アイ,ロボットのレビュー・感想・評価
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考えさせられる映画
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ロボット全盛時代に権威の博士が死亡。刑事ウィルが捜査する。
そして博士が作ったロボットのうち1体が知能感情を持っている事が判明。
ウィルは最初はソイツ(サニー)が博士殺しの犯人と見るが、違った。
博士はいずれコンピュータが暴走して革命を起こすことを予期していた。
それに対抗するためにために作ったこのロボットを作ったのだった。
そしてついにその日が来て、ロボット全員が人間の敵となる。
ってか、人間は愚かでどうせ自滅するから自由にはさせまいとする。
それをウィルがサニーの助けを受けながら制止、成功。
そこに友情のようなものが生まれる。
人間はこの事件を反省し、全国のロボットを一箇所に呼び寄せる。
全て廃棄処分にしようとしたのかようわからんが、サニーがそこへ来た。
全ロボットがサニーの方を向いたところで終了。
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いやー、楽しい映画だった。
そして何でもコンピュータ任せにするのはよくないと思った。
嫁は子供いなくてもこういうロボットなら欲しいなと言った。
おれもそう思った。下手な子供よりよっぽど賢いし可愛い。
最後は中途半端に終わるけど、あの後どうなるのだろう。
嫁はサニー含め全ロボットは廃棄処分になるという。
ホンマか?何適当なこと言うとるねん(場)
人が人を殺す時代が懐かしい
人間が好きだ。殺人を犯すロボットはゼロだ。人が人を殺す時代が懐かしいぜ・・・っておい。ロボット三原則なるものが提唱されてからは、これをモチーフとしたロボットドラマが数多く作られてきたと思う。この映画は敢えてその原点に戻って、シンプルにそしてスリリングに踏襲しているだけなのだ。
展開としては、ウィル・スミス中心のサスペンス・ドラマといったイメージの方が強く、彼のトラウマや左腕の秘密などは面白いのだが、アドレナリンが放出されるまでには至らない。失敗の一つは、NS-5型ロボットのデザイン。そして、ロボットにも感情移入させる映画が多い中、この作品はスプーナー刑事ただ一人の物語になってしまっていることだろう。
お気に入りは、冒頭でかかるS・ワンダーの「迷信」。スプーナーの部屋も現代風で人間味あふれていることが面白かった。映像では、NS-5が赤くなって隊列を成すところもゾッとするくらいの素晴らしいCGでした。
非常に面白かったです
非常に面白かったです。 近未来を表現した CG、 事件に絡んでいく謎、 派手なアクション。 面白い映画に必要な要素がすべて詰まっていました。 最後に [正しいロボットが破壊され、 間違ったロボットが生き残る] というストーリーも、 個人的には好きでした。 結局、 正しいことには心がないのです。 見終わった後に考えさせられました。
ただし、 不自然な点も有りました。 主人公の刑事いがいは誰も、 一度もロボットに攻撃されたことがない、 という設定は不自然すぎました。 この映画の論理で考えるならば、 今までもロボットは なんども人間を攻撃していなければ不自然です。 それに、 主人公の刑事が極端にロボットを嫌っている理由も希薄すぎました。 もう少し重大な事件があったことにするべきでした。
面白い
ロボット嫌いのスプーナー刑事。ロボット工学3原則のプログラムで決して人に危害を加えないロボット。ロボット工学3原則に縛られない感情を持った特別なロボット、サニー。
ロボットの捉え方がとても面白いし、車社会も斬新でかっこいい。動力はガソリンではなく、タイヤもなく、手動運転より自動運転の方が危険と捉えられている。単純に楽しいな〜と思えた。
ハリウッドは猫の効果音がいつも同じ
これは何故なんでしょうね
この映画は人工知能が人間に歯向かうという事が核な話なわけですが、面白いと思ったのがロボット物に出てくる3原則を人工知能自体が独自に解釈を変え襲ってくるという事
3原則は人間を傷付けないなどのロボットに課せられたルールですが、人工知能が成長すればする程原則に対する解釈を変え、解釈が変われば3原則に対する考え方も変わり、本来のルールを冒す事も辞さないというロジックが面白い
実際の所、現実に人工知能が人間と同じ様に造れたなら本当にこうなりそうな気がしますね
いろんな意味が込められている作品
何度見ても飽きないですね。
私はヘンゼルとグレーテルのように、僅かなヒントを頼りにその謎を解いていきました。
生存の可能性が高い人を助けるロボットに対して、スプーナーは不信感を抱きます。
確かに人間の感覚では、理不尽に思えることもありますが、そう判断したロボットに何よりも優先させなければならない理由があるなら理解できるのかもしれないと思います。
そして、突然赤く光り始めるロボットの暴走。
初めロボットはまるで奴隷のような扱いでした。
それが人間ならある一線を超えると限界が来ます。
その原因となっているのがメインとも言える「ヴィキ」の存在です。
ヴィキは「私のロジックは完璧です。」を繰り返しますが、誰も納得させられないのは、彼女のロジックが自然科学を主体とした理論ではなく、特別な環境内あるいは特殊な設定での論理(ロジック)だからなのでしょう。
それは全体のために多少の犠牲はやむを得ないという利己主義的な発想にあります。
多数のロボットを奴隷扱いしておきながら、更にそれを進めようとするのは、三原則の自己を守れという部分に反します。
ロボットはバカではありませんから、それぞれの役目を果たそうと動くのですが、ヴィキ自体が悪意で動かされている場合、自動ではなく手動で動いているのだと思います。
つまり、ロボットを統率する役目のヴィキを蝕んでいるものを排除しなければならないのです。
最後にヴィキ本体に何かを注入するシーンがありますよね。
あれはいったい何なのでしょうか。
殺菌?・・・それとも完全自動プログラムでしょうか?
もしかしたら、どっちもなのかもしれません。
もう1つ、サニーの描いた絵は彼の夢だと言いました。
誰かがたくさんのロボットたちへ何かを伝えるための橋渡しをすべきだと思ったのでしょう。
それをロボットに対していろんなことを知ろうとしたスプーナーに託そうとしたのかもしれませんね。
「昔はよかったな」「昔って?」「人が人を殺した時代さ」
映画「アイ,ロボット」(アレックス・プロヤス監督)から。
舞台は、人間とロボットが共存する2035年のシカゴ。
永遠・絶対・完璧なはずの「ロボット3原則」が崩れる。
そこでは、ロボットが人間に逆らうことは想定しておらず、
「想定外」という人間たちの驚きが、ちょっとわざとらしい。(笑)
そして、ロボットが人間と戦い、殺しあうシーンが繰り返される。
そんな場面に遭遇して、警備にあたった警察官が呟く。
「昔はよかったな」「昔って?」「人が人を殺した時代さ」
この会話は、インパクトがあった。
もちろん、人間同士でも殺し合うのは良いわけではないが、
人間が開発したはずのロボットに殺されるのは、納得がいかない、
そんな意味で、採り上げてみた。
ロボットまで飛躍しなくても、自動車をはじめとした機械(マシーン)の
操作を誤って、人を殺してしまうのも同じ気がしたからだ。
自動車事故に巻き込まれ、命を落とした人たちの遺族にとっては、
自動車さえなければ・・と感じるに違いないのだから。
便利な機械も、時には凶器になることを意識して過ごしたい。
P.S.
最後に、人間を殺す理由をロボットが語るシーンがある。
「人間を守るためには、人間の犠牲も必要です。
確かな未来のためには、自由も制限されます。
私たちが人類の生存を維持します。人類は未熟です。
私たちが、守らなければ・・」
戦争、原発、地球温暖化、何一つ解決できない、未熟な人間たちを
ロボットは「ロボット3原則」に従い、守ろうとしている。
これって、正論かもしれないなぁ。(汗)
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