故障したことから、悪の道へ進んでしまうんだけど、最期がまた見応えあるヴィランでした。 やっぱり、これだけのキャラだから「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」への再登場に繋がるんでしょうね。
スパイダーマンは単なる無敵のヒーローではない
図書館の上映会で鑑賞。スパイダーマンって単なるヒーローではないんですよね。生活や学業もあるし恋愛なんてしている時間なんてない。そこが丁寧に描かれているしそれこそがスパイダーマンなわけで。自分のお気に入りはMJとカフェで話をしている時、ドクターオクトパスをスパイダーセンスで察知し投げ込まれた車を避けるシーンです。あそこのシーンは痺れます。
完璧の迫力。感動の青春ラブストーリー
円盤の『スパイダーマン2プラス1』(未公開映像を追加した本編136分バージョン)をプロジェクターを使用して大画面で視聴。 前作のサウンド・トラックも最高傑作だったが、今作も使用されている曲が粒ぞろい。 前作で高校生だったピーター・パーカー(トビー・マグワイア)が一人暮らしをしながらバイトと大学とスパイダーマン活動で大忙しの日々を送っていた...何もかもイマイチ上手くいかない日々なのだ...この不幸な始まりかたの映画は、だいたいハッピーエンドになる。 親友だったハリー(ジェームズ・フランコ)との関係もみどころ...これは次回への伏線かな。 ピーターが心から尊敬していた人物である天才科学者ドクター・オットー・オクタヴィス(アルフレド・モリーナ)との対決と、メリージェーン・ワトソン(キルスティン・ダンスト)の救出劇が印象に残る。 幼馴染みのメリー・ジェーン・ワトソンを愛するがゆえに、一緒にいることも正体を明かすことも、氣持ちを伝えることさえ出来ない...今作は見事にこの伏線を回収し嬉しくてたまらない。 視聴後、今作のことを思い出すと感動と興奮が蘇る。
自己犠牲と‼️❓正義感と‼️❓愛と‼️❓
テレビの録画、何度観ても、感動する🥲 それはヒーローを含めて無限大の力ではなく、限界で戦い、挑戦すること、それは悪役も同じ、みんな苦悩し、悪か善か運命の悪戯なのか、いや、違う、心の持ち方であると信じたい。 自分が主人公なら、悪と戦う勇気はあるが、命までは賭けようとは思わない。 その点、電車のシーンは感動的だ、みんなを見て、絵空事じゃなくて、そんな人達は多いと思う。 アクションだけで無く、全ての人物造形が、素晴らしいセンスだ、超感動である、悪魔のように繊細で天使のように大胆だ。 ヒーローとは超的な能力だけで無く、日々の超精進と、超謙虚と、超思いやり、で成り立つのだろう、大谷翔平のように、自分はこの映画と大谷翔平の爪の垢でも飲んで、思いやりとわずかな正義感とともしびの愛で、生きていきたいと思う、ありがとうございました😭😊
"ヒーロー"映画として傑作の一本。
前提として ・3回目ぐらい ・前作『スパイダーマン』は視聴済 ・サム・ライミ監督の他作品だとMARVEL作品を視聴済 ・原作と思しきものは未読 前作よりも色々な面でパワーアップして帰ってきた『スパイダーマン』。 "ヒーロー"とは何か? の再定義がテーマの一つ。 蜘蛛の力を得たから人生が変わったのではなく、"スパイダーマン"というヒーローになったがゆえに人生が変わるのがピーター・パーカーであると再認識。 市民とスパイダーマンとの関係(特に子供との絡みが多い)が多く描かれていて、彼がヒーローとしてしてきた結果が終盤描写される。列車のシーンはまさに名シーン。 というか、今作は画になるシーンが本当に多い。名シーン多くない? 常にハイライトじゃん。 映像でいうと、CGの部分の違和感が解消されていた。じっくり観るとあるんだろうけど、それをカメラワークや編集でうまいこと隠してる。映像のパワーアップ。 最初は地獄のような対人関係から始まり、どんどんとピーターが精神的に追い詰められていく。追い詰められ方、冴えない青年の演出が非常に暗くてねちっこい。前作よりもキツイ。 だからこそ、ピーターが真のヒーローとして立ち上がる流れに、カタルシスを感じて最高だった。 シナリオも前作よりパワーアップしている。 あと、ヴィランが基本的にピーターと鏡写しのような存在になっているのは引き続き。 今作はドクターオクトパスことオットー・オクタビアス。知性や、科学に対する期待がまったく同じで、なおかつ科学で身体が変異した存在。"ヒーロー"か"怪物"と呼ばれるかは行動で決まる。 そういえば、MJがなぜ嫌われているのか。この理由はちょっとした私見だけど、一人だけ生々しい人間像だからなのではないだろうか? "性格が悪い"があんまりしっくり来なくて、行動を見て行ったら利己的な決断をしようとしているイメージがある。こっちの方が得じゃん、みたいな。でもそれを全部取っ払ってピーターとくっつく彼女の決断は結構好き。 悪い性格というよりも、根が善人なキャラが周りに多すぎるのかも……? 個人的に物足りなかったのは、 ・若干ダイジェスト感がある ・ピーターの頭の良さが戦闘に活かされていない ・スパイダーマン復活までの経緯をもう少し見たかった ・ドクオックとの最終決戦の盛り上がりが足りなかった これらがあるが、そもそも2時間であの分量と濃さを凝縮しているのがやはりすごいし、その上でまだ観たいシーンがあるのは本当に面白い映画である証拠だと思う。 前作よりも様々な部分がパワーアップした、"ヒーロー"映画の傑作。 ちなみに、今回はメイおばさんとJJJがいい味出してる。
まあラブストーリーとしては面白いのだが、敵役が今一つ物足りない。ただヒーロー活動を悩む姿は心打たれた
サム・ライム監督による2004年製作(127分)のアメリカ映画。原題:Spider-Man 2、配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント。
結婚式をドタキャンするという主人公2人(トビー・マグワイアとキルステン・ダンスト)の紆余曲折するラブストーリー的展開は、まあ良かった。
ただ、手強い敵役のはずのアルフレッド・モリーナのAIと合体した姿が何とも滑稽で笑ってしまった。手の造形とかは怖さあっただけに、手の数とかもう少し抑えられなかったものか。また天才的な科学者に対するどこか軽蔑的な見方も、感じてしまった。
ただ、主人公がスパイダーマンを一度辞めて、そこから再起していくストリー展開はとても良かった。
監督サム・ライミ、製作ローラ・ジスキン アビ・アラド、製作総指揮スタン・リー ケビン・フェイグ ジョセフ・M・カラッシオロ、共同製作グラント・カーティス、原作スタン・リー スティーブ・ディッコ、原案アルフレッド・ガフ 、マイルズ・ミラー 、マイケル・シェイボン、脚本アルビン・サージェント、撮影ビル・ポープ、美術ニール・スピサック、衣装ジェームズ・アシュソン 、ゲイリー・ジョーンズ、編集ボブ・ムラウスキー、音楽ダニー・エルフマン、視覚効果ジョン・ダイクストラ。
出演
トビー・マグワイアピーター・パーカー/スパイダーマン、キルステン・ダンストメリー・ジェーン・ワトソン、アルフレッド・モリーナオットー・オクタビアス/ドック・オク、ジェームズ・フランコハリー・オズボーン、ローズマリー・ハリスメイ・パーカー、J・K・シモンズJ・ジョナ・ジェイムソン、ドナ・マーフィ、ダニエル・ギリス、ディラン・ベイカーカート・コナーズ博士、ビル・ナンロビー・ロバートソン、バネッサ・フェルリト、アーシフ・マンドビ、テッド・ライミホフマン、エリザベス・バンクスミス・ブラント、ブルース・キャンベル門番、ウィレム・デフォーノーマン・オズボーン。
悩めるスパイダーマン‼️
トビー・マグワイアがなぜ最高のスパイダーマンなのか⁉️それはこの「スパイダーマン2」の存在に拠るところが大きい‼️ニューヨークの街の平和のために、日々奮闘するスパイダーマン‼️しかしバイトの途中で事件が起きたためにそちらを優先、バイトをクビになる‼️そしてヒーロー活動を優先させるために、学業もおろそかになる‼️彼女の存在が敵に知れたら危険だということで距離を置いていた愛するMJは他の人と婚約してしまう始末‼️親友のハリーからは父の敵であるスパイダーマンとの仲を勘繰られ友情に亀裂が入る‼️スパイダーマンとして、他人を一生懸命助けても自分が不幸になるばかり‼️スパイダーウェブもたまに出なくなってしまう‼️もうスパイダーマンなんてやめてしまいたい‼️しかし、いざヒーローを廃業してしまうと、目の前で暴力に苦しむ人々を見捨てなければならなかったり、新聞からは悪党と叩かれる‼️しかし火災現場で一人の少女を救ったことから、使命感に目覚め再びスパイダーマンスーツに身を包む‼️ヒーローの抱える悩みが親近感がありすぎて、感情移入がハンパないですね‼️それまでのヒーロー映画で、ヒーローとしての活躍とその代償をここまで深く掘り下げた作品はなかったのではないでしょうか⁉️トビー・マグワイアは一世一代の名演で、MJが婚約者と階段を降りてくる姿を見つめる彼の表情、ハリーに殴られたときのリアクション、ベンおじさんの幻にもうスパイダーマンは嫌だと涙ながらに訴えるシーンは胸が熱くなります‼️そしてサム・ライミ監督‼️一作目ではお行儀良かった彼の演出も、この2作目においてやりたい放題です‼️その象徴がヴィランであるドクター・オクトパス‼️ドック・オクの病院のシークエンスは、4匹のアナコンダが暴れまわるモンスタームービーみたいな迫力‼️そしてスパイダーマンとドック・オクの列車の上でのアクションシーンは、スパイダーウェブを連射して列車を食い止めるスペクタクル、乗客の反応も含めてヒーロー映画史上に残る名場面‼️スパイダーマンの正体に気付いたMJの表情、結婚式場から花嫁衣装のままピーターのもとに駆けつけるMJのシーンなんかも、ホントスパイダーマンへの愛に溢れた名シーンですね‼️スパイダーマンの単独映画の実写版は8作ありますが、間違いなく最高傑作だと思います‼️
良かったシーンもあれど…
序盤、ピーターがヒーローの宿命(自己犠牲)を強いられまくってて観てて苦しくなる…。しかもピーターが人が良すぎて&不器用すぎてなお辛いのよな…。
(そしてピーターの暮らす街、「ゴッサムシティなの!?」ってくらい治安が悪い。こんな街でヒーローしてたらそりゃ授業も出れんしデートもできんわ)
でも本作は終盤、市民たちがスパイダーマンを守ろうする場面が出てくる。
ここは良かった。ようやくピーター(と彼を見守る観客も)が救われた…。
あの電車内の人々が意識を失ったピーターを支えて、みんなで運び、敵からかばい、秘密を守ろうとするシーン、良かったよね。
人の善意により成り立つ、儚く美しいものを観た。
しかし本作、ホラーパニック的演出があったり(オットーが処置室に運ばれたシーンのあのコテコテ演出は何なんだ)、クライマックスはトレンディドラマ風だったり(MJ、結婚式当日にドレス着てエスケープして他の男のところに行くのは駄目でしょ!婚約者の彼が気の毒すぎるよ!!)、不思議な物語運び…。
相変わらずMJの行動はイマイチ理解できないし、ピーター、他にも良い女性はいるよ!とメインカップルを心から応援できないのは残念。
オクタビアスに関しては「これ絶対スパイダーマンに最後殺されてまたピーターが新たな十字架背負うやつだ…」と身構えたけど、回避されて良かった…。
市民たちがスパイダーマンを守ろうとするシーンは良かったけど、全体的になんだかちぐはぐしていた感があるシリーズ2作目だった。
そして続編の布石も打たれたのね。
ヒーローは超多忙
大学生になったピーター。勉強もしないといけないし、人助けしないといけないし、バイトもしないといけない。忙しすぎる。とはいえ、ピザの宅配、あんな運び方したら中身はぐちゃぐちゃだよー。 スパイダーマンのコスチュームにいつ着替える?とる思ったら常に中に着てるんだ〜。助け終わったら、脱いだ服を、回収に行くんだね。 MJに対する恋心、諦めきれない気持ちもわかるが、MJからしたらちょっと振り回されてかわいそう。式当日にすっぽかされた婚約者もかわいそう。 今回はスパイダーマンの顔もバレてしまい、今の世の中ならスマホで写真撮られまくり、ネットに晒されちゃっただろうけど、まだそんなことはなく、周りの人々も協力的な人ばかりで何よりでした。
続編が成功した稀有な例
ストーリーが本当に良く出来ている。ヴィラン=適役のドクターオクトパスの誕生や、ピーターの受難、MJとの恋愛の行方など、とても丁寧に描いてある。 そして、クライマックスの電車での格闘シーンは感動のラストを迎える。まさに「親愛なる隣人」たる所以です。 2013.3.11
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