ペイ・フォワード 可能の王国のレビュー・感想・評価
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少し焦点がずれている
素敵な物語。結局はユートピア、夢物語なのだけれど、きちんと挫折する姿も描いており、これがあくまで理想論であることは否定していない。
しかし残念なのは結局これは主人公の家族の物語になってしまっていたことで、その内輪の人間関係にフォーカスしすぎたせいで結局「ペイ・フォワード」というプロジェクトの話ではなくなっていた。
次へ渡せ
映画「ペイ・フォワード 可能の王国」(ミミ・レダー監督)から。
原題「PAY IT FORWARD」
「PAY」という英単語は「支払う」しか意味が浮かばず、
気になって調べたところ、
「PAY」には、本当に多くの意味があり驚かされた。
ある方が、見知らぬ人に親切にされた時のこと。
「礼を言った。すると奇妙な方法で恩を返せ、という。
別の3人に善い行いをしろと」
それは、親切にされた人に恩返しをするのではなく、
その気持ちを行動として「別の3人」に与えて欲しい、
そんなに意味で使われている。
小さな「思いやりの連鎖」という流れが、大きな流れになり、
世界がいい方向へ流れて変わっていく。
それを短い言葉で表現すると「次へ渡せ」(ペイフォワード)。
いろいろな分野で世代交代がなかなか難しい時代、
「後継者育成」なんて言葉より「次へ渡せ」の方が、
インパクトがあり、その必要性を感じてもらえるに違いない。
また、他人に親切されても、その行為に気付かない人には
「とんだバカに渡したもんだ」と言おう。
きっと「どういう意味?」って訊き直してくるから。
ラスト
この子の演技はなんか好きだなぁ〜
彼の勇気を出した行動は、自らの死を招いてしまった。だが、その死は世界を動かす、世界に彼の運動を広めるものとなった。
ほんとに悲しくて、絶望を感じてしまうが、嫌いではない。
内容は忘れたが、DVDの特典の音声解説でラストの意味を理解し、納得した。内容は忘れた…。
道徳の授業みたい
他人に幸福を分け与えるのは非常にけっこうなのだが、実の父親がDV男だとしても、もうちょっとチャンスをあげて欲しかった。あんな嫌な態度をされたら、頑張ろうと思っていてもくじけてしまうのも無理がない。アル中DV男は切り捨てていいという主張を感じて、嫌だった。
ドラマの構成もけっこう退屈で途中で見るのをやめようかと思った。
ん~ん 後結末が最良の答えなのか…
物語のストーリー性はとても良くて、役柄も良く分かりやすくハマってる。その中でもあの子の演技は抜群で素晴らしい。
何か勇気を持って誰かの為に何かをしてあげるという行い。そしてそれをペイ・フォワードしていくことによって世の中が良くなりみんなが幸せになるという、誰でも考えれそうだけど、なかなか実行することは難しい。
最終的にあの結末でいいのか?死んじゃっていいのか?よき行いをしたのに報われないってどうなの?誰かが死なないといけないの?そえじゃないと感動なんて無いのか?他に案はなかったのか?色々と考えてしまうが、もう少しハッピーエンドじゃなくてもいいから、悲しい終わりにはしてほしくなかったな…
感動。
ストーリーについて。
13フェイズ構造はある。だけど、テンポが一辺倒な感じ。変化する主人公は先生のほうだけど、トレバーに助けてもらいすぎかな。最後は悲しいけど感動っていう終わり方だった。トレバーの思いは伝わったので。ただそれを見れなかったトレバーはかわいそうだな。見てほしかった。全体的には良いストーリーだった。
テリングについて。
この作品はオスメントリマインダーが存分って感じ。オスメントじゃなかったら感動出来たかわからんぐらい良い演技してた。ほんと子役なのに間合いとか、声のトーンとか上手すぎる。リアルすぎる。
まあ、オスメントの演技がすばらしい。ストーリーも少々ベタだけど伝えたいテーマもしっかりしてたし良い作品だと思う。半泣きぐらいにはなった。
ラストが不必要だって?
そんなことは断じてないと思います。あの主人公が死ぬラストは、必ずしも善意が良い結果につながるとは限らないという制作者側のメッセージでしょう。でもやらないよりはやる意義のほうがはるかに大きい。だから最後の善意を受けた人たちがトレバーを偲びにやってきたんだと思います。いずれにせよ、素晴らしい作品であることに変わりはないです。
不必要なラストの展開
人の持てる良心、信じることの大切さを謳ったヒューマンドラマ。
ヤク中で全てを失ったホームレス、子供の頃に受けた虐待で人に心を開けない教師、そして、アル中に苦しむ母親、偶然にもこれからムーブメントを起こすことになる少年の周りに変わって行くであろう要素がたくさん。
予想通りにことは進み、感動を呼ぶために主人公を殺してしまう無理やりかつ不必要な展開で全て台無しにしてしまう。
ただ、オスメントの大人顔負けの演技と終始一貫して作品の主題に迫ったことは良かった。
期待していただけに残念だった。
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