マルホランド・ドライブのレビュー・感想・評価
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「デヴィッド・リンチの映画」特集上映
玄人向けの映画
「わかりにくさ」も意図して
記憶にすり込まれる、ようなインパクトを持った作品。整理されたストーリーではないけれど、感情を揺さぶられる場面が随所に織り込まれています。
序盤から中盤までの展開は独特なテンポのサスペンスタッチで、深夜の劇場のシーンを期に抽象的な描写へと大きくシフトする。
その後を「謎解き」と思って見ていると、更に混乱を招くかのように、より深淵へと突き落とされる。付いていこうとすると喉をかっ切られます。
「わかりにくさ」も意図してでしょうし、安易に立ち入れない、距離を感じます。
リンチ監督の中でのこの作品の立ち位置は「懺悔」でいいんでしょうか。ある女優の成功の影には必ず「夢」を殺された「女優」もいるわけで。カウボーイのセリフはまさに自身に向けられた呵責の念では。「彼女だ」と断言することで、大きく左右される運命があることを「考えようともしない(しなかった)」と。
衝撃的
数回
怖い…
わたしの頭はどうかしてる
村上春樹的
ある本で村上春樹とデヴィッドリンチの世界観には通づるところがあると読み、ここのところ村上春樹ばかり読んでいた私は気になってこの映画をみてみたのです。
結論。わからなくはない
たしかに話がパッと見にはわかりにくいけどわからないなりにも面白いこととか、メタファーになるんだろうことがたくさんあることとか(実際にそれはメタファーとなる)、怖さグロさエロさでヴィヴィットな場面をつくってストーリーを滑らかにつなぐこととか。書いてみると通づるところ結構ありますね
だからネットで誰かが書いた解説読んで、なるほど!とは思ったけど、解説読まなくても十分面白い
わからない自分が悪い。わかろうとするよりストーリーの表面をさらうだけの方が直感が世界観を感じられる。そう思うのです
あー、面白かった
リンチの最高傑作
悲しい
「正」と「光」の舞台。
女優としての才能に恵まれ、美しい恋人に愛され、おまけに、かつて自分を格下に扱った連中への、軽い仕返しまでやってのける。
同時に、罪悪感、恐怖感、世間の嘲笑なども無意識となって、チラホラ登場する。
主人公は、いたって普通の女だ。普通の人間にとって、ハリウッドの闇は残酷すぎる。
偶然や運命の力によって、物事がうまくいくことを夢想する気持ち、よくわかる。
精神が壊れてしまう前に、一体どうすれば良かったのか。
自分の結果を理解する思考が抜け落ちているところが悲しい。
「負」と「闇」の現実。その中で「知」を見出さなければ前進はないことを学んだ。
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