マルホランド・ドライブのレビュー・感想・評価
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マルホランド・ドライブ (脳が侵される)
ハリウッドの裏側ともいうべき2人の女性の心情を絵画的に映した作品。マルホランドドライブは難解映画だと言われていますが、視聴者が受け身でなく能動的に映画を楽しめる数少ない作品だと思います。何回も繰り返し観て、謎を全部解いて観ました。https://movie-best.com
現実のネガフィルム
ネガフィルムの構造、裏返し
こうなりたかった自分、こうあって欲しかった現実、そうに違いないという思い込みの妄想
それが前半だと、そこに気が付いたらどういう内容の物語であったのかが一気に理解できるのではないだろうか
ベティのオナニーシーンは衝撃的で悲しさ哀れが存分に伝わる名シーンだ
あえて難解な構成にしてあるからこそ、味わいがでて深みがあるのは理解できるが素直ではない
ホームレスの怖さは明日は我が身の怖さ
赤と青の対比
青の小箱のふたはステージの形
様々に隠喩を駆使するがあまりにくどいとは思う確かに謎を解く楽しみがあるのだろうが、それは映画としてのカタルシスとは別物ではないのだろうか
そのような疑問をもつ映画でもあった
それでもサンセット大通りやイヴの総てを観た後のようなハリウッドの凄まじさが心に強く残った
「デヴィッド・リンチの映画」特集上映
玄人向けの映画
「わかりにくさ」も意図して
記憶にすり込まれる、ようなインパクトを持った作品。整理されたストーリーではないけれど、感情を揺さぶられる場面が随所に織り込まれています。
序盤から中盤までの展開は独特なテンポのサスペンスタッチで、深夜の劇場のシーンを期に抽象的な描写へと大きくシフトする。
その後を「謎解き」と思って見ていると、更に混乱を招くかのように、より深淵へと突き落とされる。付いていこうとすると喉をかっ切られます。
「わかりにくさ」も意図してでしょうし、安易に立ち入れない、距離を感じます。
リンチ監督の中でのこの作品の立ち位置は「懺悔」でいいんでしょうか。ある女優の成功の影には必ず「夢」を殺された「女優」もいるわけで。カウボーイのセリフはまさに自身に向けられた呵責の念では。「彼女だ」と断言することで、大きく左右される運命があることを「考えようともしない(しなかった)」と。
衝撃的
数回
怖い…
わたしの頭はどうかしてる
村上春樹的
ある本で村上春樹とデヴィッドリンチの世界観には通づるところがあると読み、ここのところ村上春樹ばかり読んでいた私は気になってこの映画をみてみたのです。
結論。わからなくはない
たしかに話がパッと見にはわかりにくいけどわからないなりにも面白いこととか、メタファーになるんだろうことがたくさんあることとか(実際にそれはメタファーとなる)、怖さグロさエロさでヴィヴィットな場面をつくってストーリーを滑らかにつなぐこととか。書いてみると通づるところ結構ありますね
だからネットで誰かが書いた解説読んで、なるほど!とは思ったけど、解説読まなくても十分面白い
わからない自分が悪い。わかろうとするよりストーリーの表面をさらうだけの方が直感が世界観を感じられる。そう思うのです
あー、面白かった
リンチの最高傑作
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