マルホランド・ドライブのレビュー・感想・評価
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クラブ・シレンシオのシークエンスに改めて痺れる
18年ぶりに3回鑑賞し、映画評論のコーナーに詳しい謎解きを書いておきました。実はこの映画は、デビッド・リンチの映画の中では、かなり分かりやすい部類に入ると思います。久しぶりに見て「さすが!」と思ったのは、クラブ・シレンシオのシークエンスですね。「すべてまやかしだ! バンドはいない! オーケストラもいない!」と叫ぶMC、ラッパ吹く老人、曲の途中でぶっ倒れる歌手。クラブ・シレンシオは、あの世とこの世を分ける三途の川みたいな場所、byデビッド・リンチって感じ。こういう、観客をわざと混乱させる謎シーンの演出が、リンチ作品の真骨頂ですね。「ツイン・ピークス」の赤いカーテンの部屋とかね。何度見ても感心します。
序盤から訳が分からず不気味な雰囲気
ローラハリング扮するマルホランドドライブで事故にあった女性がさまよい歩いてハリウッドの女優を引退した叔母の家に潜んでいたところをナオミワッツ扮する女優志願のベティエルムスが見つけた。 ナオミワッツの名前を見たので観てみたけど、序盤から訳が分からず不気味な雰囲気だね。中盤から何となく繋がってきたな。ベティは恐いもの知らずだね。やっぱりこれは難解だったけど、ナオミワッツの凄さも分かったよ。
傑作。見ることができてよかった
"That is the girl";この子だ!と言われることを夢見るベティの可愛らしさ、若さ、優しさ、健気さ、素直さを前半のナオミ・ワッツがきらきらと演じていた。そしてナオミ・ワッツ後半、圧倒された。 後半に足を踏み入れてから無気味に響く "Silencio"。静粛に、静かに、口外してはならない。「黙殺」の意味もある残酷な言葉。 昔からタイトルと共に気になっていた映画。その「昔」に見なくてよかった。何もわからなかったろう。でも今は心に響く。笑える。楽しめる。辛くなる。苦しくなる。ベティの気持ちがわかる。何度も見たくなる映画に出会えた。 おまけ エンドロールでアニエスベーがクレジットされていた。ベティが着ていたカーディガン可愛くて似合っていてとても記憶に残っている。ナオミ・ワッツ着用の服はどれもアニエスだったのかな。
目眩く悪夢の中で恐怖と快感に溺れる
これはデイヴィッド・リンチのひとつの到達点であり、映画史上のベストの一本となる傑作。 ナオミ・ワッツとローラ・ハリングの二人が、いや登場人物すべてが次々と別の人格/役を演じる不条理な展開。様々な伏線の気持ち悪い回収にゾクゾクする。 まさに「目眩く」という言葉が相応しい。 リアリズムを廃した悪夢の中で恐怖と快感に溺れる。 てか、溺れて欲しい。
これぞデヴィッド・リンチの世界
リバイバル上映で「マルホランド・ドライブ 4Kレストア版」を初観賞。全然理解出来なかった…。けど観賞後に自分なりに解釈した後、色々な方々の考察をみると目から鱗が落ちた!デヴィッド・リンチ監督凄いよ。まず脚本が素晴らしいし独特なキャラクターが作品の怪しさを醸し出している。カウボーイハットの男なんてどういう思考回路から生まれてくるんだろう(一番好きなキャラ)。この作品は考察してもしたりない奥深さが皆に愛されているのだと思う。
リンチのぶっ飛びワールド満載で好き好き❤ ❤ ❤
『ラストナイト・イン・ソーホー』+『ヒットマン』→『マルホランド・ドライブ』 音楽が『ツイン・ピークス』の世界観✨ 割と最初の方で登場したダース・ベイダー風がビジュ怖すぎて、またしても脳の防衛反応出ちゃいました(≒ところどころ寝ました)。こんなにホラー色強めだなんて聞いてないどー💦 ホラー苦手マンが夜更けた後に観る映画ぢゃない!でもリンチ監督好き好きだからお家で再鑑チャレンジ待ったナシ‼️
目覚めの時間だ
こないだ鑑賞してきました🎬
観るのは2回目なのですが、相変わらず分からない部分が多かったです😥
リタを演じるのはローラ・ハリング🙂
謎めいた感じがあり、記憶をなくしながらどこか消極的な彼女。
ベティを演じるのはナオミ・ワッツ🙂
ショートの金髪にグリーンの瞳が印象的で、リタとは対照的に何事にも積極的な女性。
ナオミ・ワッツの前半と後半の演じ分けは雰囲気から何まで見事でした🫡
分からない部分をあげると
ラストシーンの言葉の意味は❓
彼女の最期は映像から察する通りなのか❓
ルームメイトとの関係は❓
カウボーイハットの男は何者❓
などで、樺沢先生の長い考察動画みたら大分腑に落ちましたね🤔
難解な映画の典型ですが、このジャンルで最も面白い作品の一つですね🙂
リバイバル上映に感謝しています😁
今後も色んな映画を、リバイバル上映してもらえるのを待ってますね❗
ナオミ・ワッツの演技力に感服。ベタだけど。
家でオンデマンドで過去作を観ている機会が増えたのもあり、最近、すっかりご無沙汰している映画館。 ただ、この作品の4kレストアであれば、話は別。すぐに座席を予約してしまった。 借りパクされたけど、かつてこの作品のDVDを持っていたのもあり、何度観たかわからない。細部までしっかり理解しているとは決して言い難いが、観終わった後の充実感は未だ健在。 最近、アマプラでツイン・ピークスを見返した。ところどころデイビット・リンチの共通した強めの癖が垣間見れて、楽しかった。
20年振り2度目
若い頃にVHS借りて観た時には何が何やら分からなかった印象しかなかったけど、 30年ぶりくらいに観たら、 アノ人がコノ人で、時系列がこうなっててって感じで分かった様な気もする。 間違ってるかもしれないけど、 何でもない怖くもない人を何かありそうに怖そうに撮らせたら天下一品だなぁ
すごく面白い
劇場公開時に見て以来2回目だ。初めて見た時はウトウトしたせいかあまり面白いと感じなかった。ウサギの着ぐるみの歌謡ショーみたいな場面があると思ったらない。『インランド・エンパイア』が記憶に混ざっていたようだ。今回は、しっかり眠くならずに見る。伊集院光さんが一番好きなリンチ作品としてあげていらっしゃり、そうかなと思っていたが、めちゃくちゃ面白かった。今回のリバイバル上映がなかったら見ないまま生涯を終えていたかもしれないので、本当に見られてよかった。
しかし、終盤本当に意味が分からなくなり、考察をいろいろ読んでみたい。
特に面白かったのは、殺し屋が自殺を偽装するために壁を撃つと隣の部屋の人に当たる場面だ。隣の部屋に行くと太った女が「何かに噛まれた」とお尻を痛がっていたのがすごく面白い。その後どんどんひどくなるのもとても面白い。殺し屋はその後も出るのを楽しみにしていたが、もう見せ場はない。
悪夢のルービックキューブ
IQの低いアタシには訳がわからない。 綺麗な似ている女優さんが入り乱れるのでなおさら。 悪夢のルービックキューブとでも言いましょうか。 一生かかっても解けない。 時系列が前後する妄想のメビウスの輪。虚実の始点も終点もわからない。 わかるのはハリウッドはヤバいってことか。 バックにマフィアがいるプロデューサーに逆らった映画監督の行く末は妻の間男とマフィアにぶん殴られて、逃げてもカード情報から居場所を特定され、カウボーイに呼び出されてやられてしまう。 しかし最後にいい思い。 なんでよ💢 ベティ(ダイアン)が頭おかしくなるわけだ。親切に警察に探りの電話をかけてあげたのに、ウエイトレスの名札で急に記憶が蘇ったと嘘つくリタ(リタ·ヘイワースのポスターをみて咄嗟に嘘ついた)に最初から記憶喪失のふりをされ、騙されたんだと思ってしまう。セクシーに仕掛けてくるリタ(カミーラ)より可憐なナオミ・ワッツのほうの味方をしてしまうから。名札付けたファミレスのウェイトレスのお姉さんがどちらかというと好みだったけど。 枕営業なんて当たり前で、逆らうと替え玉殺人の死体にされかねない。ハーヴェイ·ワインスタインなんて甘いほうなんでしょうかね? 20年経っても4Kリマスターで仕掛けてくるのしつこいよ。 映画の日のメリットがまったくない特別興行なのに観てしまう時点で負けだった😎
妖しいフェロモンに悪酔い
ローラ・ハリングの妖艶なフェロモンにクラクラ。甘いカクテルを飲みすぎて酔って悪夢の中を彷徨うような映画。いつものリンチの不穏な演出が効いていてゾクゾクする。 謎解きのようなストーリーで、最後に事の次第を理解できるが、辻褄が合っていないので、現実と空想が入り混じったイメージの羅列だと分かる。 エロくてダークなイメージの中を漂う快楽。
期待していたのと違うな
どこまでがストーリー上の現実か混乱する作品であり、そのまま迎えるエンディングのモヤモヤ感は好みが二分しそうだ。 個人的には、作品としての軸が見当たらないし、カルトにしても振り切れない感じがするかなぁ…
ナオミ・ワッツの人が変わったような演技はすごい。見入ってしまった。
アメリカ人の友人で行った。事件に巻き込まれて何者かが後ろで操っているように見えるが、最後の方で急変する場面展開に結末はどういうこと?と二人ともさっぱり分からず。 しかし、シーンごとの緊張感やドキドキ感、音楽、ドレスやセットなど、とても気に入ってみていた。とくに、ナオミ・ワッツの人が変わったような演技はすごい。純粋でカワイイ女性から、セクシー、そして恐怖におののくシーンに圧倒された。 その相手役のローラ・ハリングも存在感ある美人女性。ラテン系と思ったらやはりメキシコ出身。スペイン語でうなされるようなシーンがあった。多分、それが何かのキーワード。過去の作品を調べてみると1990年「情熱のランバダ」で主役の女性。2007年「コレラの時代の愛」にも出演している。 当日配布された小さめのフライヤーの裏にはそのヒント(鍵)が書かれていたのを、見終わってから発見した。それでも、思い出せずさっぱり分からないのだが。
ハリウッドの夢 〜 美しくも妖しく哀しい
ハリウッドで女優としての成功を夢見るベティ( ダイアン )をナオミ・ワッツが感情表現豊かに熱演。
妖艶な人気女優カミーラ( リタ )をローラ・ハリングが妖しく魅惑的に演じる。
人気監督アダムをジャスティン・セローが演じる。
デヴィッド・リンチ監督作品。終始不穏な音楽が流れる中、私達鑑賞者を美しくも妖しい世界へと誘う。人間の性をリアルに描いた作品。
※ 学童期のお子さんには早過ぎるかな。
映画館での鑑賞
騙された!!
リバイバル上映鑑賞。 何を書いてもネタバレになってしまいそうな作品…これまたレビューが難しいよ💦真剣に観ていたはずなのにすっかり騙されてしまった。レビューや解説サイトを熟読し意味を理解。これから初見の人はリンチからの10のヒントを読んでから観るのがいいかも。(これもまたネタバレな気もするが…) ネタバレにならない範囲で、3点ほど ①ストーリーももちろんのこと主演2人の迫力も素晴らしい!ほんまにおふたりとも美しくてそれだけでも画面が華やかやった。 ②細かいけれど所々ポイントになるものや人がいるので、よく気がつく人ならこれは!と閃くポイントになるのかも。私は一部は気がついたが、全てはわからず…😅 ③ストーリーは前半、後半で分かれておりそこからの展開が混乱ポイントの一つであると思う。なんとなく観ていると見落とすので前半と後半の違いに注目すると確かになるほど〜と感心する。 最後に、映画の内容とは関係ないが… 過去の名作を上映してくれる映画館に心から感謝!公開当時、子どもやったので観ていなかったが大人になった今映画館で観ることができて感無量やった。リバイバル上映は同じ映画大ファンが集うので映画鑑賞マナーもいい場合が多いのもありがたい🙏10月にリバイバル上映するリトルダンサーも楽しみ!
期待度◎鑑賞後の満足度◎ デビット・リンチが作ってみた『ハリウッド大通り』とでも言うところかしら。
①何度も観てデビット・リンチが仕掛けた謎を解くも良し、自分なりに解釈しても楽しむも良し思う。📽️ならではの表現に溢れている意味で正に📽️だと思うから。 ②オープニングは殆どカルト映画のノリだし、カンヌ国際映画祭の監督賞を獲ったのも分かる如何にもカンヌに好かれそうな作品でもある。 ③ベティとダイアンとを見事に演じ分けるナオミ・ワッツの演技力にも感心した。 もう一人のキレイだけどオッパイが大きいだけの方には出来なかっただろう。 ③大スターではなかったけれど、『イースター・パレード』な『キス・ミー・ケイト』等の黄金期ハリウッドミュージカル映画を彩ったミュージカルスターのアン・ミラーが2000年代の映画に結構大きな役で出ているのが嬉しい驚き。 リンチ監督のハリウッド映画黄金期へのオマージュを込めたキャスティングなのだろうか。 クレジットを見ているとリー・グラントも出ているようだが、どの役か分からなかった。「クラブ・シレント」の特等席に座っていた青い髪のお婆ちゃん役? ④『サンセット大通り』のウィリアム・ホールデンの役回りが本作のダイアンって云うこと?
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