「医療ホラー・アクション映画」アイランド(2005) odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
医療ホラー・アクション映画
クリックして本文を読む
マイケル・クライトン監督の「コーマ(1978)」は悪徳病院の臓器売買を描いたスリラー映画だったがさしずめその手の近代バージョンなのでしょう、アメリカの金次第の医療制度を見ていると、そう遠くない未来にバイオテクノロジーの倫理的一線を越えた事件がおきてもおかしくは無いから、ある種社会派医療ミステリーの先駆けと言っても良いのだがお金のかかっている割にはB級ティストが漂う・・。
先ずは胡散臭い施設であることはすぐに分かるが、主人公同様、ここはどこ、私は誰?状態が長すぎてイライラする、逃亡が始まってからは怒涛のアクション、大統領のスペアまで居たところをみると国家ぐるみの移植臓器製造工場だと分かるが黒幕までは行き着かないでジ・エンド。
仲間のクローンを解放したのは良いけれどその後が気がかり過ぎて手放しでは喜べない。
ブレード・ランナー風の凝ったシチュエーションを持ち出した割には派手な逃亡劇にしか印象に残らなかった。ビルから落ちてもかすり傷もなしというのはスカーレット・ヨハンソンだからでしょう、美女は強し。
コメントする