ロード・オブ・ザ・リング : 特集
A Young Person's Guide to LOTR
第1回「旅の仲間」:トールキンのココだけは押さえる!
編集部
映画も小説も「3部作」、とくればeiga.comの特集も「3部作」にするしかない。公開前に3回連続でする大特集。その第1回は「旅の仲間」=原作者トールキン編。我らの旅の仲間、トールキンと、彼の書いた原作「指輪物語」をチェックしよう。なにしろ原作は文庫で全9巻。「ハリポタ」とは長さも深さも違う。公開前に全巻読むにはちいと時間が足りない……そんな悩みをかかえるアナタも、もう大丈夫。原作について、知っておきたいポイントだけをざっくり紹介しよう。
1.「指輪物語」ってなに?
「指輪物語」とは、イギリスの作家J・R・R・トールキンが書いた壮大なファンタジー。「旅の仲間」「二つの塔」「王の帰還」の3部からなる。刊行されたのは1954年。その後、ベトナム戦争に苦しむアメリカで、知識層や若者たちに支持されてベストセラーとなり、一部の熱狂的なファンを生んで「カルト小説」と呼ばれた。現在も世界中に濃いマニアによるファンクラブが多数存在する。ストーリーは、ホビットという種族のひとり、フロドが「世界を支配する力を持つ指輪」を消滅させるため、さまざまな種族の仲間と旅をするというもの。