カンフーハッスルのレビュー・感想・評価
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映画ってこのくらいでちょうどいい。「ありえねー」←描きたかったことでありであり、ワクチン。
過去に楽しんだ映画で、再び「何か私向きの作品はないかなー?」と思ってDVDコレクションを開きました。
そして「これだ!」とチョイスしたのが本作。
私の大好きな、なーんにも考えずに勧!善!懲!悪!のシンプルなストーリーを、胸のすくアクションでサクッと楽しめる映画。実に私向きです。
先日観直した『少林サッカー』も大変面白かったですし。
この作品で描きたかったことって、まさにメインビジュアルにでかでかと書かれている「ありえねー」だったんですよね。
そしてワクチン効果。
多少ご都合が過ぎようと、バカバカしくても「だ!か!らぁ!“ありえねー”って最初に言うてましたやん!」で押し通して行けるんですよね。←行けるかぁ?
お話の骨子の勧善懲悪が、わかりやすいにも度があるほどシンプルに作られていたんですよね。
加えて、起承転結がきっちりとわかりやすく描かれているので、大変観やすい作品だと思ったです。
ストーリーの深みだとか、キャラクターの掘り下げだとか、こういう作品にそんなの求めるのは野暮にも程があるって話です。
とにかくひたすら「ありえねー」を楽しむための映画です。
ワイヤーアクションが多用されすぎて白けても「迫力あるんやから、そんなん別にええやろ!」なんですよね。
主人公の謎の覚醒がいきなりでも「面白かったら、そんなん別にええやろ!」なんですよね。
実際面白いから何でも許してしまえました。
好きなシーンは“大声ババァ”が釣り鐘を使って、ラスボスに一矢報いるところのぶっ飛び具合とか。(てか、このラスボスってブルース・リャンだったんだ!wiki読むまでさっぱりわからなかったよ!)
主人公がラスボスとの決戦の場で、アパートの壁を自在に駆け巡りながら空飛ぶワイヤーアクションとかだったです。
まさに、作り事の映画じゃなきゃ絶対にお目にかかれないシーンの連発なんですよね。
こんな「ありえねー」の見せられたら、たいがいのことは許せちゃいます。
伏線が貼られていたとは言え、最後の戦いでいきなり覚醒して勝っても「これでいいのだ!」で済む話なんですよね。
だってありえないお話なんだから。娯楽映画って、そんなもんでしょ?このくらいの描き方でちょうどいいです。
ラストのほんわか幸せな締めも大変よかったです。できればここ、もう少し尺を取って描いてもよかたかな?と思ったりもしたのですが。
ただ、二個ね本当に惜しいと思ったこともあって。悪役が憎めなさすぎて懲悪成分がちょっと足りないなぁ…と思ったんですよ。
ラスボスですら、最後は頭を下げて「参りました(泣)」だったもんなぁ。
もっと徹底的な悪党に描いて、徹底的に懲らしめていればよかったのに。
もう一個はね、この作品に限ったことじゃないけれど、古い香港映画にありがちな衛生観念の欠如。
これだけは毎度生理的に受け付けないの。(°ଳ°)オエー!ってなっちゃうの。
本当に痛快、爽快
至高のカンフー映画
【無茶苦茶強い、オンボロ豚小屋砦の住人達・・。ワイヤーアクション&合成映像満載のコメディ・カンフー映画。シャウ・シンチーって、映画プロデューサーとしても、凄かったのだなあ・・。】
ー 強さに憧れるチンピラ・シン(シャウ・シンチー:漢字で書くと周星馳。作家、馳星周が彼の大ファンである事は、有名である・・。)。
彼の夢は、冷酷非情なギャング団「斧頭会」に入ることだった。
ある日、シンは悪事を働こうと「豚小屋砦」なるアパートに目を付けるが、何とそこに住んでいる住民たちは、かつてカンフーを極めた最強の達人たちだった。ー
・「少林サッカー」のチャウ・シンチーが、今作でも監督・製作・脚本・主演と大活躍。
・「豚小屋砦」の達人たちが、次々と現れる「斧頭会」の刺客を倒していく様は愉快痛快。
・「豚小屋砦」を仕切るオバサンの破壊力抜群の声(獅咆哮)や、フツーのオジサンのカンフー技も面白い。
・ラスボスとして現れた、コレマタ、禿げたオジサン火雲邪神の物凄い強さ。ギャップが面白い。
<火雲邪神に完膚なきまでにヤラレタ、シン。
だが、彼は幼少期に如来神掌の使い手になると言われておりながら、チンピラに成り下がっていた・・。
シンは、如来神掌の使い手として覚醒し・・。
もう、最後の辺りは何でもありなのだが、観ていて飽きない、面白きカンフー映画。
中坊の頃にTVで観たのだが、今観ても面白いなあ・・。>
哀愁アクション
なんだろう、「無理やり作らされた」みたいな作品
冒頭の抗争シーンは本気で人が殺されたりして
いったいどうなっちゃてるの?困惑。陰惨。なんでこんなに本気の表現なの?
その後、なんかよくわからない集合住宅の住人のシーンが続くが
ここに至ってもこれがどんな映画なのか全くわからない。
もう冒頭15分くらいでこの映画に対する興味がまったく無くなった。
その後、チャウシンチーが登場するが、なんのためにこの集合住宅に来たのかよくわからないし
なんかこの時点でもうどうでもよくなっている。
脚本・構成がとにかくいままでのチャウシンチー作品に比べて悪すぎる。
最初から観ているハズなのに、途中からしか観れなくて、
「あれ、この前に重要なシーンがあったんですか…?」
ってかんじ。
とにかく作り・脚本が雑。なんのことかさっぱりわからないまま
話が進んでいくのでぜんぜん乗れない。
「普通っぽい人」が実はすごい武術の使い手だった!
にしては、そこへ持っていくまでが下手すぎ。
予算がついたからなのか、撮影もなんか内容にそぐわない重厚感。
コメディっぽくないし、いったいなにがしたかったのか、謎。
いや、監督さん、精神状態大丈夫ですか?みたいな描写が続く。
「少林サッカーみたいなのをもう一本つくれ」って言われすぎて嫌になっておかしくなって
アンチテーゼでぶつけた作品なのだろうか。
でもそんなものに付き合わされる観客はたまったもんじゃない。
完全に失敗作。観なくていい。
もうひたすら驚いた!!
昨日深夜眠れないのでテレビを着けたらやってました。ウワッ!何ッという連続。全く予備知識なく見てたのですがもう目が釘付け。町はセットなのか本物なのか知りませんがもうサイコーの感じ。中国の架空の街という雰囲気大好きです。30分ほど過ぎてから見たようで前半はわかりませんが自分的には雰囲気。ばかばかしさすべてサイコー。
今まで見たことない世界でした。マッドマックスやエンジェルウオーズなどが好きなのですがまた違った世界を1つ知りました。後で調べて少林サッカーの監督だというのですが少林サッカーは知ってますがそれとは私的にはまったく違う世界で断然こちらがいいです。クルクル飴の女の子のエピソードも泣かせます。この監督天才だと思います。
完全に漫画の世界
【少林サッカー】と同じ香港の奇才チャウ・シンチー監督の作品。
監督が主演してます。
■グロさとコメディが混同して困惑
足とか首とか飛んじゃうし、流血も結構あって正直グロぃ・・
なのにそこに漫画のような笑いを入れてくるのでちょっと困惑。
どうせなら突き抜けた笑いにしてもらいたかった(´・ω・`)
■CG/VFXは日本よりクオリティ高い
香港映画ナメてたゎ。CGとか邦画よりクオリティ高いと思いましたよ。
■おばちゃんとの追いかけっこで爆笑しましたw
個人的にこのシーンが一番好き(´∀`*)ウフフ
■カンフーアクションも格好良い!!
結構本格的で魅了されますよ。
CG使いすぎたカンフーはちょっと萎えましたが
全体的に面白かったです。
■突っ込みどころ満載だけどそれでいい!
後半主人公が異常に怪我の治りが早くて「普通の人間じゃ、こんなのあり得ないわ」って
言うシーン・・観てる側はあんたら夫婦も普通の人間じゃないゎ!・・って思ったけど
きっと突っ込んだら負けなんだろうねw
グロさを抑えてくれたら、もっと楽しく観れたかな(;´∀`)
あの拳法の冊子欲しいわ~
久々に地上波で観た~。
チャウシンチーが調子よく映画作ってた勢いそのままの作品で、バカバカしいネタもしっかり組み込んでるのは、まさに香港映画だ。
冒頭の三人の達人が斧頭会と大暴れするシーンは如何にも…で楽しいし達人が集まると手合わせさせたくなるのも分かる。
斧頭会の報復で現れた暗殺者にあっさりやられちゃうのはこの世界のルール通りだし、豚小屋砦の大家がまた強いのもちゃんとネタになってる。
斧頭会のボスを小脇に抱えた大家のシーンは笑ってしまうが、武術の世界のルールは縁縁怨怨とか。
やり合えば必ず生まれる縁と怨み。
分かってて避けてた争いから、大家夫婦が戦いを決意したのに、もっと強いのが出てくるのがこの世界のルール(笑)
ラストのチャウシンチーの無敵化は途中までのマンが的な体質で説明つけてるし、「ありえねー」って事で片付くだろう。
飴の女の子のエピソードが香港映画にしてはやんわりとした展開でラストはホッとした。
正月映画
90年代の彼の超B級映画に逆戻りしたチャウ・シンチー映画。彼の持ち味である笑えないコメディを連発してくれた・・・まじで笑えないって・・・
笑えないのに楽しいんです。B級映画にとんでもないスケールのCGスタッフがナイス・サポートするんです。『少林サッカー』では徹底したサッカーネタで笑わせてもらったけど今回はどうか?と考えると、単に「コイツ弱そうに見えて実はムチャ強いんかいな」的なネタばかり。なんとなく吉本新喜劇風なのだ。日本でも関東と関西ではウケが違うかもしれない・・・「香港のコーエン映画」とも言えるか?
登場人物として、幼少時代の思い出の口の聞けない売り子の存在が良かった。彼女がらみではそれほど毒は無いし、ラストのオチも香港映画っぽくないので好感が持てます。そして、なぜかクレジットされていてビックリだったブルース・リャン!そういや面影あるなぁ・・・
おもしれー!
少林サッカーが面白かったので期待して見たが、期待通り面白かった!
小さな恋の物語、下らないギャグ、アクションとこれでもかと言うぐらいてんこ盛り!
映画のギャグって個人的に笑えないことが多いのですが、この映画は無理がなく、塩梅がちょうどいい感じでした。
無理がない、というのはこの映画の世界の中で起こることな無理がない、という意味で、個々のギャグで大爆笑、という訳では無いですが、この映画には必要不可欠だと思っています。
例えば、最初に3階から落ちてなんとも無い世界なので唇が偉いことになっても笑えますし、伏線ともなってますしね。
また、飴の絵を書いた時に「字でかけ」というのも笑えましたが、そらそうなるよwと思うし少しほろっとも来ます。
アクションシーンはさすが香港映画!と思いますし、単調にならないよう「見どころ」が満載です。見たことないような絵やシーンが沢山あります。
あと、他の映画からのオマージュがあります。
その場、そのシーンに相応しい、効果的な引用だと思います。
(あまり知らないですが)
例えばブルースリーの引用部分については元ネタ知ってても知らなくてもオバチャンの怖さ(笑)を伝えると同時に笑えますし、シャイニングの引用は牢屋の雰囲気は確かにあんなイメージだろうと思いますし。
私はそもそもカンフー映画が好きだし、
「大したことなさそうな奴が実はすげー」
てのがツボ、という事もありますが、
この監督のの笑わせる、泣かせる、驚かせる、のバランス感覚がツボなんだと思います。
ということで、ちょっと笑ってちょっと泣けてカッコイイ、とても楽しい映画です。
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