「傑作。見ることができてよかった」マルホランド・ドライブ talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
傑作。見ることができてよかった
"That is the girl";この子だ!と言われることを夢見るベティの可愛らしさ、若さ、優しさ、健気さ、素直さを前半のナオミ・ワッツがきらきらと演じていた。そしてナオミ・ワッツ後半、圧倒された。
後半に足を踏み入れてから無気味に響く "Silencio"。静粛に、静かに、口外してはならない。「黙殺」の意味もある残酷な言葉。
昔からタイトルと共に気になっていた映画。その「昔」に見なくてよかった。何もわからなかったろう。でも今は心に響く。笑える。楽しめる。辛くなる。苦しくなる。ベティの気持ちがわかる。何度も見たくなる映画に出会えた。
おまけ
エンドロールでアニエスベーがクレジットされていた。ベティが着ていたカーディガン可愛くて似合っていてとても記憶に残っている。ナオミ・ワッツ着用の服はどれもアニエスだったのかな。
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ジョニーデブさんのコメント
2025年1月25日
アニエスベーのメールの件、ありがとうございます。デヴィッド・リンチが亡くなって大変残念ですが、もう新作を見ることができなくなりましたが、これまでの彼の映画は我々の心にいつまでも残っていますね。
Haihaiさんのコメント
2024年12月31日
リンチ作品で一番好きです。
昼と夜、街と山道、清と濁、貧と富、夢と現実。
私も、そうやって生きてきたな、と感じるし、カルト映画みたいに言う人もいますが、
私には心に刺さる一本です(笑)。
たくさん、共感くださりありがとうございます。