ペイ・フォワード 可能の王国のレビュー・感想・評価
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確かに泣ける(ネタバレあり)
泣ける作品ではあるものの
冒頭から中盤まで何をしたいのかが
あまりわからなかったのですが
お勧めされたので頑張って最後まで見ました。
最後まで見たのですが
正直平凡な感動映画という感覚です。
この作品が好きになれない点は
学校の先生と自分の母親を
くっつけようとする発想が
理解できない感覚であるためです。
そして、最後のシーンも
誰かが死ぬとは思ってましたが
子供が死んでしまうとは
思ってませんでした。
感動はするものの
この作品を見て何かなかったかと言われると
特に残るものが無かったのでこの点数にさせていただきます。
Pay it Forward
トレバーは身近な人を立ち直らせ、そして世界中の人を立ち直らせた。彼は世界をより良く変えた。
人にあげた善意を自分に返してもらうことを求めるのではなく、誰か他の人にあげることを求める。本当に大事な考えだと思う。
ラストは今まで見た映画の中で一番の感動。
種まきは続いている
遅まきながらの鑑賞。キャスティングが見事はまっていて、すんなり観れます。まさかのボン・ジョビさんまでご出演だったとは。サプライズ。
社会は変えられるか。
新学期に社会科の先生が、中1のクラスに課題を出す。1年間かけて、自分で何か考えてアクションを起こしてみて、と。主人公のトレバー君が言うように、ほんとに「この世はクソ」です。ほぼ母子家庭の一人っ子、鬱屈した思いを抱えてる。でも彼はやってみることにした。
そして、どうなったか。
きょうも世界のどこかで、小さな優しさの種をまいている人はいると思います。
失望や絶望だけじゃないよと、私も思いたい。
だって希望がないと、クソみたいな世の中を生きていけないから。
変わらない人もいれば、変わる人もいる。
変わりたくなければ、変わらないし。
変わりたいと思っても、そうそう変われないってこともある。
でも変えたいと思わなきゃ、何も始まらない。
それでもやっぱり失敗して、その度に落ち込む。
人間は、弱いから。
臆病で、面倒で、不安で怖いし。
この世には、支配欲が生きがいの人もそこそこの割合でいて、そういう支配者は偽の愛情や偽のリーダーシップで人を牛耳ることも多い。だから家庭内が支配者の欲望を満たす場になっていたりする。
職場も学校も同様だ。
DV、パワハラ、モラハラ、セクハラ、スクールカースト、ママカースト...etc。支配される者の抑圧と失望をベースに作られていることは珍しくない。
課題を出した先生にも、辛い過去がある。
おいそれとは人に話せないくらいの。
自分に殻を作り守っている。
でも希望がないと、生きていけないこともわかっている。
だから教師をやっている。
だけど先生が生徒から、大人が子供から、
大事なことを教えてもらうことだってある。
ペイ・フォワードは、種を蒔いても、いつ芽が出るのかわからないし、芽は出ないかも。
そんな不確かなもの。
ユートピアか!って突っ込み入れられて、「それって、理想的ってこと?」
理想的って、いけないの?というトレバー君の純粋なきり返しが、最高にいけてる。
人には必ずいつか死が訪れます。
それまでにどれくらい種を蒔けるだろうか。
花が咲くのも実が成るのも、この目では見れないかもしれない。でもたくさん種を蒔けたら、死ぬ時少しだけ安心した気持ちで逝けるような気がします。
負うた子に教えられ・・
原作者のキャサリン・ライアン・ハイドさんは車の炎上事故で見知らぬ人に救出されましたがお礼を言おうにもその人が見つからなかったそうです。そんなご自身の体験から恩返しでなくPay It Forward(恩送り)のプロットを思いついたようです。また、彼女は非営利の団体活動を起こしPay It Forward運動の拡がりに尽力しているとのこと。
劇中、社会科の授業で出た課題が世界を変えるための行動例、アイデアをだすことでした。当然、子供たちにはちんぷんかんぷん、ホワイトハウスに考えてもらいたいほどの大風呂敷です。先ずは世界、世の中を知るところから入らねばと言うのは分かっているのでしょうがその辺のやり取りは省かれてしまいます。思い出したのは幼稚園児に哲学をさせるというフランスのドキュメンタリー映画「ちいさな哲学者たち」でした、歳不相応としても、先生の方も具体的な成果より考える習慣、動機づけを期待してのことでしょうから致し方ないでしょう。
主人公のトレヴァーが思いついたのは善行のネズミ算、別の3人に施すことで世に善行を広めるアイデアでした。友人たちは夢物語、シモネット先生はユートピアと言います、トレヴァーは「それってパーフェクト・ワールド?」と聞き返します、これはケビン・スペンシーの同名の映画を掛けたセリフ、くすぐりですね。
ただ、この構想は性善説に立たなければ繋がりません、また善い行いといっても解釈は人それぞれ、高級車を恵むことや泥棒を助けることが果たして善行でしょうか、上から目線の施しでは余計なお世話と拒まれたり、逆恨みを買わないとも限りません、映画でも律儀なホームレスがたびたび出てきますが恵まれない人の象徴なのでしょうか、あるいは人間逆境に無ければ恩の有難味は分からないだろうということでしょうか、原作者も監督も女性ですからリアリストです、善行の輪、チェーンの脆さは百も承知だったのでしょう、エンディングからも悲壮感が伺えますが賛否の分かれるところでしょう。
さしもの名優たちも天才子役ヘイリー・ジョエル・オスメントには顔負けでしたね、彼あっての映画です。それにしてもアル中、薬中、DVにいじめなどアメリカ社会の病巣、いやアメリカに限りませんが根の深さには唖然とするばかりです、微力ながら映画に出来ることなら何でもやるとのハリウッドの良心の叫びのような映画でした。ただ、不幸な子供の映画は辛いですね。
一日一善
「次へ渡せ」と善意の心を次から次へと渡していく。その人が善の心を持たなかったらそこで止まってしまうが、人を信じて繋げていく・・・日本で考えたら「一日一善運動」とかボランティア精神たっぷりの行動だ。
なぜ人が善意を渡さなければならないのか、そりゃアメリカ政府が貧困層を生み出しているからに他ならない。皆が平等であれば、そんな必要さえないのだろう。しかし、日本も格差社会が広まってくると、こうした心が必要となるかもしれない。だけど、ほんの一握りの勝ち組がそれを許さないだろう。負け犬なんて要らないと考えてるだろうから・・・
いじめだとか、暴力の連鎖を打ち切ろうとするところはよかった。そして、冒頭のジャグアをプレゼントした紳士は何者なんだ?という同時進行するミステリアスなところも。だけど、もうちょっと深く掘り下げてほしかった・・・オスメントくんが可哀想とかだけじゃ質が下がります。
DVD108円ゲットシリーズ。感動の名作。 なんといっても子役ハー...
DVD108円ゲットシリーズ。感動の名作。
なんといっても子役ハーレイ・ジョエル・オスメント、彼がいい。
三人に善行を渡す。最初は、ネズミ講じゃねえか!と思ったりもしましたが、最高のアイデアですね、どこからでも始められるし。
みんながそれを意識すれば確かに世界を変えられるかも、私もちょっと頑張ってみようかと思った矢先…えー、まさかの超どんでん返し。ハーレイ君出演作はシックス・センスといい、これといい、びっくりです。どんでん返し王か(笑)
まあそれあったればこそのラストの感動なのですが…個人的にはちょっと嫌かな。ケビン・スペイシーの火傷エピソードもあまり好きではありませんでした。
でもやっぱり衝撃的で印象に残るんですよね。してやられた感じ、いい作品です。
ペイフォワード。「次へ渡せ」。「恩返し」ではなく、赤の他人に善意を...
ペイフォワード。「次へ渡せ」。「恩返し」ではなく、赤の他人に善意を渡せ。自分ができないと思っていた難しいことを克服し、誰かのためにできることをしてみる。一人が三人を「助ける」。たったそれだけのことで善意の輪が広がってゆく。
とても感動的な話だけどストーリーがあまりにも出来すぎていて、その意味ではリアリティに欠ける部分もある。それでも、ペイフォワードの理念は、自分の人生や価値観に一生の影響を及ぼすほど示唆に満ちていてとても素晴らしい映画だと思いました。
自殺しようとしている女性を救おうとした薬物中毒の男性の言葉「一緒にコーヒーでもどうてす?どうかお願いします。おれを救うために」この言葉の優しさには泣かされました。
優しく痛いお話
この映画が公開されたとき、
当時高校生だった私は、
今はなき平和ドルビーへ見に行きました。(※ひとりで)
ハーレイ君が出ているこの時期の映画全部見たと思います。
俳優で見に行く映画を決める私。
そしてこの映画が大好きになりました。
ネタばれになっちゃうので
内容は詳しくかけないけど、
ハーレイ君演じるトレバーは社会科の課題で
3人の人をしあわせにする。
そして、その善意を次へ渡していけば
世界が変わるんじゃないか。
と発表するのです。
そしてそれを自ら実行しようとする・・・という内容なんですが。
「 世界が変わるのがみたかったんだ。 」
お話の中、トレバーはこう話します。
大好きな映画やから、
4時がこようが、明日仕事だろうが、
結局最後まで見てしまいました。
そして、今にぴったりな映画だと思いました。
みんなで世界がかわるのを、
日本が復活するのを、
私も見たいです。
誰かを助けるってのは、こういう風にしなくても自然となりたっているも...
誰かを助けるってのは、こういう風にしなくても自然となりたっているものではないかなぁと思います。
助け合い、支え合いを可視化するという意味では面白いと思います。
人に親切にされたらその人に返すのではなく、別の人に親切にすれば、み...
人に親切にされたらその人に返すのではなく、別の人に親切にすれば、みんな幸せになれる。
バトンのように繰り返していけば、少しは世界が変わるのではないか。
無理やり泣かせようとする感じ
メインストーリー(家庭問題)とあまり関係ないところで主人公が殺される。
本筋と離れたところで不意打ちで死ぬので、悪い意味で衝撃的なラスト。
長々と積み重ねてきた話はいったい何なのかと思う。
要は家庭問題の話と善意のプロジェクトの話がかみ合っていない。
加えて、この映画は努力や善意が実るとは限らない
「クソみたいな世の中」というところを前提に話を進めるが、
そういう中で、主人公を殺してそこを更に強調するという念の入れよう。
要らないなあ。泣かせるためか知らないが、無駄に人を殺す映画はNG
悲しい結末
オスメント君の映画が見たいと思い借りた作品その②
母を想う無邪気さが可愛すぎる。
過去に傷を負い、女性経験の少ない先生の、母へのアプローチやぎこちないキスなど、途中迄は面白くて見ごたえ満載♪
ストーリーも面白い✨
ただ・・・
ハッピーエンドが好きな自分には、過酷なラスト!
訴えるものがある映画だけど、★4まではできなかった…(T△T)
子供の更正プロジェクト
主人公がお題に挑む姿はとてもたくましく見える。
あらゆる人物を更生させる一生懸命さがとてもいい!
しかし問題は最後…なんで主人公が死んじゃうの?
あんなに行動していたのに刺殺で人生を棒に振るなんて…
少し焦点がずれている
素敵な物語。結局はユートピア、夢物語なのだけれど、きちんと挫折する姿も描いており、これがあくまで理想論であることは否定していない。
しかし残念なのは結局これは主人公の家族の物語になってしまっていたことで、その内輪の人間関係にフォーカスしすぎたせいで結局「ペイ・フォワード」というプロジェクトの話ではなくなっていた。
次へ渡せ
映画「ペイ・フォワード 可能の王国」(ミミ・レダー監督)から。
原題「PAY IT FORWARD」
「PAY」という英単語は「支払う」しか意味が浮かばず、
気になって調べたところ、
「PAY」には、本当に多くの意味があり驚かされた。
ある方が、見知らぬ人に親切にされた時のこと。
「礼を言った。すると奇妙な方法で恩を返せ、という。
別の3人に善い行いをしろと」
それは、親切にされた人に恩返しをするのではなく、
その気持ちを行動として「別の3人」に与えて欲しい、
そんなに意味で使われている。
小さな「思いやりの連鎖」という流れが、大きな流れになり、
世界がいい方向へ流れて変わっていく。
それを短い言葉で表現すると「次へ渡せ」(ペイフォワード)。
いろいろな分野で世代交代がなかなか難しい時代、
「後継者育成」なんて言葉より「次へ渡せ」の方が、
インパクトがあり、その必要性を感じてもらえるに違いない。
また、他人に親切されても、その行為に気付かない人には
「とんだバカに渡したもんだ」と言おう。
きっと「どういう意味?」って訊き直してくるから。
ラスト
この子の演技はなんか好きだなぁ〜
彼の勇気を出した行動は、自らの死を招いてしまった。だが、その死は世界を動かす、世界に彼の運動を広めるものとなった。
ほんとに悲しくて、絶望を感じてしまうが、嫌いではない。
内容は忘れたが、DVDの特典の音声解説でラストの意味を理解し、納得した。内容は忘れた…。
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