劇場公開日 2002年2月16日

マルホランド・ドライブのレビュー・感想・評価

全56件中、21~40件目を表示

4.5スターに憧れる女優。自分探しの女。両方の世界が衝突する...

2023年1月10日
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鑑賞方法:DVD/BD

『マルホランド・ドライブ』の謎解きは、映像をシュールなベールで包む癖のあるD・リンチが露骨かつ難解に提示していますが、実はじっくり観ると意味が分かってくるんですよ。 私は13歳の時にこの映画を観たのですが、頭が真っ白になりました(笑)。 10回観てもわからないから、20回、30回と、おぼろげながらでもいいから観てください。世界でも有数の難解な映画ですが、私なりにこの実験の秘密が解けたと思っています。ヒントは「おばさん」です。

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茂輝

3.5最初は「ループしてるの?」などトンチンカンな方向で考えてたけど

2023年1月7日
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鑑賞方法:映画館

2002年劇場公開時鑑賞。 混乱しながら「どういうこと?」とあれこれ考えるのは楽しかったですけどね。考察サイトに直行しても、「あ、そう」で終わってしまうだけだと思うんですよね。 ちょっと頑張れば手が届きそうな絶妙な感じ。早々に諦めてワッツさん鑑賞に絞るのも一つの手かも。

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なお

4.0【ハリウッド女優に夢を抱く娘の、栄光と挫折、感情の裏表を描いた、類稀なる脚本で描き出した作品。鬼才の仕掛けたトリックに陥ることなく、この作品が訴える本質を見極めたい作品である。】

2022年7月20日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

難しい

■闇に覆われたハリウッド郊外の山道“マルホランド・ドライブ”。  ある晩、車の衝突事故が起こり、生き残った美女(ローラ・ハリンズ)は記憶をなくした。  彼女は女優ルース(彼女は不在・・)の留守宅に身を潜めるが、カナダの田舎からハリウッドにやって来た女優を夢見る娘・ベティ(ナオミ・ワッツ)に見つかってしまう。  事故により、記憶のない彼女は壁に貼ってあった、リタ・ヘイワースの画を見て、咄嗟にリタと名乗るが…。 ◆感想<ヤヤ、ネタバレ・・。だが、個人的感想であるので、諸説ある事はご承知おき頂きたい。> ・序盤の、カナダの田舎からハリウッドにやって来た女優を夢見る娘ベティ(ナオミ・ワッツ)の晴れやかな表情。 ・その後、突如描かれる、謎の美女(ローラ・ハリンズ)が“マルホランド・ドライブ”を護衛付きでドライブしている際に、護衛から銃を突きつけられるシーン。そして、何故か突如やって来る、チンピラたちが運転する車が、激突する。 ー 余りに唐突な展開である。だが、後半このシーンの真実が明らかになっていく。- ・ベティは、映画のリハーサルでも、見事な演技を見せる。だが、その作品の監督アダムには何の権限も持たされていない。全てはハリウッドシステムによって、映画は成り立っている事が暗喩される。 ■前半から、後半の映画の流れが、見事である。  ベティは、将来性豊かな女優ではなく、端役の身。一方、謎の美女リタだったのは、カリーナ・ローズというハリウッドの頂点女優(ローラ・ハリンズ)であることが分かる。  つまりは、多くの今作の評論で、書かれている通り、前半はベティの叶わなかった夢であり、後半は現実が描かれている。  カリーナ・ローズというハリウッドの頂点女優(ローラ・ハリンズ)を暗殺しようとしたのは、ナオミ・ワッツ演じるベティである。  正に、天国と地獄であり、ベティが夢破れて行く姿も哀切である。  故に、ベティの保護者である高名な女優ルースは、一切姿を見せず、ルースの留守を守るココの前半とは違う姿にも納得出来るのである。 ・前半とは違い、端役で苦労を重ねるナオミ・ワッツ演じるベティの、やさぐれ感が凄い。一方、カリーナ・ローズというハリウッドの頂点女優との対比。 ー 故に、前半の謎の美女(ローラ・ハリンズ)が“マルホランド・ドライブ”を護衛付きでドライブしている際に、護衛から銃を突きつけられるシーンの黒幕が誰であったかが、容易に分かるのである。- <ご存じの通り、デイヴィッド・リンチ監督は、今でも過去作の編集をしていると言われる、自作偏愛監督である。更に、彼は今作を含めて、謎の仕掛け大好き監督である。  個人的には、わざわざ謎かけをしなくとも、充分に面白いのになあ、と思ってしまうのである。  因みに、今作ではデイヴィッド・リンチ監督の数々の作品で、耽美的な音楽を提供している、アンジェロ・パダラメンティが出演している。  彼が全て作曲したジュリー・クルーズの耽美的極まりないファーストアルバム「フローティング・イントゥ・ザ・ナイト」セカンドアルバム「ザ・ヴォイス・オブ・ラブ」は、1000枚を超える我がCDの中でも、今でも愛聴している名盤である。  もしかしたら、似た者同士かも知れないなあ・・、と思ってしまうのである。>

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NOBU

4.0オシャレで理不尽

2022年6月25日
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鑑賞方法:DVD/BD

怖い

難しい

謎だらけで上映時間も長いんだけど、理不尽なサスペンスの中にブラックコメディやエロスが程よく混ざっていて、映像もオシャレなので、飽きずに見られた。 あの歌手のシーンは、まんまと?やられました。。

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dozza

4.0わかるかどうかでなく面白く感じるかです

2021年11月10日
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こういうなんだかよくわからないのは認めませんが、これはリンチ君が音楽のように感じればいいと言っているし、そもそも自分で抽象的な作品と開き直っているところが好感持てるし、実際さっぱりわからなかった上に、マニアの解題読んで、よくまあこんなことに気づくなあ、私なんか一万回観たって絶対わからないこと自信満々ですが、それでも2時間半のバカ長いのにかなり面白く観られたのは、結構リンチ君にとっていい観客かもしれません。 確かにこれは頭でかんがえるのではなく心で感じる作品かもしれません。なぜならタマタマ面白かっただけで、その理由を説明できないから。故にダメな人はダメですが、それは単に合わなかっただけです。感じたから偉いわけではありません。

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越後屋

0.5伏線回収のない不快さ

2021年6月20日
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鑑賞方法:VOD

寝られる

謎の演劇 青い箱と鍵 車椅子の老人 17号室の死体 角にいる浮浪者? などなど、何かあるのだろうがよくわからなかった。 何も心に残らない映画に価値はない。

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tiso jack

3.0そこまででも

2021年1月25日
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鑑賞方法:VOD

今更はじめて見たけど、カルト的なのは納得って感じ。 個人的にはテーマとかストーリーテリングがが似てると思って ファイトクラブが1999年、メメントが2001年だから 結果的にやっぱりファイトクラブは偉大だったな、と。 はじめに「カルト的」といったけど、わざと複雑にしたり 細部まで情報をつめこんだりっていう、作りこみはやっぱりすごい。 2度、3度と繰り返しの鑑賞にも耐えられる奥行きはあるんだけど リンチ監督の目線の先にあるのはハリウッドのギョーカイ人たちって感じ。 要するに身内ウケ狙いを感じちゃって、ちょっと白けた部分も否めない。 とりあえず、主演の二人が美しかったからそれだけでも良しとしたい。

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mar

4.0不思議な魅力の映画

2019年7月28日
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ストーリーとしては支離滅裂で結局最後まで何をやってるのかわからないのだが飽きなかった。こんなに長い映画でストーリーがめちゃくちゃなのに飽きない・・・だから、これはきっと魅力的な映画だったのだろう。 ・・・ 後になって考えてみるとこういうことかなぁ 前半のは全て劇中劇。あれは撮影されるはずだった映画。自分がやってみたかった主役。主役になれないならやってみたかった脇役。それもできないならもっと脇役。それもできないんだったら仕方がないウエイトレスの役でも良い。しかし現実にはウエイトレス役やらせてもらえず、体と引き換えに何かの役をあげましょうということも言ってもらえない。・・・劇中劇と現実と空想が入り交じった世界・・・ということかな。

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タンバラライ

1.0意味不明も意味不明。 自己満足センズリ映画を世に垂れ流すんじゃねえ...

2019年5月26日
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鑑賞方法:DVD/BD

意味不明も意味不明。 自己満足センズリ映画を世に垂れ流すんじゃねえよ。 結局なんだこれただの妄想か夢オチか? これが偉大な映画とはさすがに評価した奴らのセンス疑う。 解説読んでも結局思った通り。 後半が本当の現実だった。 現実で会ったり見かけたりした人で印象に残っている人達が夢でキーマンとして出てきただけ。 そしてこうなればいいという理想に近い夢を見ていただけ。 奇抜ってほど奇抜でもないよくあるどんでん返し系。 難解でもそれが自分なりに解釈できて答えが出てスッキリできたからって高評価するなんてのはあまりに浅はか。 結局この映画の見所は2人の女優のおっぱいとナオミの演技力だけ。

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かぼはる

4.0David Lynch

2019年3月9日
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鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

知的

推理小説のようなミステリー映画。 デヴィッド・リンチにしては、とても親切に丁寧に描かれていました。私が思っていた彼の作品の特徴というと、簡単には理解できないような解釈の余地を残し、視聴者に謎を与え続けると言ったような印象でした。今回の作品は、一変してミステリー小説のように、丁寧に答え合わせをしていくように、1つ1つのトリックを結びつけていくような手法をとっていました。単純にミステリー映画として視聴者を楽しませるという能力もあるのだと見せつけられましたね。誰でも楽しめるんじゃないでしょうか。 しかし、これで終わらないのが、デヴィッドリンチ。ちゃんと自分の作品であることに誇りを持ち、そこに描かれるテーマは夢。しかも彼なりの描く夢。美しいものだけが夢じゃないんだよと、と最後の最後に突きつけられる現実はあまりにも暗い。この世界、何%の人が夢を叶えているのだろうか。夢を持つことは自由かもしれないが、叶えられるかどうかというのは、1つのパラメーターでは測れない。年寄りになってまで、無理して笑っていたいか?それとも、いっそのこと諦めて楽にないたいかい?なんともデヴィッドリンチらしいテーマ。 さらにそこに自分の経験を含めた、ハリウッドの映画業界という舞台設定。夢が集まる場所。この映画を見終わって友人と話したのは、これ”ラ・ラ・ランド”(2016)と全く同じストーリちゃう?っていうこと。これ何人の人がわかってくれるかな?テーマにしろ、舞台にしろ、エンディングにしろ、全く同じ。ジャンルと時代が違うだけで。。個人的にはこっちの方が好きかな。 私の興味を引き付けたのは、1970年代から90年代を連想させるような、ブロッキング。クロースアップの使い方、POV、ドリーの使い方。一番好きな時代。”パルプ・フィクション”(1994)、 “めまい”(1958)、 “ゴッドファザー”(1972)、 ”サンセット大通り”(1950)、”雨に唄えば”(1952)、”お熱いのがお好き”(1959)といった名作のオマージュにもらしさがプンプンに出ていましたね!ちょっとやり過ぎ感もありましたが、ヒッチコックの手法や、サスペンス、ミステリー、ホラー、ノワールの要素を継承したとても質の高い作品です。あまり、技術に頼らず、このシーンでは何を伝えなくてはいけないのかという、シンプルなことを100%やり遂げたような印象です。テレビドラマとして、企画を考えていたという事実を考えると、納得できますね。

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vary1484

5.0マルホランド・ドライブ (脳が侵される)

2019年3月8日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

知的

難しい

ハリウッドの裏側ともいうべき2人の女性の心情を絵画的に映した作品。マルホランドドライブは難解映画だと言われていますが、視聴者が受け身でなく能動的に映画を楽しめる数少ない作品だと思います。何回も繰り返し観て、謎を全部解いて観ました。https://movie-best.com

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伊良波航太

3.0LALALANDの逆パターンという印象 ナオミワッツは可愛さと凄さ...

2019年1月26日
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LALALANDの逆パターンという印象 ナオミワッツは可愛さと凄さがあると感じた

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kotosuke

4.0現実のネガフィルム

2018年11月6日
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鑑賞方法:DVD/BD

ネガフィルムの構造、裏返し こうなりたかった自分、こうあって欲しかった現実、そうに違いないという思い込みの妄想 それが前半だと、そこに気が付いたらどういう内容の物語であったのかが一気に理解できるのではないだろうか ベティのオナニーシーンは衝撃的で悲しさ哀れが存分に伝わる名シーンだ あえて難解な構成にしてあるからこそ、味わいがでて深みがあるのは理解できるが素直ではない ホームレスの怖さは明日は我が身の怖さ 赤と青の対比 青の小箱のふたはステージの形 様々に隠喩を駆使するがあまりにくどいとは思う確かに謎を解く楽しみがあるのだろうが、それは映画としてのカタルシスとは別物ではないのだろうか そのような疑問をもつ映画でもあった それでもサンセット大通りやイヴの総てを観た後のようなハリウッドの凄まじさが心に強く残った

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あき240

4.0見返してみた

2018年5月3日
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後半次々と回収していくがまだ理解出来ない部分がある。それを差し引いても怪しい不思議な雰囲気に引き込まれていくの感じがたまらなくいい感じ

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ジョジョ

4.0「デヴィッド・リンチの映画」特集上映

2018年1月27日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

知的

50'sでオールディーズな雰囲気が抜群でダンスのオープニングも斬新で物語と関係無かろうが素敵で最高でアガりマクる!! 爺ちゃんと婆ちゃんが"小ちゃくなっちゃった"暴発してデブ女との乱闘シーンにセンスの良い楽曲群と不穏な曲も自分好みで。 説明されていたのに女性が歌うシーンは夢中になって観てしまい倒れて"そうだ!口パクだった!"と気が付き驚かされる場面がテンコ盛り!?で関心しかしないD・リンチには。 なんとな〜く理解出来ているようで謎は残るが奇想天外な世界観にハマり抜け出せなくなる余韻に浸ってズゥーっと頭の中が不思議なモードで!?

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万年 東一

3.5独特な映画

2017年11月4日
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鑑賞方法:映画館

時間、主人公の変化、不思議な場面、よくわからない怖さなど楽しめた。 理解できたとは言えないが、挑戦する価値ある映画。

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Momoko

5.0ずらしのテクニック

2017年7月18日
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最高に面白い映画。何回かみるうちにいろんなことが、みえてくる。村上春樹が使う、未来過去現実を、みえない手法でずらすテクニックが、この映画にもみえる、この映画は最高ヾ(@⌒ー⌒@)ノ

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sayuki

3.5玄人?が好みそう

2017年5月10日
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難しい

謎解きの割に、論理必然の解答ではなく、 許容できる範囲、という程度の解答しか提示されないところが、 この映画を難解だと感じる理由だと思う。 「この難解な映画を私は理解した」と感じることで自尊心が満たされたことを 映画としての評価に加えるのであればともかく、 そうでないならミステリーとしては特筆すべきところもないし、 独創的な世界観は素敵だが、他は…という印象。

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もりり

1.5玄人向けの映画

2016年12月3日
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鑑賞方法:DVD/BD

よくある映画とは一線を画して、より深く、娯楽映画というよりアートに近い形に仕上がってる作品。これ好きって人はほんとの映画好きか作品が好きっていうより難解な作品を理解できる自分が崇高だと思いたいだけの勘違い野郎だ。 一度だけの鑑賞で理解できるとは思わないし、こういう映画があってもいいけど、別に求めてなかっただけで、何年後かにもう一度見たら面白いと思うかもしれないけど、今はあんまりリピートでの鑑賞意欲は湧かない。

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シネマ小僧

4.0「わかりにくさ」も意図して

2016年12月1日
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鑑賞方法:DVD/BD

記憶にすり込まれる、ようなインパクトを持った作品。整理されたストーリーではないけれど、感情を揺さぶられる場面が随所に織り込まれています。 序盤から中盤までの展開は独特なテンポのサスペンスタッチで、深夜の劇場のシーンを期に抽象的な描写へと大きくシフトする。 その後を「謎解き」と思って見ていると、更に混乱を招くかのように、より深淵へと突き落とされる。付いていこうとすると喉をかっ切られます。 「わかりにくさ」も意図してでしょうし、安易に立ち入れない、距離を感じます。 リンチ監督の中でのこの作品の立ち位置は「懺悔」でいいんでしょうか。ある女優の成功の影には必ず「夢」を殺された「女優」もいるわけで。カウボーイのセリフはまさに自身に向けられた呵責の念では。「彼女だ」と断言することで、大きく左右される運命があることを「考えようともしない(しなかった)」と。

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okaoka0820