アザーズのレビュー・感想・評価
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othersの意味
ゴシックホラーというジャンルの印象が変わった作品でした。
まさにどんでん返しがある映画。以前みたシックス・センスなどと似たオチですが、こちらの作品のほうが驚きが大きかったです。
まず、作品のキャッチコピーや宣伝と子どもたちの登場シーンから子どもたちがお化けというのは想像に難しくないと思います。しかし、この作品で素晴らしいのは、子どもたち以外の人物も全員お化けだとクライマックスまで全く思わせない作り込まれた描写やキャストの演技です。本当にすごい!
ラストシーンの建物を取り巻く濃霧が晴れ、for saleの文字が門にかけられた時、作品の前半の「others」と後半の「others」では意味が全く逆になりました。
あっと驚くどんでん返し。
1945年。第二次世界大戦の末期。
イギリスのとある島にある屋敷に住むグレースと
娘のアン、息子のニコラスの3人の親子は、
前線に出征したまま戻らない夫を待ちながら、
孤独な日々を送っていました。
そこに、突然やってきた使用人志望の3人。
そして、屋敷の中で「異変」が始まります。
ジャンルとしては「ゴシック・ホラー」です。
ホラーと言っても、「血しぶき」や残酷なシーンは
一切出てきません。
極度の「光アレルギー」の子供達。
子供達を「死」から守るため、屋敷の全ての窓のカーテン
を閉め、神経質なほどに、光を遮断しようとするグレース。
どことなく不気味で「何か」を知っている風な使用人たち。
そして、親子3人に忍び寄る「アザーズ」。
何とも言いようがない、緊張感や恐怖感が全編に漂っていて、
いい意味で「疲れる」映画ですね。
ラストには、あっと驚くと同時に、とても悲しい結末が
待っています(謎)。
ホラー映画が苦手という人にこそ、見てもらいたい映画です。
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