リディックのレビュー・感想・評価
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贅沢なSFエンターテイメント
公開当時今は亡き梅田ピカデリーにて鑑賞。前作のピッチブラックがB級作品ながら脚本がよくできていて、監督もその手腕を買われて初のビッグバジェット作品となったが、確か興行的には成功しなかったはず。
物語は様々なキャラクターが登場するが全てにおいてその背景など描きこみが足りず、いまいち作品に入り込めなかった。それぞれが魅力あるキャラクターだけに一作だけで描くには無理があったのでは。
一番肝心なキャラであるリディックと同じフューリア人の生き残りの彼の心理描写が描かれなくて後半の彼の行動が唐突に感じられてしまう。よいシーンだっただけに残念。おそらくカットされたのかもしれないが。
いろいろと詰め込みすぎてやはり一作では消化しきれなかった。当時鑑賞した時も面白くなかったことを覚えている。ただそれで片づけるにはもったいないほど本作は美術や衣装、アクション、SFXなどかなり贅沢で映像を見てるだけでも楽しめる。当時デューン並みに力を入れた作品だとうかがえる。舞台となる様々な惑星も魅力的に描かれており、何と言っても昼と夜との温度差が何百度というSF好きにはたまらない設定。
配信で見るにはほんと贅沢な作品。今見直しても作品随所にお金かかってるなあと感じられる。
主人公強すぎ
主人公のリディックがありえないぐらい強い上に人間味がなくロボットの様である。
主人公が最強でも人間味があれば感情移入できるが、人間味がないので感情移入できずに冷めた目で見てしまう。
他の登場人物は特徴が少ない人が多く、ややこしくなってしまう。
エイリアン映画かと思って鑑賞したが、近未来?の宇宙戦争だった。
キーラが死んでしまったのが残念。生きてて欲しかった。ロード・マーシャルを殺したので生と死を操る能力を手にして生き返らせるのか?と期待したが、そんな展開にはならなかった。
ネクロモンガー
『ピッチ・ブラック』の続編
ネクロモンガー、賞金稼ぎ、刑務所の看守、キーラと囚人たち、エレメンタル。リディックと彼を追う5つのグループが複雑に絡んでいるのだ。ネクロモンガーが企む宇宙統一を阻止するといった単純な勧善懲悪の構図にならず、リディックがフューリア族の生き残りであることが重要なウェイトを占めている。いや、複雑にしすぎているため、謎もいくつか残してしまう。答えは続編を観るしかなさそうだ。
『ピッチ・ブラック』では主人公ではなかったリディックであるが、ダーティ・ヒーローとしてのカリスマ性を秘めていたため、この続編へのシーケンスは成功と言えるのだろう。暗闇でも見える目を持つ以外に、今作ではある種の予知能力も備わっていた。どちらの味方でもなく単なる「通りすがり」と自嘲するクールさと、灼熱の太陽からキーラを救う純粋なヒーロー像も備えているのだ。
意外なアカデミー女優のジュディ・デンチもいい味を出しているし、キーラ(アレクサ・ダバロス)も良かった。正直、『ピッチ・ブラック』にも出ていたのか?と考え込んでしまい、ジャックという名からキーラに変わったので、一瞬『パイレーツ・オブ・カリビアン』をパロっているのかとも思ってしまった(笑)。ちなみに前作からの引き続いての出演はイマム(キース・デヴィッド)だけ。
【2004年8月映画館にて】
評価が低すぎる(笑)
ヴィン・ディーゼル映画
設定や登場人物が個性的かつ魅力的
幻想的な世界で悪党たちが戦うはなしです。 設定や登場人物が個性的かつ魅力的で引きつけられました。 主人公のリディックもかっこよかったですが、 悪役も負けず劣らずでした。
ただし、 リディックの性格には納得できない点もありました。 散々 [凶悪犯のリディック] といっておきながら、 実際にはとても優しくて面倒見のいい馬鹿正直な人です。 そういう嘘さえなければ、 100点をつけても良かったのですが。
よかった
前作がそんなに面白いと感じなかったのであまり期待せずに見たら映像や映画の完成度そのものが格段に上がっていて驚いた。内容も面白かった。
ヴィン・ディーゼルが悪役なのだが優しそうで頼りがいのあるおじさんにしか見えなかった。
ナイフがトゲトゲしていて刺さると痛そうだった。
敵軍が親玉を殺すと自動的にその地位につけるシステムで、だとしたら安心して寝ることもできないのではないだろうか。食事もうっかりできない。
ビン様の暴れっぷりは楽しいが、SFとしては若干微妙かも
シリーズ三作目が近々公開されるようなので、おさらいがてら久しぶりに前作を再見してみましたが、思いのほか記憶に残っていなくてちょっとビックリ・・・。
でもまあそれもそのはず、主人公リディックのキャラは物凄く濃いのですが、映画自体のインパクトは物凄く薄いんですよね。
決してつまらない訳ではなく、むしろ結構好きな路線の映画だったので、今回も普通に楽しんで見れたことは見れたのですが、この内容だとちょっと記憶には残り難いかなと。
結局のところ、あくまでその時だけは楽しい、いかにもビン・ディーゼル主演のSFアクション物だったなと・・・そんな印象を受けましたかね。
とりあえず、リディックのキャラクター、ビン・ディーゼルのアクションに関しては見ていて本当に惚れ惚れしました。
悪を倒すには更に凶悪なリディック様の出番だとばかりに、強烈なアクションを見せつけるビンは物凄くカッコ良かったです!
今よりちょっと痩せてはいましたけど、悪者なのにどこか心優しいところを見せる辺りは今と全く変わらないキャラクターで、まあビンを見る為なら間違いなく楽しめる映画だったなと・・・素直にそう思えました。
しかしSF映画として見れば、設定が分かりづらく、情報量も多過ぎて、イマイチ頭に入ってこないと言うか・・・。
登場人物も多過ぎでしたし、キャラもいまいち立っていなかったので、これでは印象に残らないはずだなと、思わず自分自身で納得してしまいましたよ。
リディックとアレクサ・ダバロスが演じたキーラ(ジャック)のキャラは良かったのですが、他はちょっと褒め難いかも・・・。
しかしこの内容でも楽しめちゃうのがビン・ディーゼルの凄さでしょうか!
近々公開の「ギャラクシー・バトル」ではどんな暴れっぷりを見せてくれるのか、期待したいですね。
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