キル・ビルのレビュー・感想・評価
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金髪×日本刀×復習
最高のマッチングだな!!
もうテンポが良いからすごい密度の高い作品に仕上がるよなあ。
音楽の使い方も最高。あれだけ反復してるのに全く嫌にならず、むしろもっと聞きたくなるのはあれだけショートで印象的なサウンドだからかな?
ただ日本の場面はちょっと退屈だったりして。時代柄か少しチープに感じてしまった。
しかしアクション、ストーリー展開は素晴らしかった。クレイジー88との対決すごくなかった!?殺陣をあんなに真剣に見てしまったのは初めてかもしれない。
ひとりひとりの殺され方じっくり見たくなるような、シーンだった。
ゴーゴーは栗山千明以外ありえないね。あそこまでの貫禄出せる人いるんだね。素晴らしかった。(親が見たら泣きそう)
ルーシーリューがこんなに映えるとは知らなかったよ・・・。
時折みせる日本語には笑ってしまいそうになったけど、本当にキザなこと言ってて、タラちゃんどこでそんな言葉覚えたのよ。
戦う女ってやっぱり魅力的だね。両者ともかっこいいとしかいいようがない。
チャプターごとに全くテイストの違う作品に仕上げるのは、すごく野心的。
タランティーノ入門編
このようなご時世だからいっそタラはコロナ対策に勤しむ各国の医療従事者に多額の寄付でもした方が良い。
自分の考えはタイトルに明記してあると同じだ。
こんな、人間や動物の血と肉片でごった返した悪臭を放つ生ゴミみたいな本作品を世に出したタランティーノの功罪は大変罪深いものだ。
まともな良識を備えた人間なら、このような作品をエンターテイメントとして、それも対価を払って視聴してみたいとも思わない。
たとえ、レンタルDVDやオンライン動画で視聴するにしても、自分の大切な人との時間を共有したいので、こんな低レベルで下品な粗悪品は一緒に見ることは十分避けたい。
よく、タラの映画は一人で「ニヤニヤしながら見るもの」と、ファンや信者が言っているが、それってこの作品がまるで「AV」か「成人映画」みたいな趣向かテイストしか持ち合わせないものと、こちらでは解釈しているのだが、如何なものだろう?………。
よく、「キルビル」は、B級映画の名を借りた「A級のおバカ映画」だと評する向きもいるが、仮にそうだとしたら、なぜ、テレビの民放放送の「○○洋画劇場」等の映画番組で放送されないのだろう?
ファンが勝手にこの作品を「買い被り」し過ぎているのではないだろうか?
タランティーノ監督の作品はこれ以外にも視聴してきたが、本作だけは完全に「評価倒れ」であり、ウマ・サーマンのファッショナブルでクールな広告イメージだけが独り歩きし、勝手に世間からの肯定的イメージとのギャップが生じてしまった不運の作品という感が否めない。
タランティーノの作品は家族連れやカップルで楽しく時間を共有するように演出の配慮が全くされていず、むしろ、家族間やカップル間で意見が割れるような、仲間割れをわざとこの監督自身が人々の間で誘発させるよう、分断させるよう仕向けるような「悪意の意図」が監督のパーソナリティーから、また、この監督のこれまでの姿勢やインタビュアーへの態度から読み取れるのである。
つまり、この作品は製作したタランティーノ自身が確信犯で、自分の作品を見て恐怖におののくこちらの視聴者の「反応」を面白がって楽しんでいる愉快犯のような質の悪い監督の意図そのものだからである。
視聴者の幸せに寄り添うのではなく、視聴者をわざと怖がらせ、嫌な気分にさせる事によって監督自身が喜ぶという嫌な「詐欺的ビジネス」手法がこの作品から感じ取れてしまうからだ。
それが証拠に、「おふざけ」といえど、日本人が今まで封印してきたというか故意に海外の映画人たちに対して紹介出来ないようなかつての粗悪な「東映やくざ路線」それも70年代を全盛とする悪趣味な実録路線を全面的なモチーフとして提出している所にタランティーノの偽善性というか「底意地の悪い露悪趣味」を感じるのだ。
海外の映画人に我が国が映像作品として薦めるなら、まずは黒沢とか小津とか山田洋二とかが最も妥当で、サブカルでもよくて「寅さん映画」か「ゴジラ」のような怪獣特撮もの・東映でも「戦隊ヒーローもの」がせいぜいであろう。
それが、あろう事に、東映のしかも「修羅雪姫」「女囚さそりシリーズ」等のマイナーでしかも極めて陰湿で残酷性の高い作品群を先方のアメリカから提案してくるとはまさしく「青天の霹靂」といった所か!
日本側としてはまさしく「黒歴史」そのもので、やくざ映画は、むしろ隠しておきたいジャンルの類のものにカテゴライズされても然るべきと考えるのだが………。
また、そんな普段から違和感ありありの「キワモノ」を日本発の商品だからという理由だけでアメリカ人から一方的にあてがわれたら、当のまともな日本人としては正直苦笑する他はない。
「確かに、ヤクザやスケバンは日本発文化に違いはしないが………」と。 涙ww
正直、バブル時代前の自分たちの先人映画陣のやってきた悪行の数々の証拠を先方のアメリカ人たちから露呈されているようなそんな嫌な「褒められ方」だ。
日本人自身が我々の記憶から消し去りたい昭和のやさぐれたムード(不良文化)を、現在の無菌状態のような平和路線の時代に再び揺り戻され、喚起させられるような感覚をアメリカ人から一方的にあてがわれるような違和感だ。
あの頃を懐かしいと感じるような昔、不良だったチョイ悪オヤジにはノスタルジックで違和感ないだろうが、僕自身は現代の無菌状態の平和ムードの方が住みやすく、生きやすいので全く以てこの「キルビル」の世界観は正直日本人としても迷惑だ。
確固とした文化的で民族的にも妥当な根拠もなく、只々、『タランティーノが褒めてるから』とか『タランティーノが絶賛してるから』とか誰かが言い出したキャッチコピーを妄信して、この映画の本質を絶賛し、監督に理解を示すバカ者どもにも自分は違和感がありありだ。
当の日本人たちでさえ、タランティーノの存在以前は『「やくざ映画」だっせえ~~』とかそれらのやくざ映画から距離を置いてきた御仁が多い筈なのに、「パルプフィクション」の監督がモチーフに選んだ国として我が国がノミネートされた時点では褒め殺しが事実なのにも関わらず、外部には隠しておくべき恥ずべき「アングラ文化」をまるで誇らしげに自慢げに語るバカげた「変節漢」が多く輩出された事実に対し、実にこの国の「映画ファン」や「映画オタク」と言われる人たちは誠におめでたいオツム(頭)の持ち主ばかりだと感じ辟易させられている思いだった。
外国人に言われて初めて自分たちの価値(それでも、ヤクザに関しては恥ずべき文化だ。)に気づくのだが、それも、恥ずべき「アングラ文化」とは露知らず、自分たちの周囲やテリトリーでその褒められている筈の内容の精査も確認もせず、只々、「パルプ・フィクション」の監督が褒めていたという事実だけを鵜呑みにして、「バカ文化」を広める事に躍起になってる本当におめでたいタランティーノファン達には正直ウンザリさせられている。
自分としては、正直な気持ち、タランティーノからは『お宅の国では、かつて、こんなに野蛮でダサい文化が都会には満載だったんですよ~~』と半ば、冷やかしに近いバカにされている観・嘲笑観を一方的にこちらに植え付けられているようなメッセージさえこの映画から感じ取れるのだが……。
本当に、、我々日本人は堂々と外国人に対し「ヤクザ」少なくとも「ヤクザ映画」は日本の文化だと自信を持って彼らにその存在を説明出来るのだろうか?
少なくとも、タランティーノ自身が仮に現在、存在していなかったと仮定するにしても、本当に我々日本人はこの恥ずべき「アンダーグラウンド文化」としての「ヤクザ」の存在を外国人に正当に発信出来ていたのであろうか?
この映画が喧伝するかの如く、ことほどさように、日本の文化が誤解され、誤発信されても、日本人は恥じるどころか、誇りにさえ感じるのだろうか?
それらの違和感に対して、一分の疑問点も感じないのだろうか?
日本人は一部の心無いアメリカ人たちから「褒め殺し」にされている事実に気が付けないのだろうか?
少なくとも、自分自身の素直な映画の感想では、この映画自体は監督自身の素直な日本観であり、すべての日本人のイメージを辱めるものではないと思いたいのだが、監督の下手糞な編集と演出の為に、肝心の日本の良いところが正確にアメリカや外国に伝わらず、無残にも誤配信され、誤った日本のイメージが広まってしまったという感じが否めない。
悪意があるか何かわからないが、少なくともこの映画監督には「知性」も「教養」もない。
まして、「良識」など、これっぽっちもない。
本当にプロの「映画監督」なのか疑うほど、商業主義を無視する芸術至上主義それも自分の趣味を押し売りする独善性にはファンでなくとも「うんざり」させられる。
オマージュしてくれるのは結構だが、真似をするなら元ネタよりも更に2.5倍位魅力を引き出して元ネタに返すのが、アーティストとしての礼儀である。
「黒沢」や日本の時代劇を深くリスペクトしたジョージ・ルーカスが「スター・ウォーズ第一作目」で素晴らしいライトセーバーの剣劇を考え出したあの功績がある。
しかし、このタランティーノは逆で元ネタの魅力を超えられないばかりか、それらの質を落とし、それらの作者を「逆切れ」させるようなふざげた演出ばかりなぜかする。
「贔屓(ひいき)の引き倒し」のような。
本人にとっては「映画の常識を壊した」と、あたかも映画界に対し改革・前衛的な意図で本作品でこのようなバカげた演出を試みたのは理解できるが、それも映画としてあくまでも面白ければの話で、ただ、単に既存の様式美や型(かた)をぶち壊しただけで、元ネタ(ここでは、東映のやくざ映画)のエキセントリックさ、キッチュさを何一つ魅力を本作品から引き出していないし、それら当時のやくざ映画を見たこともない若い観客にうまく伝えきっていない。
少なくとも、映像が汚さすぎるし、ここまで血や斬られた腕や内臓や肉片で画面を汚す必要もない。
先人の若山富三郎が生きていたら、間違いなく、若山氏はタラを叱責するだろう。
要するに、監督の趣味や改革への努力が空回りしている。
つまり、「ヘタクソ」であり、表現者としては「未熟」なのだ。
観客からの潜在ニーズにも応えていない。
この監督は中学生並みの脳みそしか持ち合わせていないのか、目上の者や先人・権威ある人への「ビジネスマナー」、悪い意味で「忖度」という態度が全く出来ないようだ。
アーティストとしても、「ビジネスマン」としても失格である。
出来ればこの監督にはオマージュされたくないという先人が国際世論的には現在では妥当な線ではないだろうか?
オマージュされて喜ぶはずの「エンニオ・モリコーネ」でさえ、ヘイトフル・エイトでのタランティーノからのオファーはいかにも迷惑で気が乗らないような表情をしていた。
「ワンス・アポン・ア・タイム……」のシャノン・リーしかり。
井筒監督が本作品をぼろクソにけなしていたが、そう言わせしめてしまう真っ当な理由や根拠が、この作品を見て自分にも彼の心情が痛いほどよく理解出来る。
日本人ならば、又は日本の国をよく理解している外国の方でも本作品の無茶苦茶ぶりな演出には異議を唱えるのは必然的な事だとは思うのだが……。
(勿論、僕は井筒監督の作った映画は「2代目はクリスチャン」しか知らないし、特に彼の支持者やファンでもないが、監督の本作品への批判はまともな日本人なら理解出来る筈なのだが……。
井筒監督の批評を快く思わない御仁も多いとは思うが、実際に事実を言っているのだから、これはこれで素直に聞き入れるべきだろう。)
そんなタランティーノの毒気に充てられた犠牲者がこの国にだけでなく、本国アメリカにも現在少なからず存在するという事実は、Youtube上で「tarantino sucks」や「tarantino garbage」で検索するとうんざりするほどヒットする事からも、あながち、前述の井筒監督の批評の事実も当たらぬも遠からじだろう。 (もっとも、タランティーノファンからは信じがたい事実だろうが。)
もう、タラはいい加減、悪趣味な映画作品の制作から足を洗って、TVディレクターとかに業種転換してほしい。
そんなに、おぞましい不気味なゾンビや生命体やヒトのギミック・剥きだした内臓の解剖図が好きならば特殊メイクのアーティストにでも転職すればいいじゃないか。
ちょうどいいご時世なので、君が過去にゴミのような作品を大量に粗製乱造したという罪をあがなうために「汚名挽回」として、この映画から受けた興行収入の何10%かを現在コロナ対策で駆けずり回っている医療従事者や対コロナの新薬と血清を製造開発途上の製薬メーカーに寄付するという提案を君に示したい。
君の名声は間違いなく上がり、「大量屠殺業者」「食肉解体業者」としての負のイメージを払拭出来るいいチャンスだと思うのだが、如何かな?
暴力団やヤクザの親分が災害の被災地に無償で名も明かさず、若い衆を連れて現地で炊き出しをやったり、親分自体が多額の寄付金を匿名で被災地に送るのと同程度の美談になるはずだが………………………………………。
なんちゃってチャンバラ・・
タランティーノ監督が日本文化をもとに作品を作ってくれたことはとても嬉しいこと。ハリウッド映画で、日本人キャストもたくさん出て、日本語が飛び交うのは、日本人としては、素直に嬉しい。
ただ、全然面白くなかった・・・なんか、監督がこんなシチュエーションカッコいい!こんなキャラクターイカしてる!っていうものを短編で繋ぎ合わせただけの映画だったかな。しかも、発想が中学生が考えそうなやつ・・
そして、ユマ・サーマンのアクションがレベル低すぎ。腰の入ってない、棒立ちのなんちゃってチャンバラ・・主演張るんだったら、もうちょっと頑張ってほしい・・
他にも突っ込みどころが多過ぎて。飛行機のハリボテ感・・機内にむき出しの刀・・KILL LIST・・挙げだしたらキリがない。
恐るべき驚異の才能!これこそボーダレス化した21世紀を先取りしてみせたアクション娯楽映画だ
パルプフィクションが更に進化した究極の姿がここにある
あまりの事に呆れ返り、ゲラゲラ腹を抱えて笑い通してしまう
しかし、確実に感動があなたを襲うだろう
なんという才能だ!
単なる日本のヤクザ映画のオマージュでは決してない
誰も観たことのない映像世界が展開されているのだ
それはデ・パルマ的ハリウッド、マカロニウエスタン、カンフーの香港、そして日本のヤクザ映画とチャンバラ映画、果てはアニメまで!
これらアクション娯楽映画の最高のエッセンスを蒸留させ濃縮してシュールレアリズムに再構成したものだ
これこそボーダレス化した21世紀を先取りしてみせたアクション娯楽映画のあり方だ
これを上回るようなアクション娯楽作品は当分作れないだろう
タランティーノの才能、正に恐るべし
音楽の選択のセンスも驚異的だ
全面降伏せざるを得ない
タランティーノの映画愛に溢れる自己満映画
当時、タランティーノの映画はスタイリッシュな扱いをされていたので、これを理解できないと流行に乗り遅れてる、みたいなところがあったが、今観ると自分の好きな映画のエッセンスをこれでもか!と詰め込んだ、タランティーノの映画愛に溢れる自己満映画だと思った。見せ場は間違いなく東京のクラブ?でのウマ・サーマンと日本のヤクザの一騎打ちシーンだと思うが、この「東京のクラブ」は、一度も海外に出たことない田舎のアメリカ人が想像する「トーキョーのクラブ」のイメージみたいと思った。それと、Oren Ishii の子供時代を描く任侠アニメ?が当時も衝撃だったが、今観ても怖かった。ああいう世界は苦手だ。「自己満映画」と言ったが、とても面白いことには間違いない。
おすすめはできない。
映画館-7
公開当時、勇気をふりしぼって、ひとりで映画館に見に行った映画。
でも計算すると、R指定にひっかかってるはずなのに、どうやってかいくぐったかは謎。
覚えてない。
でもどーーしても見たかったのを覚えてる。
なんかこれ、すごい!センセーショナルな気がするって直感で感じたから。
見て、最初の何分かで後悔した。
当時の自分にはグロくて。
ヤッチマッタナー!と心で叫んでた。
でもいつの間にか、その世界観にめちゃくちゃはまってた!
ブルース・リージャージ(知らなくて、わたしはチュンリーだと思ってた)に身を包み、刀を背負って飛行機乗れちゃうユマ・サーマン。
今や、あんた誰な顔になってますけど、当時は綺麗。
ルーシー・リューのカタコト日本語もマイブームでした。
栗山千明の存在感もすごくて。バトロワといい、こういう不気味な役もやってほしいんだけど、やらなくなったよね。蒼井優がやってる気がする。
アクションシーンも痛々しいけど見もので、特に最初の主婦の家での戦いが好きでした。
家にあるもので戦うという。
当時、タランティーノが残された一人娘をスピンオフしてブライドに復讐しにいく話を作りたい、と話してた気がするんですが、やるのかな?
これだけ日本愛を全面に出してくれた映画もなかなかないと思うし、日本人がところ狭しと画面を走り回るという、斬新な作品だと思います!
面白い
日本庭園での決闘👍
ユマ・サーマンが白い着物姿のルーシー・リューと雪の日本庭園で対決するシーンが一番好き。いかにも西洋人の日本趣味、ステレオタイプ的時代劇シーンといった感じだが、二人ともかっこいいことに変わりはない。
ふむふむ
海外から見た日本のイメージというのはこういうものかということがよく分かりました。
カタナ、ヤクザ、セイフク、マンガ...などなど
様々な要素が組み込まれていて、楽しんで作っているんだろうなあって思いました。
深作欣二に捧ぐと書いてあったので、元になった映画があるんだと思います。
おそらく似たようなシーンがあるのですね。気になります。
音楽もすばらしい。
病院で毒蛇が殺しにくるところなんかは、本当に恐怖を感じるような演出でした。
こんなに好評価が多い中低くつけるのは気が引けますが、
自分には受け付けないシーンが多かったようです。
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