激流

劇場公開日:

解説

 夫との離婚を考えていたゲイルは、息子ロークの誕生日に故郷でのリバー・ツーリングを計画。夫のトムも加わり、ゲイルのガイドで川下りが始まる。一方、彼らと同行した青年ウェイドがやがて本性を現していく。ウェイドは強盗と殺人を犯した逃亡犯だったのだ。ウェイド一味は一家を人質にして危険な急流を下ろうとするが……。家族に襲いかかる恐怖、そしてそのサバイバルを描いたアクション・アドベンチャー。

1994年製作/112分/アメリカ
原題または英題:The River Wild
劇場公開日:1995年4月22日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第52回 ゴールデングローブ賞(1995年)

ノミネート

最優秀主演女優賞(ドラマ) メリル・ストリープ
最優秀助演男優賞 ケビン・ベーコン
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映画レビュー

3.0おもしろいと思います

2024年12月23日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

名優がそろって、同じボートに。

でもぬるい。今にして思えば、かなりぬるい演出。
メリル・ストリープがどの程度スタントなしで演じたかなど、いまさらどうでもいい。急流下りで得られる映像には、ある程度撮れ高が見えるだろうに。それをぶっ飛んでいくほどの完成度にできなかったのは、名優たちが顔をそろえた現場のお互いへの遠慮が働いたか。

ケビン・ベーコンも、もっとぶっ飛んだ怖い演技をいくらでも披露しているだけに、キャリアが安定したこの時期、ふるえるほど恐ろしい悪役ではなかった。

不自然なGCなどがまだない時代、ポケベルとか、ファックスみたいな、時代を反映する小道具などもほとんど出てこないので、意外なほど色あせていないことが救いといえば救いか。みんな若いし。

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うそつきかもめ

4.0川下りは絶対行きたくない、と思う

2024年10月9日
PCから投稿

川下りという、ほぼワン・シチュエーション物なので。
余計な話がなくていい。
強盗シーンとかね。

家族を守るために、オールを漕ぐ。
いろいろ巻かれた話が、うまく行ったり行かなかったり。
その辺実にもどかしい。

30年ぶり位に見たけど、覚えてなかったので新鮮に見れた。
内容的には90分前後にまとめた方が、よりよかった気もする。

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ゆき@おうちの中の人

3.5「泳げない」設定は必要だったのでしょうか?

2024年9月12日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

川下り中に、強盗の逃避行に巻き込まれた家族の苦闘を描く物語。

ケヴィン・ベーコンが不気味な悪役を演じるサスペンスです。
ケヴィン・ベーコンは、本当にこういう役柄が似合いますね。この映画で、ゴールデングローブ賞の助演男優賞にノミネートされたそうですが、納得の熱演でした。

映画は、全編で緊迫感たっぷり。家族の不和の描写に始まり、主人公家族と旅行者を装った犯人達の川下り、そして本性を現わした犯人との攻防。
地味ながら、ドキドキの展開が続きます。

ただ、少し冗長。拳銃を持っているとはいえ、川下りに素人な二人組。90分位な尺に、必要なエピソードを厳選して詰めた方が良かったように思います。

私的評価は普通にしました。

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よし

3.0けっこう怖い一本だった。

2024年3月22日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

別に犯人は殺人鬼って訳でもなかったのですけれども。
それでも(何をし始めるか分からないという)犯罪者と一緒に過ごす不安というのか、ある種の恐怖感というのか…。

その切迫感が、画面の全面から半端なく伝わってくるようでした。全編に、川辺の美しい光景が広がるのですけれども。
否、そういう美しい光景の中だからこそ、そこには場違いな恐怖感が、いっそう強調されると言うべきでしょうか。その演出の巧みさには、脱帽ものだと思います。

レンタル店の棚から取り分けたのは、単にタイトルを見てということだったのですけれども。観てみたら、意外と怖い作品だったと思います。評論子は。
どうぞ、これからご覧になる方は、その点、心しておいた方が良いかと思います。

佳作ではあったとも思います。
評論子は。

(追記1)
本作は、メリル・ストリープの出演
作品ということでチョイスした作品になります。
彼女は、出演作では徹底した役作りを心がけていると聞いますが、本作も、その例に漏れなかったようです。

たぶん…彼女は、ラフティングには経験がなかったろうと思うのですけれども。
しかし、あの見事なパドル捌(さば)きは、一朝一夕には、身につかないようにも思います。
それほどの役作りということだったのだろうと思います。

(追記2)
今でも耳にも残っています。評論子には。
激流の激しい水音にかき消されることもなく、二人にボートの操作を指示する沈着冷静な彼女の声が。
川の激流にも負けない強い意思と、家族に対する深い愛情とを併せ持つゲイル。
その役回りがメリル・ストリープのキャラクターとも重なって。
「家族愛」という観点からも、観終わって、感慨深い作品でした。評論子には。

(追記3)
メリル・ストリープといえば…。
別作品『クレイマー・クレイマー』のジョアンナ役で見かけてから、ずっと、彼女に恋をしていました。
何を隠そう、評論子は。

貪(むさぼ)るようにいろいろと観てきましたが、少しばかり「浮気]をしていましたので、彼女の出演作品は久しぶりでしたけど、やっぱり恋心は尽きませんでした。(笑)

また、暫く彼女を追いかけてみようかとも、思い直せる一本になりました。

(追記3)
出演作といえば…。
こんなところにも出演していたのですね、ストラーザンは。
彼と言えば、素敵な弁護人を演じていた別作品『ザリガニの鳴くところ』が思い当たります。評論子的には。

製作の順序から言えば、本作の方が、圧倒的に先なのですけれども、「こんなところにも、実は出ていた(出演していた)んだぁ。」という感慨です。
映画を観る楽しみって、そんなところにもあると思います。

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talkie