ラブ・アクチュアリーのレビュー・感想・評価
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Merry Christmas! 秀逸。
クリスマス前後に繰り広げられる様々な愛のカタチ。監督が「アバウト・タイム」や「ブリジット・ジョーンズの日記(脚本)」等で恋愛映画を得意とするリチャード・カーティスです。それまで色んな恋愛映画を作ってきたカーティスが恋愛映画の良い部分だけを切り取って上手く繋ぎ会わせた作品でした。発想が秀逸です。
出演者が今でも第一線で活躍している俳優さんばかり。そしてちょっと古い映画だけあってみんな若い!個人的にビックリしたのは後々「シャーロック・ホームズ」や「ホビット」で有名になるマーティン・フリーマンが出てた事と「ゲーム・オブ・スローンズ」や「メイズ・ランナー」のトーマス・サングスターが子役で出てた事です。特にトーマス演じるサムのエピソードが胸アツなんですよね~。空港駆け抜けるシーンはグッと来ました。
ヒュー・グラントのダンス・シーン、ローラ・リニーが物陰で喜ぶシーンは超キュート!夫の浮気を知っても受け入れるエマ・トンプソンは切ないなぁ。コリン・フェースが一番ストレートなラブコメでしたね。親友の新妻キーラ・ナイトレイに慕情を抱くマークを演じたアンドリュー・リンカーンは後に「ウォーキング・デッド」で有名になりますね。
この映画の後日談「レッド・ノーズ・デイ・アクチュアリー」があるみたいなのですが、10分ほどのテレビの企画なので日本で観るのは難しそうです。残念!
煮込み料理の傑作
恋愛も様々あるのは承知していたつもりでしたが、これだけ幅広くコラージュされると圧巻です。英国流の皮肉や本音は付き合うには面倒臭いですが嫌いではない自分にむしろ驚いています。
挿入曲も素晴らしい、「恋人たちのクリスマス」の歌のシーンは最高です。小学生の息子が想いを寄せるジョアンナ、お父さんも恋愛指南に懸命です、そしてなぜ息子が熱をあげているのかが説明なしに理解できてしまう脚本、演出は秀逸です。
ストイックな恋と本能的欲情を対比でなく織り交ぜる、完璧な人、残念な人たちにも目を向ける、小学生から熟年まで恋愛力学の不思議さを垣間見ることができます。ポルノ俳優たちが意外にもうぶなのは皮肉でしょうか、良く煮込まれています。
もう少し
以前観た時は最高に良い映画で、鑑賞後すぐにDVDを買いたくなったのを覚えている。
皆が皆、とても幸せで「愛は素晴らしい」ということを押し付けがましくなく柔らかく描いている。
・子供同士の愛
・言葉が通じない者同士の愛
・体の関係の仕事パートナーの恋
・既婚者への片思い
・浮気される一歩手前の夫婦の仲直り愛
・モテたい男の冒険
・恋よりも家族を取る話
・身分違いの恋
たくさんの愛の形が交錯していて
(しかもそれぞれ知り合いだったりする)
面白い
...
でも、もっと、ここまで来たら少ーしだけ演出を派手にして欲しかった。
再度観ると、物足りないなぁと思ってしまったかなー(汗
愛がいっぱいの作品
冒頭のシーンからとても印象的でした。
空港は愛の溢れる場所。人の出会いや別れはまさに愛を感じさせるもの。
首相とその下で働く女性の身分差のある愛や、イギリス人作家とポルトガル人との国籍を超えた愛など、様々な愛のかたちがあるということを教えてくれるラブストーリーでした。
特に最後に首相が1軒1軒回って彼女の家を探すシーンはとても印象的でした。
見ててとても幸せな気持ちになれる映画でした!!
様々な恋愛のかたち
登場人物が大勢いるのに、それぞれのストーリーがしっかり描かれていて良かったです。笑いあり涙ありのハートフルストーリーです。
私が一番好きなシーンは、最初の結婚式の聖歌隊とプレイヤー達がサプライズで登場するところ。憧れます。マークの考えるサプライズがど直球でタイプです。笑
このヒュー・グラントがとにかくかっこいい!こんな首相はあり得ないだろうなぁ。笑
あとはやっぱり、サムの恋愛模様が可愛くてキュンキュンしちゃいました。
85点
生々しくもあり、愛とか幸せの
ベタな設定でもある
いろんな所で繋がってるって
感じじゃなくて、隣の人もその隣の人も
各々愛の物語があるって見せ方
ステキ♡結構こうゆうの好き!
何本も映画見てる気になれるからね!
ブ男がアメリカのバー行って4P?
あれはいるか?わら
アンジェリーナ?歌うますぎw
ロックのオッサンの歌、あれで1位ありえなすぎw
愛情の根底は家族
意外と恋愛いけいけどんどんではなく、ローラリニーの遠慮がちで優しい演技や、リーアムニーソンの妻を亡くした喪失感を懸命にこらえながらの父親姿、言葉の壁で思いをぶつけられないコリンファース、同僚に迫られ対処法に困る妻子持ちのアランリックマン、夫の異変に気付くエマトンプソン、大好きなキーラナイトレイと親友キウェテルイジョフォーが結婚してしまったマーティンフリーマンなど、切なさやもどかしさが満載。今ではみんな大御所ですね!
無関係と思われる登場人物同士の繋がりが見えてくる人間関係も面白かった。
最後には多くの登場人物が家族愛に満たされて、こみ上げていた気持ちを融解させ、ほっとしている様子がとても良かった。
ロドリゴサントロがスゴくかっこよくてどきどきしました!
恋愛映画の幕の内弁当。
全てのお話が素敵すぎて突っ込みたくなるけど、それは気にせずたくさんの愛を感じる事が出来る映画です。
演者も皆良かった。今となって見れない戦わないリーアム・ニーソンが特に良かったし、キーラ・ナイトレイもカワイイし、アラン・リックマンなんて魔法使えるんじゃないかってくらい深い味が出てました。
お話として複数が同時進行するわけだけど、大きい話から小さい話がバランス良く配置されてるし、良いリズムで進んでいくので、まったく飽きる事が無い。一度は経験した事あるような”恋愛あるある”も満載で、自分の恋愛体験と照らし合わせながら見ていました。ラストはいろんな人が繋がっていく訳だけど、クリスマスの様相の町並みも相まって、本当に幸せな気分になりました。
ウェテル・イジョフォーがキーラ・ナイトレイにサイレント紙芝居で想いを伝える悲劇的な場面がオススメです。無謀な恋であるが故ずっと想いを伝えられなかった男が、諦める事で決心がつくといういわば失恋な訳だけど、その戦闘力に万来拍手。
ローワン・アトキンソンにも拍手を。いてもいなくても良かったけど、Mr.ビーンのキチガイのイメージが強い日本人としては、まともなアトキンソンが見れて嬉しく思うのではないでしょうか。
個人的な意見ではあるが、ヒュー・グラントの主役には疑問。これだけのお話と、役者を束ねる器ではないように思えるし、なんといっても映った時の支配力とうか、力が足りないような...。首相には見えないし。
よろしくおねがい申し訳!
クリスマス前に
毎年必ずクリスマス前に見たくなる作品です。さっそく今年も。もう何回見ても飽きない素敵な作品だと思います。前半の結婚式のシーンは何度見ても感動し切なくなり大好きなシーンです。見ていて心が温まります。大切な人と見たくなる作品!
「愛」という歌詞を「クリスマス」に変えただけだよ
映画「ラブ・アクチュアリー」(リチャード・カーティス監督)から。
イギリスを舞台に、クリスマス5週間前からの人間模様が
「愛」をテーマに繰り広げられる。
登場人物が多くて、その関係を整理しながら観ると、
ちょっと疲れてしまうが、
「見回すと、実際のところ、この世には・・愛が満ちあふれている」
と冒頭でメモしたフレーズが最後まで貫かれている。
全てがハッピィエンドかと思いきや、
旦那さんに浮気される奥さんだけは、悲しい想いで終わる。
この辺りが、作品の妙なのだろう。
さて、今回の気になる一言は、老いた元ロックスターが呟いた台詞。
「『愛』という歌詞を『クリスマス』に変えただけだよ」
その結果、またこの歌がヒットしてしまうというおまけ付き。
これって、今まで気付かなかった視点だから新鮮だった。
「愛」という単語と「クリスマス」という単語は、同意語・類語。
ラブソングや、クリスマスソングを探し、単語を入れ替えてみたら、
違和感がなかったのだから、不思議である。
「愛」と「恋」を入れ替えても、違和感があるのに・・。
こんな言葉探しも、楽しいかもしれないな。
外人オンチにはキビシイ
例えば三谷幸喜が日本人キャストで同じような作品を作ったら、日本人の私はとても楽しめると思うのだが、この映画の"イギリス的な感覚"というようなものが根本から理解できないので、心から共感して楽しめなかった。
洒落ているし、心温まるような台詞やシチュエーションはいくつかあったのだが。
ヒュー・グラント扮する、アメリカに対して弱腰な英国首相のキャラはアイロニカルで可笑しかった。
Mr.ビーンは英国では人気なのだろうか。アクセント的に登場させる感じは分からなくはないのだが、少し出すぎだしあまり笑えなかった。それも感覚の違いだろうか。
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