キル・ビルのレビュー・感想・評価
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恐るべき驚異の才能!これこそボーダレス化した21世紀を先取りしてみせたアクション娯楽映画だ
パルプフィクションが更に進化した究極の姿がここにある
あまりの事に呆れ返り、ゲラゲラ腹を抱えて笑い通してしまう
しかし、確実に感動があなたを襲うだろう
なんという才能だ!
単なる日本のヤクザ映画のオマージュでは決してない
誰も観たことのない映像世界が展開されているのだ
それはデ・パルマ的ハリウッド、マカロニウエスタン、カンフーの香港、そして日本のヤクザ映画とチャンバラ映画、果てはアニメまで!
これらアクション娯楽映画の最高のエッセンスを蒸留させ濃縮してシュールレアリズムに再構成したものだ
これこそボーダレス化した21世紀を先取りしてみせたアクション娯楽映画のあり方だ
これを上回るようなアクション娯楽作品は当分作れないだろう
タランティーノの才能、正に恐るべし
音楽の選択のセンスも驚異的だ
全面降伏せざるを得ない
タランティーノの映画愛に溢れる自己満映画
当時、タランティーノの映画はスタイリッシュな扱いをされていたので、これを理解できないと流行に乗り遅れてる、みたいなところがあったが、今観ると自分の好きな映画のエッセンスをこれでもか!と詰め込んだ、タランティーノの映画愛に溢れる自己満映画だと思った。見せ場は間違いなく東京のクラブ?でのウマ・サーマンと日本のヤクザの一騎打ちシーンだと思うが、この「東京のクラブ」は、一度も海外に出たことない田舎のアメリカ人が想像する「トーキョーのクラブ」のイメージみたいと思った。それと、Oren Ishii の子供時代を描く任侠アニメ?が当時も衝撃だったが、今観ても怖かった。ああいう世界は苦手だ。「自己満映画」と言ったが、とても面白いことには間違いない。
おすすめはできない。
映画館-7
公開当時、勇気をふりしぼって、ひとりで映画館に見に行った映画。
でも計算すると、R指定にひっかかってるはずなのに、どうやってかいくぐったかは謎。
覚えてない。
でもどーーしても見たかったのを覚えてる。
なんかこれ、すごい!センセーショナルな気がするって直感で感じたから。
見て、最初の何分かで後悔した。
当時の自分にはグロくて。
ヤッチマッタナー!と心で叫んでた。
でもいつの間にか、その世界観にめちゃくちゃはまってた!
ブルース・リージャージ(知らなくて、わたしはチュンリーだと思ってた)に身を包み、刀を背負って飛行機乗れちゃうユマ・サーマン。
今や、あんた誰な顔になってますけど、当時は綺麗。
ルーシー・リューのカタコト日本語もマイブームでした。
栗山千明の存在感もすごくて。バトロワといい、こういう不気味な役もやってほしいんだけど、やらなくなったよね。蒼井優がやってる気がする。
アクションシーンも痛々しいけど見もので、特に最初の主婦の家での戦いが好きでした。
家にあるもので戦うという。
当時、タランティーノが残された一人娘をスピンオフしてブライドに復讐しにいく話を作りたい、と話してた気がするんですが、やるのかな?
これだけ日本愛を全面に出してくれた映画もなかなかないと思うし、日本人がところ狭しと画面を走り回るという、斬新な作品だと思います!
面白い
日本庭園での決闘👍
ユマ・サーマンが白い着物姿のルーシー・リューと雪の日本庭園で対決するシーンが一番好き。いかにも西洋人の日本趣味、ステレオタイプ的時代劇シーンといった感じだが、二人ともかっこいいことに変わりはない。
ふむふむ
海外から見た日本のイメージというのはこういうものかということがよく分かりました。
カタナ、ヤクザ、セイフク、マンガ...などなど
様々な要素が組み込まれていて、楽しんで作っているんだろうなあって思いました。
深作欣二に捧ぐと書いてあったので、元になった映画があるんだと思います。
おそらく似たようなシーンがあるのですね。気になります。
音楽もすばらしい。
病院で毒蛇が殺しにくるところなんかは、本当に恐怖を感じるような演出でした。
こんなに好評価が多い中低くつけるのは気が引けますが、
自分には受け付けないシーンが多かったようです。
『やっちまいなぁー!』痛快アクション復讐劇‼︎漫画ぽっい映画です。
この作品は、簡潔に言うとタイトル通りかbillを殺そうとする物語です。その前に四天王的な奴等に復讐するのが、この第1作です。少し漫画みたいだなぁーと思いながら見てましたが、まあ面白かったです。見所は、日本を舞台にし、役者も日本人役者が、多くでてました。中でも私が、すきな俳優國村隼さんが、ああなってしまうところでは、思わず、『じゅーーん』と心の中でさけんでいました。二つ目は、アクション満載のシーンで、血が、ぶっしゃぶっしゃでてるので、グロテスクなシーンが、苦手な人は、見るのをやめておいた方がいいですが、そうでない方には、充分楽しめると思います。少し、おかしいなぁと思うところは、あると思いますが、監督自身『これは、おいらのファンタジーさー』みたいなことを言ってるので、気にせず見てください。アクション以外は、これといって、印象深いものは、私にとって、感じられませんでした。が、とにかく、アクションシーンは、すごいです。タランティーノ監督の映画愛が、込められた作品なので、映画好きには、楽しめると私は、思います。しかし、何回もしつこいようで申し訳ないのですが、漫画ぽっい映画と私は思います。面白いからいいのですが
どうでもいいことですが、北村一輝さんは、劇中にわかりにくいですが、2役で、出演しているそうです。
オタク演出が冴え渡る
この映画に使われているオマージュを数えたらいくつになるんだろう。
香港映画、日本映画などの要素をふんだんに盛り込んでいる。
中でもわかりやすいものと言えば、ブルース・リーみたいな主人公の格好、
そして日本のクリエイターによるアニメパートだと思う。
正直うらやましい。自分の好きなものを好きなだけ詰め込みつつ、
そこに+αのオリジナル部分を組み込んでヒットさせる。
こんな事をできる監督はそうそういない(あとはウォシャウスキぐらい)。
ここからタランティーノのファンになった人達は前後の作品に戸惑いが
隠せないようだが、この監督は別にアクション映画監督ではない。
どちらかというとサスペンス系なのだが、この浮き具合がいい。
たぶん最高傑作。
タランティーノ流アクション映画
タランティーノがいかに日本映画が好きかよくわかった。この映画では別に人物描写に深みがあるわけではない。現にザ・ブライドが殺そうとするビルは何者かさえよくわかっておらず、内面が少しでも描かれているのは主役のザ・ブライドとオーレン石井のみ。
でも、この映画は文句なしに楽しめる秀作アクション映画である。そこら辺のハリウッド大作アクション映画の10倍は面白い。それにタランティーノが楽しんでこの映画を撮ったのが手に取るようにわかる。
僕が見たのはBlu-rayのUS公開バージョンだが、それでも十分にグロい。クレイジー88との戦闘シーンが白黒になっているが、それはそれで楽しめる。だが、皆さんには是非日本公開バージョンを見ていただきたい。
(11年4月4日)
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