劇場公開日 2005年1月1日

「なんだろう、「無理やり作らされた」みたいな作品」カンフーハッスル buckarooさんの映画レビュー(感想・評価)

0.5なんだろう、「無理やり作らされた」みたいな作品

2021年8月14日
PCから投稿

冒頭の抗争シーンは本気で人が殺されたりして
いったいどうなっちゃてるの?困惑。陰惨。なんでこんなに本気の表現なの?

その後、なんかよくわからない集合住宅の住人のシーンが続くが
ここに至ってもこれがどんな映画なのか全くわからない。
もう冒頭15分くらいでこの映画に対する興味がまったく無くなった。

その後、チャウシンチーが登場するが、なんのためにこの集合住宅に来たのかよくわからないし
なんかこの時点でもうどうでもよくなっている。

脚本・構成がとにかくいままでのチャウシンチー作品に比べて悪すぎる。
最初から観ているハズなのに、途中からしか観れなくて、
「あれ、この前に重要なシーンがあったんですか…?」
ってかんじ。
とにかく作り・脚本が雑。なんのことかさっぱりわからないまま
話が進んでいくのでぜんぜん乗れない。

「普通っぽい人」が実はすごい武術の使い手だった!
にしては、そこへ持っていくまでが下手すぎ。

予算がついたからなのか、撮影もなんか内容にそぐわない重厚感。
コメディっぽくないし、いったいなにがしたかったのか、謎。

いや、監督さん、精神状態大丈夫ですか?みたいな描写が続く。
「少林サッカーみたいなのをもう一本つくれ」って言われすぎて嫌になっておかしくなって
アンチテーゼでぶつけた作品なのだろうか。
でもそんなものに付き合わされる観客はたまったもんじゃない。

完全に失敗作。観なくていい。

buckaroo