マルホランド・ドライブのレビュー・感想・評価
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夢うつつ
衝撃的
数回
怖い…
わたしの頭はどうかしてる
村上春樹的
ある本で村上春樹とデヴィッドリンチの世界観には通づるところがあると読み、ここのところ村上春樹ばかり読んでいた私は気になってこの映画をみてみたのです。
結論。わからなくはない
たしかに話がパッと見にはわかりにくいけどわからないなりにも面白いこととか、メタファーになるんだろうことがたくさんあることとか(実際にそれはメタファーとなる)、怖さグロさエロさでヴィヴィットな場面をつくってストーリーを滑らかにつなぐこととか。書いてみると通づるところ結構ありますね
だからネットで誰かが書いた解説読んで、なるほど!とは思ったけど、解説読まなくても十分面白い
わからない自分が悪い。わかろうとするよりストーリーの表面をさらうだけの方が直感が世界観を感じられる。そう思うのです
あー、面白かった
リンチの最高傑作
デビッド・リンチの最高傑作
冒頭の賑やかなジルバ大会からいきなり沈黙のマルホランド(ハリウッドにある道路名)でのドライブシーンになり、突然前から来た車と衝突し、彼女のみ助かる。しかし頭を打ったせいで、記憶がなくなる。
自分のバッグを開けたところ、大金が入っていた・・・・このあたりのミステリー仕立ての演出に感動したら、デビッド・リンチの世界に引き込まれていきます。ラストで、「これで終わり??」と思うか、「もう一度見てみよう」と思うかで、この映画の好き嫌いが分かれるはずです。
悲しい
「正」と「光」の舞台。
女優としての才能に恵まれ、美しい恋人に愛され、おまけに、かつて自分を格下に扱った連中への、軽い仕返しまでやってのける。
同時に、罪悪感、恐怖感、世間の嘲笑なども無意識となって、チラホラ登場する。
主人公は、いたって普通の女だ。普通の人間にとって、ハリウッドの闇は残酷すぎる。
偶然や運命の力によって、物事がうまくいくことを夢想する気持ち、よくわかる。
精神が壊れてしまう前に、一体どうすれば良かったのか。
自分の結果を理解する思考が抜け落ちているところが悲しい。
「負」と「闇」の現実。その中で「知」を見出さなければ前進はないことを学んだ。
解説必要
『たらふく食べたのに、何食ったか覚えてない感じ。そして何故かまた空腹を感じる』ような映画
久しぶりに見て、いろいろ気づかされました。
学生時代、10年も前に観て、なぞめいて何も結末のない話という印象を受けていた映画ですが、先日ロスに車で旅行して、市街をちょっと離れた夜道がまるでこの映画のように何もないのにビビッたことをきっかけに、もう一度観直しました。
アメリカって、どこか人工的で居心地の悪い、でもどこが悪いのかよくわからない、悪夢のような国だと思います。この映画の印象はまさにアメリカそのものです。
今回はよく話を噛み砕いて、解釈サイトを見て(お恥ずかしい話ですが誰かの解釈に頼ってしまいました)、初めてすべてがはっきりしました。ただの思わせぶりなナンセンスな映画だと思っていたのが、緻密な計算と構成にもとづくものだとわかりました。
どうやったらこんな面白い構成が思いつくんだと驚かされます。かめばかむほど味がでるという、するめのような映画だと思います。
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