「これぞハリウッドの日本!」キル・ビル 盲田里亭さんの映画レビュー(感想・評価)
これぞハリウッドの日本!
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刀はみんな持ってるし、ヤクザ、意味のわからないくらい都会なTokyo、江戸っ子みたいな沖縄県民
こんな日本って、どこが作る?誰が作る??
そう、ハリウッドだ!
スーツに刀、私は西洋人が想像する日本が大好きだ。彼らの想像には意味が無い。カッコイイを最優先した結果、私達は刀を持ったり、江戸っ子みたいな口調で話したりする事になる。
こんなに高密度のトンデモ日本は初めてだ。もはや気持ちがいい。
内容は、シリーズ物で「復讐は冷めてからが美味しい」という事で4年越しに復讐しに行きますという話。
まずアクションが素晴らしい。映画冒頭のターゲットとの戦いでは机や棚を活かした戦い方。そして緩急とユーモア。良いね。
途中でアニメになる。これも日本びいきかな?良いね。
でもあんな赤すぎるスナイパーは居ないだろ、2キロ先でも分かるぞ。
そして、日本。強い女子高生、これまた西洋人が好きそうなものを作った。いや日本人も好きなんだけどね笑(今の漫画とかJKが武器持ってなんぼみたいな節あるし)
そして白黒になってブラックマンバが殺陣をするシーン。いや良い。時代劇を意識しているのだろう?良い。
そして雪景色の中での一騎打ち。これも魅せにきてる。
トンデモ日本って結局中身が無いんですよ。カッコイイを追求した結果だから。しかし、いやだからこそ映画で映えるんです。軽いトンデモ日本は、「なんだこれ?」を出してしまう。だからこんなにも高濃度のトンデモ日本を演出した事を褒め称える。いい作品だった。
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