ピンポンのレビュー・感想・評価
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スポーツ映画NO1
スポーツ映画で、こんな感慨深い映画は初めて見た。静かに感動している。涙とかではない。奥深い。つうか、自分の解釈で見ています。
井浦新、窪塚洋介、大倉孝二、いいね。
窪塚洋介は今は見ないけど、井浦新は最近ドラマで見たがだいぶ疲れたオヤジになってる。大倉孝二変わらないなあ。井浦新がこんな美青年だったんだなと変貌ぶりにまず驚く。年は取りたくないものだが、皆、年をとるなとまず思う。
今、観た自分のメンタルコンディションにかなり、よるんだが、見ながら、いろいろ考えた。
僕が感じたのは才能とは何かということでした。才能があるのか、無いのか。本当の意味で努力しないと、有るのか、無いのか、やりきった者にしか、それすら、わからない。何事にも言えることだろう。今知った事ではないが、かなりこの映画は響きやすい。
長く生きてくると、自分の限界はここまでかな、とか、どこかで何回も人は自分に折り合いをつけて生きていく。そうじゃないと辛い。
しかし、色んな可能性をやりきったかな。努力とは、ありきたりの言葉なんだけど、これで本当に良かったのか、悔いはないのかは努力の量でしか測れない。
また、大倉孝二が、中村獅童に、卓球を誰のためにやっているんですか?と聞いたが、それわかるわあ。
自分のために、勝ちたいとか、給与を多く得たいとか、俺もこれっぽっちもモチベーションが上がらない。飢えそうになればまた話は別だが。
自分のために頑張るなんてつまらない。なんの意味も持たない。昔からそういう思考回路だった。
大切な人がいたり、誰かに憧れたり、好きになったり、喜ばせたかったり、幸せにしたかったり、そんな人がいるからこそ、本気になれる。
そんな人に出会うと、さらに自分を成長させたくなるし、自分を高めたくなる。そんな事を考えていました。
まあ単純には、3人の友情良かったな〜。
なんか恥ずかしい感想になってしまった。
まあズレてるかもしれない。
皆 卓球が好き。なんだね
私はつくづくスポ根が苦手だ
ヒーロー見参!! 努力に勝る才能なし!!
アイ キャン フラ〜イ
卓球
思春期男子の心の機敏
18歳の頃、一番好きな映画はピンポンでした。でも、10年ぶり?に鑑賞して、どこが好きだったのか当時の私に聞きたい…。
ペコの独特なキャラクターが10代だった私には魅力的に見えたのかも…。大人になった今、全く魅力的に感じなくなってました笑
大人になって気づいたのは、これは思春期男子独特の心の機敏なんだろうな、と。
女子で言えば、自分を支えてくれる大切な親友の好きな人が私を好き…みたいな感じだと思います笑
ペコの親友スマイルがいつの間にか卓球がペコよりも上手くなっていて、ふたりの関係が崩れないように、それに互いに気づかないふりしてたのが青春ぽくていいなと思いました。
美人マネージャーや恋愛など余計なものが出て来ず、真摯に卓球と友情に向き合ってるのがよかったです。(ただ、向き合い過ぎてて場面の変化がないので長く感じます…)
経験者から見てどう感じるかは分かりませんが、素人目から見て卓球も本格的だと思いました。
ラストはやっぱり王道の少年漫画って感じだな、と思いました。ヒーロー的でかっこいいんだけど、スマイルの扱いに不満を感じました。
あつがなついぜ!
前から気になっていた作品の一つ。
ザ卓球ムービー。
クドカンの脚本、ペコのテンション、それから夢と現実を行き来するような感じがとてもハマりました。
多少好き嫌いは分かれるかも。
僕自身も中学時代卓球部に所属していたので、経験者の立場からすると、とてもリアルで最高な映画です。
また、卓球したくなりました。
まさに卓球ってこういうスポーツなんですよ。
結構変わってる奴も多くて、強いからって調子乗ってる孔みたいな奴も必ずいて、強豪校は本当に海王高校みたいだし、人間関係が結構大変で辞める人も割と多い(僕も人間関係嫌になって真面目にやりませんでした笑。反省…)。
登場人物たちも魅力的でした。
それぞれ思いがあって、卓球を心から愛している。
フォームぐちゃぐちゃだし、無駄な動きだらけなんだけど、その躍動感が彼らの思いを体現していました。
(アクマのフォームは綺麗だった⁉︎)
窪塚洋介、井浦新、中村獅童、大倉孝二、荒川良々、近藤公園。
今では皆おっさん。
当時でさえ、高校生には見えませんが、それにしても皆さん若い。
ただ、怒ったと思ったら、「Mr.月本!」というあの竹中直人さんのテンションにはちょっとついていけなかった。
ほんの少し普通の佐藤二朗も見ることができます。
染谷将太は流石にわからなかったな。
最終的な展開は大体予想がつきましたが、個性的なキャラクターの織りなすストーリーは全く飽きず、最高に楽しめる映画でした。
余談
ペコが星でスマイルが月の理由に決勝戦になってから気づきました。恥ずかしい…
豪華キャストの怪演
ピンポンというコンテンツは、原作の漫画はもとより、映画化もアニメ化も成功したという珍しい事例。
ということは聞いたことある。
漫画は読んでないしアニメも見てない、映画は昔みたはずだけどほぼ記憶にない。
名作と名高い映画を改めて見ました。
第一印象は、ペコみたいなのは見るのはいいけど、実際の友達にはしたくないって感じました。
端的に言うとウザいキャラ。笑
でも、もしも現実世界でもあのキャラで世界のトップレベルだとしたらめちゃくちゃかっこいい。
出てくるキャラの豪華キャストっぷりがすごい。
中村獅童も出てたのね。
孤高の天才だけど、ちょっと線が細いね。
あとはスマイルなんて調べてみたら、ドラクエユアストーリーのミルドラースの声やってたのはウケた。
青春スポ根映画として完成度高いよ。
願わくば、ペコとスマイルの試合をもっと見たかった。
【”ヒーロー見参!” ペコもスマイルもチャイナもドラゴンもアクマもイメージ通りのキャスティングに驚いた作品。息詰まる卓球映画の傑作でもある。】
松本大洋の”ピンポン”は当時、偶に読んでいた。私は、松本大洋の作品が好きなのである。
で、その実写版が公開されるという情報は知ってはいたが、当時、窪塚洋介もARATA(現在の、井浦新さんね。)もアイドル的存在で(ARATAは少しポジションが違ったかな・・。)、逡巡したが公開後暫く経ってから鑑賞することに。
宮藤官九郎が脚本なので、かなりストーリーを独自解釈してくると思ったら、意外や意外、原作に忠実に物語は進んでいく。
各キャラクターも
・ペコ(窪塚洋介)
・スマイル(ARATA)
・チャイナ(サム・リー)
・ドラゴン(頭をそり上げた中村獅童:怖いです・・。)
・アクマ(大倉孝二:余りに原作のアクマに似ていてビックリ。”劣等感と諦観を抱えながら、ペコ、スマイル側に立ちつつ、ドラゴンの葛藤にも心情を寄せる男の姿にである。個人的に大倉さんのベストアクトの一つである。”)
が、原作と絶妙にマッチングしていて、非常に面白く観賞した。
更に、映像にも当時の邦画としては、効果的なVFXが使われていて、実に面白い。(特に試合シーン:今作の監督、曽利文彦氏は、ジェームズ・キャメロン監督の”タイタニック”でCGを担当したそうである。(当時の資料より。))
”右ペン、表ソフト”を使うペコが、高く飛翔してスマッシュを決めるシーンや、バタフライジョー(竹中直人)の回顧シーンでの美しき緑色の羽などで特にそれを実感出来る。
公開日から大分ずらして劇場に行ったので、”黄色い嬌声”は落ち着いており、作品そのものをじっくりと堪能した作品。
<今作後、ARATAは井浦新と役名を変え、今や邦画を支えるポジションを築き、窪塚洋介も様々な分野で卍LINE名義で活躍していたが(”へルター・スケルター”では下衆な役が合っていたね・・。)、マーティン・スコセッシ監督の”沈黙-サイレンスー”に抜擢された(態度が悪くて、一度落ちているそうだが・・)辺りから、映画界でも再び本格的に活躍しはじめたのは、嬉しい限りである。>
<2002年8月 劇場にて鑑賞。その後、2度程度DVDにて鑑賞。
松本大洋の原作は、頻繁に読破。(すいません・・)>
いい出来。原作も是非読んでください!!
子供の頃から一緒に卓球をやってきた、ペコ、スマイル、アクマの3人が、高校卓球でそれぞれの道を行き、成長する話。そこに圧倒的な実力を持つドラゴンが混ざってくる青春ドラマ!!
やっと、観られた。
ペコとドラゴンに関しては、いい出来だねー
二人の試合の終盤は、窪塚さん、中村さんの表情を筆頭に、原作のいいところを、かなり描けていると感じた。
最後の試合では、ペコがドラゴンを、これまでよりも一段と高いところへ連れて行っている感じが、実際に出ているし、ドラゴンの「ここは、いい…」というセリフも見事に決まっている、(歌舞伎俳優は、決めゼリフは、やはり上手だ!)
ただ、2時間の映画に集約するために、それ以外はかなりを圧縮。かろうじて、スマイルの覚醒を描き切っているくらいか。
それだけに、この映画を観た人には、是非、原作も楽しんでほしい!
映画では、時間の制約から入りきらないエピソードの数々を読んで、作者である松本さんが描き出す、敗者への静かな思いを、感じとってほしい。
脇役が負ける、そうした時のちょっとしたエピソードにこそ、原作者松本さんの優しさは溢れている!! ぜひ、原作マンガ全5巻を、お楽しみください。
一例だけ挙げよう。スマイル(月本)にスコンク(0点で負けること)で敗れた無名の男の、「海、行くか…」というセリフ。ぜひ、この味わいを経験してほしい。
一言も描いてないのに、「そうだよな。どんなヤツも、自分なりに一所懸命やってきたんだよな」と思い起こさせるこのシーンは、主役からは、遠く離れたワンシーンでしかないけど、松本さんの真骨頂だと思う。
繰り返しになるけれど、このシーン、残念ながら映画にはありません。
他にも、アクマの努力とどうしようもない苦悩、バタフライジョー(コーチ)の天才しか味わえない悩み等、全編に愛があふれかえってます。
そして、それなりにイカツイのに、最初から最後までずっと冷たくてかつ頼りないキャプテンが、最後の試合の前にかける最高のセリフ! こればかりは、原作漫画を読んだ人だけが味わえる至福の体験だと思う。
さあ、みんな、原作を読もう!
おまけ、というか実はこっちが本編かも!!
アニメも観たよ!
まず素晴らしいのは、ちゃんと原作を彷彿させる絵!
そっか、アニメ、湯浅政明監督なのか。
原作、もちろんすごいが、アニメもすごい! 湯浅監督の表現と松本先生(大洋)の絵が、表現が混ざり合って、なんとも素晴らしいものになっている。こんなこと、できるんだね。
今まで、これを知らずに来た俺が恥ずかしいわ!
海行くかの兄さん、ちゃんと海で働いてたんだ。ここら辺が、松本先生(大洋)が、原作にはなかったけれど入れたかったというエピソードなんだね。
松本先生、やっぱこの兄さんのこと、好きなんだね。
そしてやはりすごい、アクマの、月本との、退部も辞さない勝手な対外試合。すごい。すごいばかり書いているのはわかっているが、それでもやはり、凄い。これだけ強烈に語ってくる話と絵と動き!!!
原作が動いてる!! アニメは、もちろん5.0!!
どこを批判すればいいのか
色褪せることのない傑作
役者さんたちの演技が素晴らしい。癖の強いキャラクターたちを見事に演じきっている。特にペコを違和感なく演じている窪塚洋介は凄い。映像や劇伴も2002年公開の作品ながら全く古臭く感じない。王道の要素がふんだんに盛り込まれていながら他とは一線を画す異質な青春映画。
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