NANA

劇場公開日:2025年7月11日

解説・あらすじ

「天使なんかじゃない」「ご近所物語」などで知られる人気漫画家・矢沢あいのコミックを、歌手の中島美嘉と「EUREKA」などで注目を集めた宮﨑あおいの主演で実写映画化。同じ名前で同い年の2人の主人公が織りなす、恋と友情、夢と現実を描いた青春ストーリー。監督は「約三十の嘘」の大谷健太郎。

不幸な生い立ちを抱えながらもカリスマ的な魅力を放ち、メジャーデビューを目指すパンクバンドのクールなボーカリスト・大崎ナナと、普通の家庭で育ち、恋を最優先する今どきの女子・小松奈々。ある日、東京の彼氏を訪ねるために旅立った奈々と、音楽で成功するために上京したナナは、東京行きの電車の中で偶然隣り合わせになる。同い年で同じ名前ということで意気投合した2人は、偶然にも引っ越し先の部屋でも再会を果たし、一緒に暮らすことになる。夢を追い歌うナナと、恋に生きる奈々。一見すると正反対の2人は、同居生活の中で数々の出来事を体験していく。

劇中に登場する人気ロックバンド「TRAPNEST」のメンバー役として松田龍平、玉山鉄二が出演し、ナナのパンクバンド「BLACK STONES」のメンバー役には成宮寛貴、丸山智己、松山ケンイチが参加。奈々の恋人役には平岡祐太と、注目の若手キャス卜が集結。原作の世界観を再現するために使用されたヴィヴィアン・ウエストウッドの衣装や、音楽、ファッション、ミッドセンチュリー調のインテリアなども見どころ。主題歌「GLAMOROUS SKY」は、ナナ役の中島美嘉が自ら「NANA starring MIKA NAKASHIMA」として歌唱。作詞を原作者の矢沢あい、作曲を「L'Arc~en~Ciel」のhydeが手がけたことで話題となった。2005年の公開時には興行収入40億円を超える大ヒットを記録。2025年には公開20周年を記念して、初のデジタル版によるリバイバル上映が行われる。

2005年製作/114分/日本
配給:東宝
劇場公開日:2025年7月11日

その他の公開日:2005年9月3日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第29回 日本アカデミー賞(2006年)

ノミネート

主演女優賞 中島美嘉
新人俳優賞 中島美嘉
話題賞 作品部門/俳優部門  
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(C)2005「NANA」製作委員会

映画レビュー

2.5宮﨑あおいさんは上手かった

2025年8月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

ずっと観たいと思っていた映画です。
でも、割と普通でしたね。
時代を経て、今観ると物語としては陳腐化してしまっているのかもしれません。

中島美嘉さんは、歌手だから仕方がないけど、演技が少し気になってしまいました。
宮﨑あおいさんは、上手かった。この映画を切っ掛けにしてブレイクしたのは納得できます。

松田龍平さんが中島さんの相手役で出ていて、中々良かったです。
「DEATH NOTE」でブレイク前の松山ケンイチさんも出演。まだ可愛い。

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ねこたま

3.5イタいところもあるがあの頃のアオハル

2025年7月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

2005年公開で興収40億円(!)で同年の11位。それが公開20周年ということでPARCOのWHITE CINE QUINTOで上映するというので、なぜか思わず行ってしまった。

2005年かぁ。当時はアラフィフの現役で仕事が忙しかったし、あまり映画館に足を運ぶ習慣がなかったし、あの頃の邦画には食指が動かなかったし、何より原作がもともと『りぼん』連載の少女漫画だと聞いたからか、視野に入っていなかった。
でも、ポスタービジュアルの中島美嘉のインパクトだけは憶えていて、少なくとも映画の評判はあとから耳に入ってきていた。それでも「見逃した~」と残念がることもなく忘却の彼方に去っていった。
そしてつい最近、2ヶ月ほど前に、いきなり映画ドットコムのメールニュースでリマスター&リバイバル上映予定の知らせが飛び込んでくる。最近とても有り難いのは、こうしてさまざまな作品が配信ではなくリマスター版としてちゃんとハコでかかることだ。余談だけれど、それは今の日本で映画ファンが確実に定着してきて、配信の映画やドラマを2倍速で消費する層とは異なる人たちがそれなりに増えているからだろう。

話を戻すと、そんな「かすかに頭に引っかかっていたリスト」にあったこの作品を観にいくことにした。
観客は圧倒的に女性が多い。シニア料金で見に来ている、やや頭髪の薄くなった小生は完全アウェイ。

さすがにプロットや演出・演技には20年前のテイストが漂う。中島美嘉の演技は、なんと言うか、スレスレである。もとより役者が本職ではないのだから仕方がないが、しかし(変な言い方だけれど)その割には頑張ってる。でもあの声もキレイ過ぎて、パンクな感じとはちょっとズレがある・・・
宮崎あおいは、他のレビュワーさんも書いていたが、ただのウザ女に陥る寸前でそうはならないキワキワで抜群の演技力を発揮している。原作のキャラ自体もそうなのだろうけれど、それをあそこまで実現しているなら大したものだ。それにしても若いなぁ(笑)。

終わってみれば、そうか、20年前にヒットした理由がわかる。
情熱&マジと、ゆるさ&コミカルが、絶妙なバランスで仕上げられているんだなぁ。
というか、20年前のこの作品は、その後に続くアオハルな日本映画制作のレベルをぐっと上げるきっかけになったように思える。
いや、待てよ。これだけじゃないはずだ、と思ってGeminiに訊くと、金城一紀原作、クドカン脚本、行定勲監督の『GO』(2001年。演:窪塚洋介、柴咲コウ)を強く薦めてきたので、さっそく夜中にアマプラで観てしまった。
これもいいなー♪
このあたりから明らかにこのジャンルの質が上がっているなぁ。

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LukeRacewalker

4.5リバイバル上映を見られて本当に良かった

2025年7月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

ドキドキ

公開20周年記念のリバイバル上映で鑑賞。出演者の皆さんのお姿も、20年たったのかと懐かしく感慨深い作品でした。年月を経た今でも共感できるストーリーだと思います(もちろん今も昔もこれからも、青春系・恋愛系のストーリーがそもそも好みでない方には向かないでしょうが)。

ただもうあと10年後、公開30周年のタイミングではさすがにどうだろうかと、少し寂しい感情も浮かんでしまいました。人や社会の方が変わりすぎて、10年後の10代・20代の若者にはもしかしたら届かないかも、という不安のためです。

既に、あれは何? 携帯電話というものか! (スマホというものは世の中にないのか)と思ってしまったり、昔は新幹線の中でタバコが吸えたのか、と軽く驚きを感じてしまったり。新幹線自体も、思いのほか早く、歴史の教科書の中だけの話になってしまうのかもしません。

そういうモノの面での変化は仕方ないにしても、今住んでいるところを離れてでも、自分の夢や好きな人を追い求めるという情熱・行動が、将来の若者にも共感を得られるのか、と思ってしまうことへの不安、つまりは私自身が年をとってしまったことを認識させられてしまったことへの不安なのだと思います。

気になっている方は、DVDや配信などで見てみることをお薦めします。

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Bigcat

4.0中島美嘉が下手なりに頑張ってて良い 宮崎あおいがカワイイ💖 恋人役...

2025年7月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

中島美嘉が下手なりに頑張ってて良い
宮崎あおいがカワイイ💖
恋人役の章司?演技下手過ぎ

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柿男

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